今回は、アドゥリンミッション第3章第4節第3項「英知の宝庫」を進めていきます。

攻略手順
東アドゥリンのセレニア図書館(F-10テンキー9あたり)に入り、イベントを見ます。Waypoint「SCT.ワークス前」のすぐ近く。入口にいるEppel-Treppelに話しかければ中に入れてもらえます。
ストーリー
レイにおしりを蹴っ飛ばされそうになり、慌ててPIO.ワークスを飛び出してきたレルフィーは、その足でセレニア図書館へとやってきました。
図書館の中に入ると、ちょうどAndreineが近くにいて、話しかけてきました。
Andreine「ようこそ、レルフィーさん。本日はどのようなご用件でしょう?アシェラさまは今日はいらしておりませんけど。」
「今日はアシェラに用があるのではなくて、オーダーサインについて調べたくて……。」
Andreine「オーダーサイン……初代王の遺剣、ですか?歴史関係の本でしたら、奥の棚の一角にまとまって置いてあると思います。」
Andreine「あ……あの、今日はあまり騒がしくなさらないでくださいね?」
Andreineに教えてもらった棚のあたりまで移動してみると、いくつか気になるタイトルの本があります。その中から、まずは「アドゥリン英雄伝」を手に取ってみました。表紙には、アドゥリン家の紋章が描かれています。
『─白き翼よ、燕に祝福を与えたまえ─』
本を開いてみると、「アドゥリン英雄伝」の冒頭に、初代王について書かれた章を見つけました。
……こうして、初代のアドゥリン王は11人の部下と共に大陸の奥へと進んでいった。行く手に立ちはだかる幾百の獣たちを蹴散らし、覆いかぶさるように迫ってくる樹海を掻き分け、さらにその奥深くへと。
だが……ウルブカの地はそんな一騎当千の彼らさえ拒むほどの魔境だったのだ。
11人の勇敢なる王の部下たち。だが、ある者は大剣ほどもある牙をもつ獣に倒され、ある者は這い回る蔓草が吐く毒にやられ、ひとりまたひとりと減っていった。
最後まで王に付き従うことができたのは、鼠騎士家の初代当主、幾頭もの獣を従えることができた男、獣騎士の二つ名をもつモリマー、唯ひとりだったという。
そうして、大陸の奥で何かが起こった。そこで何が起きたのかは、遥かな昔のことで誰にもわからない。
だが、初代王はその地で倒れ、自らの命が尽きつつあることを悟った。自らの証とするために、形見の品とひとふりの剣を「獣騎士モリマー」へと託した。
『これより先、人はウルブカに永劫立ち入るなかれ』
そう言い付けてアドゥリン島へと還したのだ。モリマーは王の遺志を伝えた後、たったひとり、また森へと戻っていったという……。
続いて、「王家の宝物展」という本を手に取りました。この本は、どうやら王家の宝物についてのカタログのようなもののようです。
『オーダーサイン』
初代王オーグストが、肌身離さずに持ち歩いていたとされる懐剣。
代々のアドゥリン王は、即位の際に民の前で『オーダーサイン』を掲げ、初代の王の遺志を受け継ぐ旨を宣言する習わしになっていた。
現代では、王家は一名家となり、同盟の一員でしかなくなったが、アドゥリン家を継ぐ者は、昔ながらにこの習わしを守っている。
不思議な力を宿しているとの実しやかな噂もあるが、その真偽は不明である。
続いて、「英雄王と金獣王」という本を手に取りました。大きな獣が鎧姿の男の前で、後ろ足で立ち上がっている絵が描かれています。どうやら、初代王の冒険を基にした、子ども向けの読み物のようです。
……おうさまたちのまえに立ちはだかったのは、それは大きなけものでした。その大きさったら!まるで小さな山ほどもありました。見上げると首がいたくなるほどです。
ぜんしんをおおう毛が、きらきらとお日さまにかがやいています。
がおう、とけものがほえました。ふりかざしたツメは、ひとつひとつが、おうさまが手にした剣よりも大きくてきょうぼうです!
「おまえたちは下がっていろ!」
おうさまはなかまをかばうと、たったひとりでけものと戦いました。
なのかななばん戦って、ようやくけものは「ごめんなさい」と負けをみとめたのです。
「おまえはなにものだ?」
「わたしは、テラクァルンともうします」
「では、テラクァルンよ」
「はい」
「おまえは負けたのだから、わたしにしたがうのだ」
「わかりました」
こうして、おうさまは大きな大きなけものをしたがえて、さらに森のおくへと進んでいったのです。
一通り目を通し終わった頃、Andreineが声を掛けてきました。
Andreine「どうでしたか、レルフィーさん。」
「アドゥリンで発行された本は、ここにあるもので全てですか?」
Andreine「はい。アドゥリンで発行された本は、ここに全て収められています。」
「アシェラの剣について、もっと詳しく書かれた本はありませんか?」
Andreine「申し訳ありませんが、図書館にある本以上のことはわたしにもわかりかねます。」
Andreine「あの……もし剣について知りたいのでしたら、アシェラさまご自身に聞いてみたほうが良いんじゃないかしら……。」
ちょうどそこへ、テオドールがやってきました。
Teodor「遺剣の伝承について思い出したことがあってね。まだいるかと、こうして立ち寄ってみたのだが……ふむ。丁度調べものが終わったところかね?」
「はい、ちょうど調べ終わったところです。」
Teodor「ふふ、タイミングが合ってよかった。で、どうだい。君なりに調べて遺剣の情報は得られたかね?伝承の話の前に、もしよかったら聞かせてほしいね。」
レルフィーは、たった今、本を読んで得た知識をテオドールに話して聞かせました。
Teodor「ほぅ、さすがはセレニア図書館。知識の宝物庫と呼ばれるだけはあるねえ。それだけ知ったのなら話も早い。」
Teodor「では、私が知ってる古い伝承の言葉を教えてあげよう。もっとも、私の知っている伝承と一部の者が知る伝承では多少の差異はあるがね……。」
『彼の地に災い降りかかりし刻。燕の王の盟約により、漆黒の剣の光の下へ森の守護者は集うであろう……。』
『其は白き翼持ちて、6つの刃を携えしモノなり。』
うーん、この古い伝承の言葉だけでは、よくわかりませんね……。
Teodor「ふふ、まあ、伝承などというものは得てして小難しい言葉の羅列のようなものさ。だが、そんな言葉がなにかのきっかけになるかもしれないよ。覚えておいて、損はあるまい。」
Teodor「さて、私の用事も済んだ。ではまたゲームでも楽しもう。さらばだ。」

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