今回は、アドゥリンミッション第3章第4節第4項「オーグスト王と残されし剣」を進めていきます。
攻略手順
東アドゥリンのアドゥリン城門前K-9のテンキー3あたりにいるPloh Trishbahkに話しかけ、イベントを見ます。
ストーリー
アシェラに会うためアドゥリン城門前へとやってきました。城門前で、門番のプロ・トリシュバクと侍女のフレミラが何やら話をしているようです。レルフィーが城門前まで近付くと、フレミラがこちらに気が付いて……。
Fremilla「あら……あなた!………………誰だっけ?ええと、ほら。あなた、前に見たことあるわ……待って待って。今思い出すから。」
Fremilla「ええとそう、中の国から来た開拓者で、最近大大活躍しちゃってる……レルフィーさん?でしょ?ほら、覚えてた!」
Fremilla「っと。そんな場合じゃないんだった。ねぇ、まさかと思うけど……あなた、姫さまを見なかった?アシェラ姫さまのことよ、もちろん。もうわかってると思うけど。」
Fremilla「見てないのね?そう……困ったわ。また、森に行ってしまわれたのかしら。」
なぜアシェラが森に行ってしまったと思ったのか、フレミラにもわからないようです。むしろ、アシェラはレルフィーに心を開いているようなので、レルフィーの方が知っているんじゃないか、と言われました。
アシェラは明るく振る舞っていますが、今は大変な状況に置かれています。実の兄であるユグナスが、あんな……あんな。
Fremilla「かわいい!やぁん、抱きしめたい!ぬいぐるみみたい!」
Fremilla「……はっ!い、今のは聞かなかったことに。い・い・わ・ね?」
Fremilla「こほん。まあ、そういうわけですから、アシェラさまはお悩みなんです。さらに、最近はお城の中でさえ、推進派と反対派の家の方が出会うと、すぐに喧嘩を始めてしまいますし。だから、尚の事、お城にいるのが辛いのでしょうね。お心はわかるのですけれど……。」
Fremilla「あの頃もそうでした……。」
あの頃……フレミラが、アシェラ姫の乳母をしていたというフレミラの母親から聞いた話によると、ユグナスがまだ当主になる前、若くして聡明だったユグナスは、まだ子ども子どもしていた頃から、彼の父親と再開拓を行うべきかどうかで何度も口論していて、城内の雰囲気がとても険悪になっていたことがあったそうです。
アシェラはあのような勇ましい格好をしていますが、本当は争いごとが嫌いな性格であり、感受性が豊かな方。それゆえ、重苦しい空気に耐えられず、あるときお城から森の中へ逃げてしまいました。
あの森は、成人もしていない子どもが、ひとりで生きていけるような場所ではありません。
城からはすぐに捜索隊も出ましたが、アシェラの行方は知れず、みながもうダメかと思って諦めかけていた、その一週間後……捜索隊のひとりが、開けた森の柔らかい草地の上で、すやすやと眠るアシェラを発見したそうです。
そのとき……アシェラの周りには、まるでアシェラを守るかのように、森の動物たちが囲んでいたとのことですが、捜索隊に気付いたその動物たちは、襲いかかってくることもなく、一頭、また一頭と、静かに森の奥へ消えて行った、と。
不思議なことに、一週間も経っていたのに、アシェラはどこも怪我をしておらず、飢えた様子も見られず……しかし、自分がどのように一週間を過ごしていたのか、その記憶が無かったようです。
Fremilla「ただ、とある紋章が印された布の切れ端を大切そうに握りしめていたそうです。」
アシェラが握りしめていた布の切れ端……そこに記された紋章を見た十二名家の長老たちは、みな、かしこまった表情を浮かべていたそうです。イルドベールに至っては、『彼がアドゥリンにその影を感じさせることがあろうとは……』なんてことを言っていたのだそう。
それはつまり、偉い人たちがよく知っているような人物が、アシェラのそばに付いていたってことなのかもしれません。
そんなことがあり、失踪する前までは城に閉じこもりっきりだったアシェラでしたが、それからは前よりも元気になり、街中でも良く見かけるようになったそうです。
そして、ユグナスが当主を継いだ頃からは、森へも出ていくようになった、と。
凶悪なはずのウルブカの地ですが、なぜかアシェラに対しては森の獣たちも襲ったりせず、アシェラにだけは優しい。何か、不思議な力で守られているかのような、そんなふうに思えるのだそうです。
もっとも、それゆえに周りの人たちからは、怖れを込めた目で見られることも多くなり、「森に護られた魔女だ」なんて噂まで立つことがあったんだとか。
Fremilla「ああ、アシェラさま!決して……決して姫さまは恐ろしい方などではありませんのに。あんまりです!」
Fremilla「……あなたに当たっても仕方ないのですよね。ごめんなさい。」
ともあれ、そんなこともあって、アシェラの姿がお城にないときは、森にいるのではないか、とのこと。
Fremilla「あの……もし森に行かれるならば、姫さまを見つけたら、連れて帰っていただけますか?」
「え……うーん、気持ちは分かりますが……アシェラにもゆっくり安らげるときが必要ではないですか?たまには1人になりたいこともあるでしょう。」
Fremilla「確かに……そうかも。わたしなどよりも、姫さまのことをわかっているのですね。さすが、たいそう信頼をおかれているだけある。」
Fremilla「では、できるかぎりで構いませんので、お願いしますね……やはりこのような時ですから、少しでもお兄様の傍にいらしたほうがいいかなって、わたし思うんです。よろしく頼……。」
そのとき、遠くから誰かが大慌てで走ってきました。
Fremilla「な、なにかしら?」
Volgoi「た、大変です!アシェラさまが!」
Ploh Trishbahk「どうした?」
Volgoi「アシェラさまが魔物に連れ去られました!」
Fremilla「な、な、な…………なんですってぇぇぇ!」
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