今回は、アドゥリンミッション第4章第2節第2項「図書館にて」を進めていきます。
攻略手順
カミール山麓H-5テンキー2あたりにあるAlpine Trailを調べ、先へ進み、イベントを見ます。ビバック#3からの移動が近くて楽です。
ストーリー
セレニア図書館でしっかりと知識を詰め込んだレルフィーとアシェラ。再度カミール山の頂上にいるハーサーカの元へ行きました。
Sajj'aka「また、おまえたちか……。去れ!と言ったはずだが。」
Arciela「わたしたちは、森に害をなすことなんて考えていません。お願いです、話を聞いてください!」
Sajj'aka「ならば、この地の護りを任されたものとしてふたたび問おう。おまえたちのどちらが答えても構わぬ。だが、今度は容赦せぬぞ。愚かな答えを返すようであれば、我はおまえたちを喰らってやろう。」
ハーサーカの言葉に、一瞬たじろぐアシェラでしたが……。
Arciela「わかりました。」
覚悟が決まったのか、はっきりとハーサーカに向かい、そう言い切りました。
Sajj'aka「ほう……前とは違うようだな。覚悟がおまえたちの瞳に見えるぞ……。それがどれほどのものなのか……。」
Sajj'aka「まあ、よい。ひとつめの問いだ。いにしえの王、偉大なるオーグストを助けた金色の大虎。彼の虎と王が戦った地はどこか。」
金色の大虎と王が戦ったのは……ヨルシア森林。
Sajj'aka「ほう……少しは真実というものに興味が出てきたようだな……。」
その戦いは、オーグスト王とハーサーカが出会う前のことでしたが、まことに激しい戦いでありながら、互いに恥じることなく名誉を賭けて戦ったのだ、と、オーグスト王からもテラクァルンからも聞かされていたそうです。
だからこそ、テラクァルンもハーサーカと同じように、オーグスト王についてゆくことを決めたのでしょう。
Sajj'aka「では、ふたつめの問いかけをしよう。テラクァルンの子は、おまえたち人間のひとりに預けられた。知っているな?その人間の名は?答えてみよ!」
その人間の名は……モリマー。
Sajj'aka「ふ……そのとおりだ。彼の王と比べればやや輝きは落ちるとはいえ……あの十一人の女たち男たちは、我の魂を揺さぶった数少ない人間たちであったぞ。それは今も変わらぬ。」
Sajj'aka「……では、最後の問いだ。オーグスト王が最後の戦いの地として選んだのは、どこだ?答えてみよ!」
最後の戦いの地は……大冥宮。
Sajj'aka「正解だ……。どうやら、それなりの覚悟と備えをしてきたようだな。よろしい。おまえたちを、オーグストの意を汲む者だと認めよう。話くらいは聞いてやろう……。」
Arciela「ほっ……。レルフィー、よかったね。あなたがいてくれて本当に助かった……。」
Sajj'aka「人が残す記録ていどでは、そこまで知っておれば及第点であろうからな……。」
Arciela「あなたはもっと詳しいことを知っているのですね?」
Sajj'aka「むろんだ……。」
Arciela「ハーサーカ、あなたは以前、初代王オーグストが自分を解放してくれた、と言いました。」
Sajj'aka「ほう……覚えていたか。ふむ。そちらの人の子よ。おまえはどうだ。覚えていたか?」
もちろん、覚えていました。
Sajj'aka「む……。我はどうやら、おまえたちを見くびりすぎていたようだな。認識を改めるとしよう。確かに我は言った。」
ハーサーカが生まれたのは、このウルブカの地ではないそうです。それが何処なのかは、まだ語ることはできない、という。
しかし、その場所に長く囚われており、王が解放してくれた、ということは事実のようです。
Sajj'aka「あそこには……もう戻りたいと思わぬよ。我も、おそらくは彼らもな。」
彼ら……とは?
Sajj'aka「七支公を知っていたな。なるほど、あいつの言うとおり、見くびるべきではなかったようだな……。」
Arciela「ハーサーカ……わたしたち開拓者の間では、森を切り開いていくつもりならば、七支公との衝突は避けられない。そう言われているんです。」
Sajj'aka「開拓か……彼らは森の守護者だからな……。」
七支公たちもハーサーカと同様、彼の地より王によって救い出されたそうです。そこで王の力を認め、王の命に従いこの地を六つに割って、それぞれの地の守護者になった、と。
人間を遠ざけ、森を護れ、大地の守護者たれ……それが「いにしえの盟約」だ、と。
Arciela「大地の守護者……。」
とはいえ、それから長すぎるほどに長い年月が過ぎ、生き続けている者でも当時の記憶が定かではなくなったものもいて、代替わりにより護り続けている理由さえ失ってしまったものもいる……。
それどころか、何を護っていたのかという、最も大事なことさえもわからなくなっているものもいるそうです。
Sajj'aka「大地の守護者というがな……娘御よ。真に護っていたのは森ではないのだよ。」
Arciela「……えっ!」
Sajj'aka「彼らが六つの地に分かれて棲み、その地を守護するという名目を掲げ、それぞれの地を離れられぬようになった理由。それは……大冥宮へと続く六つの道を見張るためだったのだ。」
Arciela「……!大冥宮への道……を。」
最後の戦いのとき、オーグスト王は大冥宮に留まり、ハーサーカとモリマーは王を残したまま地上へと戻りました。それは、王の命を伝える、という使命があったから。そして、七支公に王の命を伝えたのです。
Sajj'aka「冥宮に至る入り口を封鎖し、そこを見張れ!と。」
Arciela「待って!待ってください。」
Arciela「いま、大冥宮に至る道は六つあると言いました。そして、それぞれの地を七支公が護っている、と。」
Sajj'aka「然り。」
Arciela「入口は六つ。守護者は七体。では、残る一体は……七番目の守護者はどこを……何を護っているのですか!」
Sajj'aka「……そのものはな。他の公たちといささか違っておる。そのものは、かつて不死君と呼ばれていた。闇の眷属たちの王に仕えていたのだ。」
Arciela「敵の……王に!」
Sajj'aka「然り。」
七番目の守護者……それは、闇の眷属たちの王に仕えていた三魔君と呼ばれるもののひとりでした。
しかし、オーグスト王との戦いの末に、心を開いたのだそうです。しかし、今はどこにいて、何をしているのかは、ハーサーカにも分からない、と。
Sajj'aka「おおかた……いややはり、わからぬ、と答えておこう。あやつは気ままなやつだからな……。」
Arciela「ハーサーカ、わたしはこの……初代王オーグストの遺剣に導かれて、ここまでやってきました。」
『大地に災い在りし時には、天に向かって掲げよ』
アシェラは、そう聞かされていました。そして、剣から伸びた光の道が示していたのは、まさにこの場所。オーグスト王は、ハーサーカに何かを託したのかもしれません。
また、レルフィーにロスレーシャの実を託した世界樹もまた、力を失いつつも、何かをハーサーカに託したのでしょう。
今、ウルブカの地には、かつてない異変が起きています。見なこともない魔物が現れ、絶え間なく大地が揺れ、森の木々は突然枯れ、水は穢されています。
この異変は、どうして起きているのでしょうか。どうすれば異変は収まるのでしょうか。
Arciela「お願いです、知っていることがあれば教えてください!」
Sajj'aka「……大冥宮の扉が開きつつあるのだ。過去の亡霊がよみがえりつつある……。」
Arciela「過去の亡霊……。それはまさか……闇の眷属たちを操っていたという……。」
Sajj'aka「然り。オーグストと最後まで戦い、王の力をもってしても倒すことが叶わず、大冥宮の奥深くへと王がその身を賭して封じ込めた存在……そやつの名は、大冥宮の主……ハデスだ。」
Arciela「大冥宮の主……。」
Sajj'aka「闇がよみがえりつつある……ハデスは滅びておらぬ。我は感じる。風の匂いの中に、大地の鼓動の中に、その邪悪なる気配を感じるのだ。今や、あやつはゆっくりと復活しつつある……。」
Arciela「そんな恐ろしいものが、もし復活してしまったら……。」
Sajj'aka「闇の力が……生あるものにとって負の力が、日増しに強くなっておる。それゆえに、相対的に世界樹は力を失いつつあるのだ。」
双対の片割れを失った世界樹は、その身体を根だけの存在と化して、ウルブカの大地を覆いました。そして、世界樹が張り巡らせた根は、大地の下に眠る大冥宮からあふれ出てくる闇の力を抑え込んでいたのです。
しかし、長い年月が過ぎ、世界樹はかつての若さを失ったことで、その力も失いつつあります。その証が、度重なる地震。それは世界樹の断末魔の声であり、苦しんでいるがゆえの身震いなのです。
Arciela「もし……もし、世界樹が全ての力を失ってしまったら。」
Sajj'aka「大冥宮から闇の力があふれ出てくるだろう。」
復活しつつあるハデスはいよいよ強大な力をもって蘇り、かつて闇の眷属たちが行ったように、地上に生きる全ての者たちに災いが降りかかることでしょう。
そして、空気は毒に満ち、水は穢され、大地はひび割れて、草木は枯れてしまう。穢れた炎が森を焼き尽くし、生きとし生けるものの姿は消えてしまい……終末がやってくることでしょう。
Arciela「それが……森の異変の正体……!いったい、どうすれば……。」
Sajj'aka「残念ながら、娘御よ。できることは何もない。」
Arciela「そんな!ハーサーカ、その大冥宮から生きて戻ってきたという、あなたなら……。」
Sajj'aka「娘御よ、そして傍らの人の子よ、我もまた既に過去の存在なるぞ……。」
オーグスト王が生きていれば、まだ希望はありました。せめて魂だけでも残っていれば……。
しかし、王の魂はいまだに大冥宮の奥深くに囚われたまま。いにしえの戦いのときは、蛮勇の王オーグストがいて、世界樹も若く健在……そしてハーサーカもまた、囚われの身から解放されたばかりで血気にはやっていました。
そんな三つの力を合わせることで、ハデスを完全に滅ぼすことはできなかったものの、大冥宮の深部へと封じ込めることができたのです。
しかし今、その頃のような力はどこにもありません。
亡き王の骸と魂は大冥宮の奥深くに囚われていて、世界樹の命脈は尽きつつあり、ハーサーカもまた、最後の戦いのときに負った傷が治っていないのです。
それなのに、愚かな人間たちは森を傷つける行為を止めようとはしません。
Sajj'aka「我は傷つき、もはや往時の力はない。だが、我に為したこの蛮行だけは許せぬ!闇の……眷属どもめ!」
ハーサーカの激しい怒りの咆哮に対し、レルフィーはなだめるより先に、負けないくらいの声で怒鳴りつけました。
Arciela「い、いきなりなんて声を出すんですか!すごくびっくりしたじゃないですか!もおっ!」
レルフィーの声に負けないくらいの声で、アシェラから怒られてしまいました。
Sajj'aka「やかましいわ、おまえたち!」
Sajj'aka「む………すまぬな。少々、取り乱してしまったようだ。」
ハーサーカからも怒られてしまいましたが、結果的に落ち着きを取り戻せたようです。結果オーライ。
Sajj'aka「とにかく、だ。今や、往時の三つの力が全て失せているのだ……。」
Arciela「なんとかならないのですか。力を失いつつある世界樹を救うにはどうしたら……。」
Sajj'aka「老いを避けることは、不滅の生命でないかぎりは誰にもできない。それは世界のことわりなのだ。だが……方法がないわけではない。」
世界樹は、元からこのウルブカの地に生えていた訳ではありません。かつてオーグスト王が語ったところによれば、王は「世界樹の若木」を手に入れて、この地に植えたそうです。
すると、若木はあっという間に成長し、巨大な世界樹になった、と。
Sajj'aka「同じことをすればよい。しかも、今度は根が残っている。」
Arciela「つまり、その若木を使えば……。」
Sajj'aka「前よりもさらに早く、世界樹はふたたびこの地にその姿を取り戻すであろう。」
Arciela「世界樹の若木……いったい、王はそれをどこで手にいれたの……?」
Sajj'aka「光り輝く地だ。世界樹は、周囲を清き水に囲まれた光あふれる清浄な地に生える木だ。」
Sajj'aka「あれは、元はラゾアの地で生まれし存在……ラゾアにも、そのような場所があったのであろうな。だが、ラゾアにはもはや世界樹の生きる地はない。」
Arciela「わたしたちが見た、あれ……炎に包まれたラゾアの地……。」
Sajj'aka「だが、我は感じるのだ。か細き命の輝きを。世界樹は、異変を感じとり、姿を根だけの存在と化した時、分身となるものものを、ウルブカの光り輝く地に産み落とした。おそらくそんなところであろう。かすかな新しい命の鼓動を我は感じる……。」
Arciela「じゃ、じゃあ……その場所に行けば。」
Sajj'aka「だが、人の子らよ。わかっていても、どうにもならぬのだ。」
「光り輝く地」に辿りつけるのは、光の龍であるハーサーカだけ。しかし、今の傷ついたハーサーカに、そこまでの力が残っていません。
ハーサーカは鱗を奪われ、呪いをかけたうえに鱗をどこかに封じられています。その隠された鱗を取り返さない限り、ハーサーカの身体は元に戻らず、癒されることもありません。
今のハーサーカは、翼を打ち振るたびに痛みが全身を走り、身体を苛んでいるのです。
Sajj'aka「これでは、いくら羽ばたこうと、この山のいただきを飛び回るくらいがせいぜい。とても、光り輝く地になど行けはせぬ。」
Arciela「ハーサーカ……。」
Sajj'aka「長い長い年月の間、力の及ぶかぎり探してみた。だが、今に至るまで、鱗の一枚も取り戻せぬ。」
Sajj'aka「万策は尽きているのだ……。もはや、この闇の力の増大を防ぐことは叶わぬ。」
Arciela「ハーサーカの光の鱗。それはいったいどこに……?」
当サイトに記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の登録商標、もしくは商標です。
Copyright(C) 2002-2024 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.