今回は、アドゥリンミッション第4章第3節第7項「ロスレーシャ、再び」を進めていきます。
攻略手順
リファーリアH-8テンキー5あたりにあるHeroic Footprintsを調べ、イベントを見ます。
ストーリー
Morimar「着いたようだな。」
ロスレーシャとの再会から少し経過した頃、ちょうどモリマーとの合流に合わせるように、アシェラもリファーリアに着いたようです。
Arciela「もう、レルフィー!この地の未来に関わることなんだから、わたしにもちゃんと知らせてください!」
レルフィーの顔を見るや否や、アシェラが凄い勢いで詰め寄ってきました。
確かに、レヴィルから聞いた噂話をアシェラに教えないまま1人で来てしまったことは、責められても仕方がありません。でも……。
Morimar「言うてやるなよ、姫さんよ。ワシにはわかる。」
Morimar「レルフィーは、この接ぎ木がうまくいかなかったときのことを考えていたのだろ?だから、姫さんには知らせなかった。そんなところだな。」
その通りなのですが……ちょっとだけ悪戯心が出てしまったレルフィーは、その問いに首を横に振りました。
Arciela「もう!ひどいです、レルフィー!」
Arciela「……ほんとは違いますよね?」
あまり意地悪をしてもいけません。本当は、モリマーが言った通りだということを伝えました。
Arciela「そうだったんだ……レルフィー、ありがとう……。でも、やっぱり知らせてほしかったです。」
そうですね、ごめんなさい。そう心の中で謝っておきました。
Heartwing(ココカラ デテイケー。)
そんな話をしていたところに、ハートウィングたちが集まってきました。その様子に、あまり好意的ではないようです。
Heartwing(ユグドラシルハ ニンゲン イラナイ!)
Heartwing(ノロワレチャエ!ノロワレチャエ!)
Morimar「だぁー!おまえら、うるせぇってんだよ!!世界樹が元に戻るかどうかって問題なんだ、邪魔すんじゃねえよ。」
Heartwing(ユグドラシル モドル?)
Heartwing(ウソツキ! ウソツキ!)
Heartwing(ココカラ デテイケー。)
モリマーの話にも、聞く耳持たず、といった状況。さすがのアシェラも我慢できず……。
Arciela「もう!少しは落ち着いて話を聞きなさい。世界樹はきっと戻ります。だから、あなたたちにも見届けてほしいの。」
Heartwing(オ……オウ?)
Heartwing(ホントカナ……。)
Heartwing(ダマサレナイゾー!)
Morimar「ったくよぉ、おまえら騙して何の得があるってんだ。姫さんもこいつら相手に、まじめになるだけ無駄だぜ?長いことつきあっちゃいるけどよ、いうこと聞いたためしがねえ。」
Heartwing(モリマー バーカ。)
どうやら、モリマーとハートウィングは昔からの付き合いがあるようです。仲が良さそうですね。
Morimar「ほぉ……いい度胸じゃねーか、チビ助が。そこ動くんじゃねーぞ!」
モリマーがちょっと凄んで見せたところ、ハートウィングたちはあっという間に離れていきました。
Morimar「たく、感情豊かな連中だぜ。精霊のくせに、まるで魂があるみてえだ。」
Arciela「ええ。本当に掴みどころのない子たち。でも、不思議と憎めない。喩えれば、人間の子供たちのようですよね。」
……ところで、ダラクァルンの頭に乗っかっているリフキンは、もしかして……?
Arciela「ええ、あにさまです。ダラクァルンさんの呼ぶ声が聞こえて城を出ようとしたら、放してくれなくって……だから、一緒に来てもらいました。」
Morimar「うわはは、こいつが頑固な王様か。しかし見事なまでにリフキンだなあ、おい。」
Darrcuiln(笑い事ではない。)
Morimar「おっと、わりーわりー。悪気はねえんだ、豪儀な漢って褒めたのさ。」
Darrcuiln(そうは聞こえなかったがな。)
Morimar「ったく、口のへらねぇ。いちいちつっかかってくんじゃねーよ。」
???「はぁ、これはまた見事な……。」
Morimar「あん?」
モリマーとダラクァルンがイチャイチャしているところを生暖かく見守っていると、聞き覚えのある声が聞こえてきました。思わず声がした方を見ると……。
Arciela「え、メルヴィアンさん?」
そこにはメルヴィアンの姿が。
Melvien「やあ!見間違いではなく、やはりアシェラ殿だった!こんな雪山の中を、金色の虎にまたがって走り抜けていく様は、幻でも見たのかと僕自身を疑いましたよ。」
Melvien「真実を突き止めようと、後を追いかけてきたのは正解でしたね。」
Arciela「どうして、カミールに……?」
Melvien「失われた歴史の探究……とでもいえばいいでしょうか。きっかけは1冊の本です。とても興味深い内容に没頭してしまいまして。それを読み進めているうちにいてもたってもいられず……気がつけば、こんな場所まで来ていたという次第ですよ。いやはや、探究心とは恐ろしい。」
Melvien「各地を巡ったことで、アシェラ殿がよく森に出向いていたときの気持ちというか、楽しさがわかった気がしますよ。アシェラ殿と比べたら、僕なんかはまだまだ若輩者ですがね。」
Arciela「あ、あの……」
Morimar「なあ、姫さんや。お互い顔見知りのようだが、こいつはいったい、どこの誰さまだい?」
Arciela「あ、ええ……彼はアドゥリンの財務大臣を務めてくれている……」
Melvien「メルヴィアン・ドゥ・マルクロワ。以後、お見知りおきを。」
Morimar「ハッ、大臣とはまた、そんな役職持ちの男が付き人もつけずにこんな奥地までくるとはねぇ。なかなかどうして、骨があるじゃねえか。おまえさん、ウルブカの地は恐くはなかったのかい?」
Melvien「そりゃあ、恐かったですよ。でもね、恐さよりも探究心のほうが上だった……というだけです。」
Morimar「うわははは。おもしれえ、気に入ったぜ、あんちゃん!その気概、まるで姫さんみたいだな。やっぱ、いまは若いもんの時代ってやつよ!」
Melvien「ふふ、恐縮です。それにしても、この場所はいったい?雪山の洞窟の奥とは、とても思えない光景ですね。」
Morimar「リファーリアっつー聖域よ。失われた歴史の探究ってんなら、そいつが現存してる場所といってもいいかもしれんな。」
Melvien「聖域、リファーリア……。」
Morimar「お、そろそろあっちの準備が整ったみてえだな。」
Melvien「……準備、ですか?なんですかね、僕もそれに同席しても?」
Morimar「おう、もちろんだとも。大臣っていや、国をしょって立つ身だもんな。見届けてやってくれや。」
Rosulatia『人の子らよ。こたびの働き、見事でした……。』
Rosulatia『母なる大樹を救うべく、これより私は若木と共に1つに戻りましょう。』
Arciela「ええ!」
Rosulatia『元より分かたれた存在、本来の在るべき場所へ、姿へと戻るだけ……そう、なにも変わらないのです。』
Rosulatia『人の子らよ、見届けてください。我らが母なる大樹の再生を……。』
ロスレーシャは世界樹の若木を体内に取り込むと、世界樹の元へと移動し始めました。
Morimar「あいつが世界樹だ。随分ちぢんじまったがな……。」
Arciela「あれが、世界樹……。」
すると、ロスレーシャとそのお供のリフキンは光をまとい、世界樹の元へとゆっくり飛んでいきます。
皆がその様子に気を取られていると……。
Morimar「……がっ!?」
突然、モリマーが背後から銃撃を受けました。
Morimar「て、てめぇ……?なにを……しやが、る……!」
モリマーを背後から撃ったのは、メルヴィアン。
Melvien「ふふ……相変わらず進歩がないな、君は。」
そう言うと、メルヴィアンはすぐさま構え直し、ロスレーシャと2匹のリフキンを撃ち落としてしまいました。
次の標的はレルフィー。
あっという間にレルフィーも撃たれ、崖下の湖へと落ちていきました。
Arciela「な、なにを!?」
呆気に取られているアシェラの前に、ユグナスが立ちはだかります。
Melvien「アドゥリンの血筋には、ここで途絶えてもらおう。」
躊躇なくトリガーを引くメルヴィアン。しかし、アシェラの前に飛び出して代わりに撃たれたのは、なんとハートウィングでした。
驚いているメルヴィアンの隙を突き、背後から飛び掛かるダラクァルン。しかし……間一髪のところで避けられてしまいます。
さらにダラクァルンが飛び掛かりますが、メルヴィアンにうまくいなされてしまいました。
Melvien「獣風情が調子に乗るな……。」
ダラクァルンを踏みつけにしたメルヴィアンでしたが、そのわずかな隙をついて、モリマーが強烈な一撃をメルヴィアンに叩き込みました。その勢いに、吹き飛ばされるメルヴィアン。
Morimar「……はぁっ!くそったれ!普通の人間だったら、死んでたとこだぜ……!」
Morimar「いったい何だってんだ……あいつに、なにが起こりやがった……!?」
吹き飛ばされたメルヴィアンの元へ、ダラクァルンが掛けより、様子を見ますが……。
Darrcuiln(死者は語らず、だよ。おまえさま。)
Morimar「くっ……!ワシは、どうすりゃよかった。くそったれがぁ!」
湖から這い上がり、皆の元へと戻ったレルフィー。
Morimar「おい、レルフィー。身体のほうは、なんともねえか?」
モリマーが心配してくれましたが、撃たれる直前に後ろへ飛んだので、撃たれてはいないことを説明しました。
Morimar「ワハハッ、そりゃまたすげー反応速度だな。だがよ、飛ぶなら次からは後ろにも気を配るんだぜ?」
いや、本当に、おっしゃる通りです。それよりも、撃たれてしまったモリマーの様子が心配です。
Morimar「……ん、ああ。ワシなら心配無用よ。頑丈だけが取り柄でな。傷ならもう癒えちまった。」
Morimar「ワシの体なんかよりも、あの野郎がなんであんな凶行に至ったのか、聞きだせねぇことのほうが問題だ。」
Darrcuiln(すんでしまったことをいくら考えても、前には進めぬよ。)
Heartwing(ウウウ……。)
Heartwing(ウワーン!)
アシェラをかばって撃たれてしまったハートウィングの元へ、仲間たちが集まってきました。
Heartwing(ニンゲン ナンカ マモルカラ……!)
Heartwing(オマエ ナンカ キライダー!)
撃たれたハートウィングを抱いたまま、ショックで動けずにいるアシェラ。仕方がなかったよ、と声をかけますが、なぐさめにもなりません。
Morimar「女王もなんとか無事みてえだな。」
ロスレーシャたちも撃たれてしまいましたが、幸いなことに無事だったようです。
Arciela「はい……いつまでも悲しんでは、いられ、ませ……。」
Morimar「……聞いたぜ。そいつ、姫さんを守ってくれたんだってな。ったく、人間を嫌ってたと思いきや、ほんとにわからんやつらだよな……。」
アシェラに抱かれていたハートウィングが光り出すと、ゆっくりと浮かび上がりはじめました。そして、強く光ったかと思うと、光の粒となり散っていきました。
Morimar「命は巡る、さ。いつかまた会える……ああ、そう、必ずな。」
Morimar「せめて、いまは思いっきり泣いてやんな。散ったやつらのためにも、ワシらは、いまやれることをやり遂げようや。」
今度こそロスレーシャは、母なる大樹……世界樹へと融合していきました。小さくなってしまった世界樹に、強い生命力が灯ったように感じられます。
Arciela「ロスレーシャ……。」
Morimar「どうやらうまくいったようだな。」
Arciela「冥王の復活、これで阻止できますよね。」
Morimar「ああ、きっとな。」
Arciela「あとは何事もなく、無事に育ってくれればいいのですけど。」
Morimar「そいつは安心していいぜ。幸いこの地はハーサーカの領域、さらに絶零公の庭でもあるしな。2度とあんなことは起こさせやしねえさ。」
Arciela「はい。」
Morimar「姫さんには少々酷かもしれんが、あいつが死んだことを報告してもらえるか?」
Arciela「え、それは……。」
Morimar「いつまでも隠し通せんだろう。それに、王様が病で寝込んでお次は国の大臣が失踪となっちまったら、それこそオーグストの呪いだなんだと大混乱だ。死んだって話が広まれば、国政が多少ごたつくことになるだろうが……まだ、そっちのほうが幾分かマシよ。」
Morimar「なに、事の顛末までぜんぶ説明する必要はねえ。死体の扱いは、ワシのほうでなんとかする。カミールでやつをみた。それだけ伝えてくれ、あとはうまくやる。」
Arciela「……わかりました。」
Morimar「気張りなよ、姫さん。王様がそんな状態だ、国をしょって立つのは自然とあんたになるわけだからな。なぁに、女がアタマ張る国なんざ、そう珍しいもんじゃねえ、要は心構えだ。」
Darrcuiln(レルフィー。おぬしからも姫君に何か言ってやれ。)
アシェラならやれる。みんなもついているから大丈夫。今のアシェラの背中を押すのは、少し酷かもしれないですが、精一杯の言葉を伝えました。
Arciela「はい!」
Morimar「いい返事だ。ワシらはここに留まる、なにかあったらいつでも訪ねてくるといい。」
Arciela「ありがとうございます、モリマーさん。レルフィーも……本当にありがとう。わたし1人だったらきっと、ここまで辿り着けなかった。あなたのおかげよ。本当にありがとう……。」
Arciela「さぁ、アドゥリンへ帰ろう。みんなに報告をしないと。」
当サイトに記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の登録商標、もしくは商標です。
Copyright(C) 2002-2024 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.