今回は、アドゥリンミッション第4章第4節第4項「緊急十二家会」を進めていきます。
攻略手順
第4章第4節第3項「墓所の秘密」を終えた後、エリアチェンジを挟んでから東アドゥリンのアドゥリン城門前K-9のテンキー3あたりにいるPloh Trishbahkに話しかけ、イベントを見ます。
ストーリー
いよいよ緊急十二家会。緊急だったせいか、空気がピリピリしているのが伝わってきます。
Gratzigg「おい!十二家の全ての当主に呼びかけたのだろう?なぜ、おらん奴がいる!」
Chero-Machero「……緊急の十二家会とか突然に言われてもさー。みんな自分の仕事が忙しいんだって!それもこれもメルヴィアンがあんなことになったせいさ。おかげで余計な雑務まで、俺たち当主に回ってくる始末だ。やってられないっつーの。」
Chero-Machero「はぁー。あいつがいたときは、こんなに大変じゃなかったよな、ほんと。開拓事業にも遅れが……」
スヴェンヤが、黙ったままチェイロマチェイロに視線を向けると……。
Chero-Machero「って、あー……俺はその、現状を代弁しただけで、別に。」
あれだけ好き放題言っていたチェイロマチェイロが、急激にトーンダウンしてしまいました。そこへ……。
Arciela「お待たせしました。」
アシェラ、イキ。そしてレルフィーが入室しました。
Hildebert「アシェラ殿。緊急の十二家会とはいったい何があったのですかな?まだ何名か、集まっていないのだが……。」
Arciela「大切な話があるのです。アドゥリンの未来に関わる話です。」
Hildebert「アドゥリンの……未来?」
Svenja「アシェラ。あなたは、地下水路の件を調べていたのではないの?」
Arciela「はい。」
Chero-Machero「どうせ、たいしたことなかっただろ?レジナルドとアムチュチュも対策してるみたいだしさ。ちゃちゃっと終わらせて、もっと大きな問題をどうにかしようぜ。」
ここ数日で、大陸の方ではさらにひどい状況になっているようです。
昼間から見慣れない魔物が出たり、柵が壊されて家畜が何匹も行方不明になったり、畑の作物が一日で全て枯れてしまったり……森の奥から、我先にと小さな獣たちが逃げてきて、海岸の方まで出てきた、なんて話もあるようです。
いったい、何に追われて、何から逃げようとしているのか……。
Chero-Machero「やっぱ、ここ最近の立て続けの地震となんか関係あんのかねー?」
Svenja「そんなことが……。」
Lhe Lhangavo「いまお聞きの通りさ。開拓の窓口を仕切ってるもんとしては、地下の話なんかより、そっちを優先したいんだわ。さっさと頼むよ、アシェラ。」
Arciela「……わかりました。結論から先に言わせていただきます。」
Arciela「地下水路の崩落と水の流れの変化は、単なる地震によるものではありません。」
Lhe Lhangavo「なんだい、そりゃいったいどういう意味さ?」
Arciela「イキ様。お願いします。」
Ikhi Askamot「水路は人為的に壊された。風水の術を……書き換えるために。今や……聖なる術は消えつつあり、邪悪な術が発動しつつある……の。」
Hildebert「どういうことだ?人為的に……壊されただと!?」
Svenja「落ち着いてください、イルドベール。」
Hildebert「これが落ち着けるか!あれは、大いなる魂の力を寄せつけないために造られたもの。術が書き換えられたということは、その効果が消えたということ。」
Hildebert「大遠征の時代の再来ですぞ!初代王の呪いが……またもやこのアドゥリンの街に……。恐ろしい。なんということだ。やはり……やはり、開拓など行うから……。」
Chero-Machero「はっ!何を今さら。いいじゃん。封印が破られたくらい。どんとこいってのさ。過去の亡霊なんかにびびんなっ。」
Chero-Machero「蝶騎士家のお抱えのエクソシストたちは、なんのためにいるんだよ。派手に集めて、いっそ交霊祭とかでもやってさ、ぱぁーっと、派手にぜんぶ祓っちまおうぜ!あっくりょーーー、たっいさーーーん!てさ!」
Chero-Machero「ひゃっほー!面白くなってきたじゃないか!」
Hildebert「貴様は何もわかっておらん!」
Chero-Machero「な、なんだよ、頑固あたま!」
Hildebert「そも、偉大なる初代の王の魂を悪霊呼ばわりするか!」
Chero-Machero「なぁにを今さら!偉大、イダイって、偉ければなにしてもいいとか、そんなもん黙って容認できるかってーの!いいか、じーさん。街のひとたちを怖がらせる力なんて悪いに決まってるだろ!」
Arciela「みなさん、どうか冷静にお願いします。実は、みなさんに話さな……」
そこへ、慌ただしくアムチュチュたちが駆け込んできました。
Amchuchu「たたたた、たいへんたいへんたいへんだよー!あたしたち、地下水路の修理の見積もり立てるんで、ちょっと地下行って調べてきたんだけどさ!あれ、地震で崩れたんじゃないのよ。」
Amchuchu「聞いて驚け!なんと、人為的に爆破されたの!ほら大変でしょ!」
Amchuchu「……あれあれ?おかしいな。なんで、驚いてないの?」
Margret「それはね、アムチュチュ殿。ついさっき、イキ殿から聞いた話だからさ。」
Amchuchu「へー。なあんだ。もう知ってたのかぁ。じゃあ、この話も知ってるのか。使われたのがメルヴィアン特製の地雷火だって……」
Hildebert「なに?」
Amchuchu「ジ・ラ・イ・カ。」
Hildebert「いや、そこではなくてだな。メルヴィアン……だと……?」
Amchuchu「そ、正確には時限信管のことなんだけどさ。過去の大戦時に使われてた技術でね。メルヴィアンが当時の文献から、見事に複製してみせてくれたものとそっくりでさ~。」
Amchuchu「この国じゃ使われてないんだ。便宜上、メルヴィアン特製と呼んでみたわけだけど……驚かないんだよね。ちぇ、つまんないの。びっくりどっきりなネタだと思っ……」
Hildebert「なっ、なんだとぉぉーーー!!!」
ワンテンポ遅れましたが、アムチュチュのご期待どおり、イルドベールが激しく驚いております。
Svenja「どういう……ことでしょう?」
Fremilla「……あの~、お話中のところすみません、いいですか。それっておかしくありませんか?」
Hildebert「む?なんだ?アドゥリン家付の侍女か、口をはさ……」
イルドベールの発言を制止するかのように、フレミラが続けます。
Fremilla「皆さんご存知のように、メルヴィアンさんはすでに亡くなられています。死人に口なしをいいことに、爆破の実行犯に仕立て上げようだなんて、これは明らかに死者への冒涜ですよ!」
Amchuchu「ちょ、いやいや、待ちなさいよ。あたしはまだ犯人が誰だなんて決めつけてないし。そもそも……」
Fremilla「黙って!ううん、ちょっと待って!」
Fremilla「ああ、きた。ピーンときたわ!」
Fremilla「わたし、わかっちゃった、犯人!」
Amchuchu「ちょっと、聞きなさいよ、あんた。……って、え、わかったの?」
Fremilla「うん!犯人は!」
Fremilla「……といきたいところですが……緊張してきたので、ちょっとお花を摘みに……あ、やっぱりその前にデザートにしません?」
Fremilla「頭を使ったら甘いものがほしくなっちゃった!」
……みなさん、ボーゼンとしています……。
Fremilla「あれ、皆さん押し黙ってどうしちゃいました?」
Fremilla「とゆーかー。あの方は本当に死んでましたぁ?」
Fremilla「遺体、本当に、よぉ~く隅々まで調べたんですかぁ?」
Fremilla「いま名探偵フレミラが、事件の謎を紐解く!」
Fremilla「そう……犯人は……」
Fremilla「メルヴィアン様!なんといっても、あの端正なお顔立ち!!!ああ、萌え出ずる若木のような輝きを放つあの魂!!!」
Fremilla「うふふふ。苦しみの続く生からの解放……死による、救済……。」
Fremilla「ああ、そうよ。とてもとても楽しいひと時が、はじまるの……ふふふ。」
Fremilla「くふ……。くふふふ、あはははは……。」
Arciela「レルフィー、これって……まさか。」
フレミラの様子がおかしいですね……。
Hildebert「ええい、黙って喋らせておけば、あることないこと……!侍女のおふざけなどに付き合っておれんのだ。」
Hildebert「なんだというのだ、まったく。即刻この部屋から……」
イルドベールがフレミラに手を伸ばした途端……。
Hildebert「ふぐっ!?」
Fremilla「おじいちゃま。私の話はまだ終わってませんよ?」
Fremilla「むしろここからなんだから、お年寄りは……椅子に座っててね☆」
そう言うと、フレミラは軽々とイルドベールを投げ飛ばしてしまいました。
Fremilla「……あれ、ドン引き?ここは、わぁっと盛り上がるとこでしょお?」
Svenja「……いっ、イルドベール!?」
Fremilla「うんうん、その響き♪」
Fremilla「……さてと、そろそろお開きといきたいところなので、預かった伝言をお伝えしましょう。」
Arciela「……?」
Fremilla「あなたたちは、本当に愚かですねぇ。どうでもいいことに、汲々として取り組む間抜けさとか。こんな小さな群島に閉じこもって、その中で王様ゲームをしている。」
Fremilla「賛成派?反対派?互いにわかれて、並行線の言い争いを繰り返す日々。」
Fremilla「十二名家?ああ、馬鹿馬鹿しい!」
Fremilla「あなたたちは全員が等しく虫けらだよ。」
Fremilla「地面を這いずり回るだけのね。」
Fremilla「うん?あ。しまった~。」
Fremilla「演技に熱が入りすぎちゃった☆」
Fremilla「ま、いい頃合いかな。この体もいい加減疲れてきちゃった。ほんと動きづらいったら、ありゃしない。」
Gratzigg「なっ……!?」
Arciela「フレミラッ!?」
???「アドゥリン十二名家の方々、お初にお目にかかる……ボクの名はバラモア。三魔君が一柱、不死君の称号を持つモノさ。」
Chero-Machero「は?サンマだぁ?」
Balamor「さあ、この物語の悲劇の主人公の登場だよ!」
バラモアと名乗る奇妙な魔物は、悲劇の主人公……メルヴィアンを呼び出しました。
Svenja「そんな、なぜ……!?」
Hildebert「城の中に魔物……だと……!な、なにが起きてる、のだ……。」
Arciela「メルヴィアン……!」
Melvien「皆さんお揃いでしたか。」
Melvien「やあ、アシェラ殿。その節はどうも。ふふ……みんなの反応を見るに、どうやら真実はなにも伝えていないようですね。あの日、あの場所で起こった悲劇を。そこにいる彼女と……あなたが、僕にいったい何をしたかを。」
Arciela「あなたこそ……!」
Melvien「いけませんね。隠し事は疑心に繋がる、自らの首を絞める行為だ。燻っていた火種は、いずれ大火となって、その身を焼くことになりますよ。反省してください。大いにね……。」
Melvien「さて、僕はそろそろ仕上げに移らねばならないのでね。名残惜しいが、ここでお別れです。ふふふ……。せいぜい仲良しごっこを続けてください。では。」
そう言うと、メルヴィアンは姿を消しました。
Balamor「くふふ、短い挨拶だったね。あれでお別れだなんて、拍子抜けじゃない?」
Balamor「……さあてと、ボクの役目はこれで終わりだけど、せっかく来たのに、このまま帰るのは面白くない。ボクからは、君たちにささやかなプレゼントを贈ろう♪」
Balamor「ふふふ、聞いていたよ。王の呪い?……だったかな。過去、偉大なる王様に背いた者たちは度重なる不幸に見舞われたんだってね、面白いじゃないか。」
Hildebert「面白い……だと?魔物風情が……!」
Balamor「これからしばらくして、その頃みたいに、楽しいことが起こるかもね。」
Chero-Machero「……?な、なんだよ、何も起こらないじゃないか。」
Balamor「焦っちゃダメさ。言っただろ?しばらくして、ってね。ああ~。でも、早いところでは、もう起きてるかな。」
Balamor「守る障壁はもうない。そう、君たちはいま裸で立っているに等しい。雨が降り、やがてそれは大粒の雹となり、君たちを打ち付ける。次々と、君たちの大切に思う、身近な者たちにボクの呪いは降りかかる。」
Balamor「ふふ、聴こえるねぇ。魂たちの慟哭が……ああ、いいよ、とてもいい響きだ。」
Balamor「止めたい?わかるよ、止めたいよねぇ~。ここからは、ハイドアンドシーク。ゲームの時間だ。ボクはすぐ近くにいるよ。見つけてご覧。そしたら、呪いは解けるかもしれないよ?アハハハハハハハ!!!」
そう言い残して、バラモアも消えていきました。
Arciela「フレミラ!フレミラ!?」
Fremilla「……?あ……アシェラ、さま……?」
バラモアに操られていたフレミラは、一瞬目を開けてアシェラの名前を呼びましたが、また再び気を失ってしまったようです。
Arciela「フレミラが、フレミラが目を開けないの……!どうすればいいの?ねぇ!?」
Chero-Machero「おいおいおい!PCK.ワークスはなにしてんだよ!警備が、ざるすぎるんじゃないのかー?」
Chero-Machero「それと、イキ!そもそも街の結界とやらは、どうしたんだっつーの!?開拓推進を反対する前に、まず自分とこをもっとしっかりしてほしいね!こちとら、いい迷惑だってーの。」
Gratzigg「おい、喧嘩を売っているのか?好き勝手いいおって……貴様こそ何様だ、チェイロマチェイロ!!」
Chero-Machero「ははっ、なんだよ。痛いとこ突かれて、トサカにきたってか?だって事実じゃん!感情的になってんじゃねーよ!!」
Ikhi Askamot「2人とも、落ち着いて……。」
Gratzigg「これが、どう落ち着けと?城内に魔物が出るなど、前代未聞なのだぞ!?結界とやらが聞いて呆れるわ!」
Gratzigg「それと、メルヴィアンだ!あれの話はどういうことだ、アシェラ殿!」
Hildebert「アシェラ殿……説明願えますかな、彼が言った真実とやらを。……そも、あれかね。やはり開拓推進派による反対派を陥れるための壮大な仕掛けとやらなのかね、これは!!」
Margret「イルドベール殿。さすがにいくらなんでも、その説は無理がある。可能性はゼロではないけれどね。」
Hildebert「ええい、お前に聞いてはおらん!したり顔で、さも知ってるかのように話すのをやめろ。いまは推進派の意見など聞きたくないわ!」
Hildebert「ああして、死んだはずの者が我らの前に出てきたことが、なによりも証拠ではないか。他になにが考えられるというのだね!?どうみてもこの娘が……」
Arciela「いい加減にしてくださいッ!!!」
Arciela「いま起こった現実を目の当たりにしても……あなたたち大人は変わらないのですか!!推進派?反対派?あの魔物と同じことを、まだ口にするなんて……そんな馬鹿らしいことをいつまでも、いつまでも、いつまでも……!この現状でも、まだ……。」
Arciela「大事なのはなんなのですか?十二家とはなんですか?権利を主張するものですか?国民が求めるものはそうではないでしょう!!」
Arciela「森の異変すらまともに見ようとせず。開拓は開拓者らに任せ、よい結果だけをみて喜ぶ。嫌なものがあれば、見ぬふり、責任のなすりつけ合い!もう、いい加減にしてください。そんなことをしている場合ではないのですよ。真実にしっかり目を……」
Hildebert「黙らんか、小娘がッ!!二十にも満たぬ者が、国政を語るな!国とは、そんな理想だけで成り立つものではないのだ!」
Hildebert「当主代理でもなく、兄があのような有様で、大目にみてやっていれば……開いた口でそれをいうか。何様だというのだ、お前は!」
Hildebert「話聞く龍でさえ、虚言妄想かもしれん。この場にいる者が、お前の言葉をどれほどまで真実だと思っているのか、考えたことはないのかね?」
Chero-Machero「そうだよなー。イキとは、いつの間にか仲良くなったみたいだけど、龍とか、突拍子もない話についていけてるのはここには正直半分もいないと思うぜ?」
Chero-Machero「それよりもいま気になるのはメルヴィアンの言葉だよ。じーさんのいう通りなにか仕掛けを打ったのかい?種明かしを所望したいね。いたずらにもほどがあるってーの、場合によ……」
Chero-Machero「に、睨んだって、こわく……ッ!?」
突然、チェイロマチェイロが倒れてしまいました。
Arciela「……え。」
Amchuchu「なにしてんのよ、バカ。」
Margret「どいて。」
マルグレートがすぐにチェイロマチェイロの息を確認しますが……。
Margret「…………息を、していない……。」
Amchuchu「へ……?またまたー、冗談でしょ?」
その問いに、マルグレートは答えません。
Amchuchu「冗談……よね?」
Hildebert「おい……さきほどの魔物も……これも……メルヴィアンも……なにもかも……お前の仕業なのかッ……!?」
Hildebert「くく……。森に護られし魔女とは、いったものだな。」
Hildebert「貴様、一体なにを企んで……」
Lhe Lhangavo「じいさん、ストップだ。」
Lhe Lhangavo「……ったく、最年長がなーにを口走ってんだい。売り言葉に買い言葉でもね、小娘の言葉に、いちいち熱くなってどうすんのさ。大人気ないったらありゃしないよ。」
Lhe Lhangavo「ひと睨みで人を倒すなんて芸当、できるわけないだろ。アイズオンミーかってーの。」
Hildebert「ぬ、ぬぅ……。」
Lhe Lhangavo「アシェラもだ。口は災いの元ってね……反省しな。」
Gratzigg「フン、騒ぎが起きればその場の中心にいることが、こうも続けばな。元凶ともいえなくもないだろうさ。」
Lhe Lhangavo「グラッツィグ!これ以上ややこしくなるようなこと言うんじゃないよ。」
Reginald「一時会議は中断だな。当主判断で各家指示を出し、状況を確認。」
Svenja「アシェラ。あれは言い過ぎでしたよ……いまのあなたはきっと疲れているのよ。少し休みなさい……。」
Lhe Lhangavo「……ったく、なんて日だい。」
Lhe Lhangavo「レルフィー、あんたも一旦出直してくるんだね。」
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