今回は、蝕世のエンブリオミッションの通算19番目、第5回1番目「憂鬱なるガッサド」を進めていきます。

攻略手順
アトルガン白門I-7テンキー3あたり、オートマトン工房内にいるGhatsadに話しかけ、イベントを見ます。Home Point #1が近いです。
ゼオルム火山I-9テンキー7あたり、建造物の2階部分にあるAcid-eaten Doorを調べ、イベントを見ます。この場所は、移送の幻灯でハルブーン監視哨へワープし、Gates of Halvungを超えた先になります。
ハルブーン監視哨を開通していない場合の開通方法と、Gates of Halvungを開けるためのプレート状の鋳物の取得方法は後述。
ハザルム試験場のEntry Gateを調べ、イベントを見ます。ハザルム試験場は、カダーバの浮沼のHome Point #1へワープし、南西方向に進んだ先にあります。
カダーバの浮沼E-10テンキー8あたり、ハザルム試験場を出てすぐのあたりにあるVexing Snifflesを調べ、イベントを見ます。付近にはアクティブなモンスターがいるので、絡まれに注意。
イベントを見た後、再度Vexing Snifflesを調べると、コンフロント戦でのバトルになります。
バトルに勝利した後、再度Vexing Snifflesを調べ、イベントを見ます。
ゼオルム火山I-9テンキー7あたり、建造物の2階部分にあるAcid-eaten Doorを調べ、イベントを見ます。
アトルガン白門I-7テンキー3あたり、オートマトン工房内にいるGhatsadに報告します。
ハルブーン監視哨を開通していない場合は、開通してしまいましょう。エスケプが使えれば簡単です。
まず、アトルガン白門H-7テンキー5あたり、もしくはアルザビG-6テンキー7あたりからバフラウ段丘へ出て、ハルブーンへ向かいます。
ハルブーンに入ったらエスケプします。エスケプした先は……ゼオルム火山。そのままK-6テンキー5あたりを目指すと、ハルブーン監視哨があります。
ゼオルム火山に2ヶ所あるGates of Halvungを開くためには、「プレート状の鋳物」が必要になります。
まず、J-7テンキー5あたり、H-8テンキー5あたりのどちらかのGates of Halvungを調べます。「大きなカギ穴がある。構造は意外と単純そうだ。」と表示されればOK。
この状態でエリアチェンジをせずに、プレート状の鋳物を探しに行きます。エリアチェンジしてしまうと、再度Gates of Halvungを調べるところからやり直しです。
プレート状の鋳物が落ちている???の場所はランダムになっていて、以下のマップに記した青丸のいずれかの場所で見つかるようです。
プレート状の鋳物は、一度手に入れてしまえば何度でも使えます。
ストーリー
ナシュメラからメネジンレシーバーを受け取ったレルフィーは、ガッサドという名前を聞いて、久しぶりに会いに行くことにしました。アトルガン白門のオートマトン工房へ。
Abda-Lurabda「アブダルラブダ、がんばるんだもん!」
Tateeya「私も同じ気持ちです。親方、私たちにも協力させてください。」
Ghatsad「……ううむ、そういうわけにもいかんのだ。こたびの件、危険も危険……」
ガッサドの元を訪ねてみると、アブダルラブダとタティーヤの2人と、何か話をしているようです。レルフィーが近付いていくと……。
Ghatsad「良いところへ来た。危険な仕事を依頼するなら、傭兵に限るからな。しかも、お前になら、内密とされた任を託しても構わんだろう。」
えっ、いきなり何のことですか?
Ghatsad「先日のこと。陛下より直々に『ある伝説のモンスターに関して早急に情報を収集せよ』とのお言葉を頂いた。なんでも、その昔、9つに分けられて『封印の壺』なるものに封じられていたモンスターがいたという。」
Abda-Lurabda「ブルブル……お、おそろしいもん……。」
Tateeya「なにぶん、古い時代の話。本当に、そんなモンスターが存在したのか私は疑問を感じます。」
Ghatsad「もっともな意見だ。その伝説の舞台は、今からおよそ900年以上前のアトルガン初期王朝、アルザダール朝……または……それよりもさらに昔、いまだ解明が進まぬオルドゥーム文明のもの。それほど古いものである上、その伝説自体、各地に生息するゴブリン族が代々伝えた昔話のひとつなのだという。」
Tateeya「ゴブリンの話なんて、信用できるとは思えませんが……。」
Ghatsad「しかし、陛下の頼みごと。心当たりを訪ねる他ない。ひとつ考えついたのが、トロール傭兵団を従えるモブリンだ。彼の者は、古の失われた技術に詳しいと聞く。その名は『メゴマック』。ゼオルム火山に居を構えているそうだ。」
「彼に接触して、壺に封じられていたというモンスター『ファラク』について可能な限り、情報を引き出してほしい。これは傭兵であるお前にしかできぬこと。皇国側から彼に接触するのは問題があるのでな……。」
「そうだ、あとは交渉用にこれを渡しておこう。メゴマックの好みに合うだろう。だが、油断はするなよ。」
うーん、話が一方的すぎて、承知したくないけど……承知しました。ではさっそく……。
Abda-Lurabda「待って待って、待ってなんだもん!」
ゼオルム火山に向かおうとしたレルフィーを、アブラカタブラが呼び止めました。
Abda-Lurabda「よかったもんね?ガッサドさんのために働けるなんて!」
Tateeya「私たち、親方のことをとっても尊敬しているんです。どんなことにも全力で決して手を抜かず、新しい発想を次々とためらいもなく試す勇気もお持ちで。けれども、何故か、この頃の親方は、なんというか……」
Abda-Lurabda「元気なかったんだもん!」
Tateeya「ここオートマトン工房で特に変わったことは起きていないので、理由はさっぱりわからないのですが……」
Abda-Lurabda「なんか知ってるもん?」
いやー……さすがにわかりません。
Abda-Lurabda「そうだもん。弟子じゃないと、わからないんだもーん。みんなには、わからないんだもーん。」
Abda-Lurabda「でもでもだもん。ガッサドさん、やっと元気になってきたもん♪」
Tateeya「ええ、アブダルラブダの言う通り、ナシュメラ陛下より今回の依頼があってからは、いつもの調子が戻ってきたように感じています。ですから、私たちも親方のことを手伝いたくて仕方なかったのです。ただ、私たちには危険すぎるという話は本当でしたね。あなたにお任せします。よろしくお願いします。」
Abda-Lurabda「おねがいするもーん!」
メゴマックに会うため、ゼオルム火山へやってきました。アトルガン白門にある六門院から、移送の幻灯でワープできるのはありがたいです。
Megomak「人が、何の用だ?」
すかさずレルフィーは、ガッサドから受け取ったお土産、赤銅の箱を手渡しました。
「……もう一度、聞くぞ、何の用だ?」
レルフィーは、ストレートに用件を伝えました。
「なんだ。お前、『ファラク』を知ってるのか。今、ちまたでアチチな話題だもんな。」
「土産ももらったし、かんたんな話ならしてやってもいいんだが、なるたけ詳しい話を聞きたいってんだろ?それだったら、ちょうど今、そういうのに詳しそうなやつが泊まってるから、そいつに尋ねた方がいいんじゃねえかな?」
「勇者の家系に生まれたとはいえ、末っ子なのに苦労してよ。ついてないやつなんだけどな~。」
そうなんですね。では、その「ファラク」に詳しい方に会いたいのですが……。
「……ん?悪いな、今はいないぜ。『ハザルム試験場』って施設に行ってるんだ。骨が折れそうなお使いを頼んじまったんでな。」
「そうだ、お前、カダーバの浮沼の先にある洞窟を知ってるか?その奥に、アトルガンの秘密施設があるのさ!そこでは禁断の錬金術によって日々異なる生物どうしが合成され、新たな生物が作り出されていた……。」
「その人工生物が合成獣……つまりは、キメラ。ラミア、プーク、マンドラゴラなど……そこで生命を得た生物は、枚挙にいとまがないだろな。あそこは、神の御技にも迫らんとする偉大なる知の殿堂だったんだ……オレも錬金術師の端くれだからな。」
「そこで盗んだ『胚』を使って『キマイラ13』ってキメラを作ったんだが、やっつけられちまってよ……ヤケドと傷心の日々を過ごしたオレだったが、どうにかこうにか、やっとこさ、やる気を取り戻したというわけだ。」
「やつによれば、この先に待ち受ける厳しい戦いには、オレの愛しのキメラちゃんたちが必要だって言うし……」
やつ……って誰ですか……?
「ん?さっきも言っただろ。『ハザルム試験場』にお使いにいったやつさ。オレよりも、ファラクの伝説に詳しいはずだぜ。」
「そういえば、全然もどってこないな……。新しい『胚』を盗みに行ってもらったんだが……。皇国のやつらに見つかっちまったのかもしれねぇな!そしたら、何されるかわかったもんじゃねぇぞ!」
「おい、お前。『ハザルム試験場』の入り口あたりまでいって、こっそりと様子を探ってこい。頼むぜ。」
みんな人遣いが荒いですね……。心の中でそう思いながら、レルフィーはハザルム試験場へ。すると……。
Uran-Mafran「おや、おまえか。ここでも会うことになろうとは。」
なんと、後からウランマフランがやってきました。
「私が得た情報では、この扉の先……古の施設の最深部には巨大な時空の歪があると言う。そして、そこには冥界ヴァルハラを統べる神……オーディンが現れるという噂も……。」
「しかし、ここにはかなり厳重な封印がかけられている。オーディンへの謁見、たやすくはなさそうだ。」
「ところで、カダーバの浮沼のナメクジ岩で、アミナフという亡者が語っていたことを覚えているか?『ヴァルハラで大きな戦いが起きている。ヴァルハラを統べる神オーディンに反旗を翻したものがいる』。その件について、さらなる情報を得たい。おまえは何か知っているか?」
実は、アミナフの前に、リシュフィーという青魔道士も同じような目に遭っていて……。
「……そうか!もうひとり、青魔道士がいたのか!そして彼からも、魔の力を吸い取ってほしいと言うのか。この『獄のオーブ』を使って……。」
「確かに、そうすれば、その者とも実りのある会話をすることができそうだ。」
その時……。
Magh Bihu「ピエエエエエエン!」
叫び声を上げながら、ディスティニーデストロイヤー団がゲートの中から出てきて、そのまま走り去っていきました。
Uran-Mafran「あのゴブリンども、どうやって中へ……今度は捕らえて、聞き出してやろう……」
ディスティニーデストロイヤー団を追いかけてカダーバの浮沼に出てみると、一角ですすり泣くような声が聞こえます。そっと近付いてみると……。
Uran-Mafran「……なるほど。試験場の中で、嫌なものを目にしたようだ。」
Gloom Phantom「……気にするナッテ!生まれたトキ、死ぬトキ、どっちモ~関係ネェ~シ、ゴブゥ!」
Dazbog「で、でも……しょ、しょうげきてきな、じ、じじつばかりで……」
Magh Bihu「ピエエエエエエン!マンドラゴラハ、ニンゲンニツクラレタイノチダッタンダヨー!」
Gloom Phantom「でもヨ~、ラミア、プーク、メローとかヨ~、おンなじ、おナカマも、いるワケだしヨ~!気にするナッテ!いまヲ、生きてるってェ~コト、ダイジな~ンは、ソレだけ、ゴブゥ!」
Magh Bihu「ピエエエエエエン!ノゾマレテエラバレシ『エリート』ニハ、コノキモチガワカラナインダヨー!マンドラゴラハ、ウマレルハズガナイ『イラナイコ』ダッタンダヨー!」
Gloom Phantom「オイコラ!エリートって、ナンジャ、ゴブゥ!!!」
Dazbog「ま、まあまあ……、お、おちついてください。ひ、ひどいのは、あ、あんなものをうみだそうとかんがえて、ほ、ほんとうにやったものたちです。い、いのちを、も、もてあそんでいるのです。れ、れんきんじゅつしがわるいのです。」
Magh Bihu「ピエエエエエエン!アノモブリンヤロウニモ、セイサイヲクワエテヤラネバナラヌ!」
Gloom Phantom「ゴブゥッ!?メゴマック、オレサマたち、泊めてくれル、ダイジ~な、ダチなンだゼ、ゴブゥ!?」
Magh Bihu「コレダカラ『エリート』ダッテンダヨ『イラナイコ』ハ、ハシノシタデフルエテルノガフサワシインダヨ!」
Dazbog「ま、まあまあ……、お、おちついてください。」
Gloom Phantom「ゴブゥ……こ~んナ、コトなら、メゴマックの頼み、聞かなきゃ~よかったゼ。」
Dazbog「た、たのまれた、は、『胚』はみつけたのに、さ、さんざんですね……。」
Gloom Phantom「ソレにヨ~、な~んデあンナに、トサカにキて~ンだ、ゴブゥ……?マンドラゴラ、ちがうじゃネェ~か……」
Uran-Mafran「……聞いているだけで頭が痛くなる。そろそろ向かうか……、ん?なんだ、あの、からくり人形は……?」
ウランマフランの視線の先には、からくり人形……あれはメネジン!?すると目の前にやってきて……。
Mnejing「そこへ直れ、魔道士ウランマフラン。聖皇の命により皇都アルザビへ連行する。」
Uran-Mafran「ほう……?」
Mnejing「まずは持ち物を改めさせてもらおう。」
Magh Bihu「マテマテマテーイ!」
Mnejing「ぬぬぬ!?なにやつ!?」
Magh Bihu「ニンゲンドモメ!イノチヲモテアソンダ、ニンゲンドモメ……!」
Gloom Phantom「オイコラ!どうしタ、ゴブゥ!!!」
Dazbog「お、おちついて……」
Mnejing「……???レルフィーよ、どういうことだ???」
Uran-Mafran「ややこしい。まずはあの植物を黙らせた方がよさそうだぞ。」
Mnejing「キトルルスよ、落ち着くがよい。」
Magh Bihu「キトルルスト、マチガエルトハナンタルブジョク!!!」
Magh Bihu「セイサイヲ、クワエテヤラネバナラヌ!ピエエエエエエン!」
ディスティニーデストロイヤー団が襲い掛かってきました。メネジンも共に戦ってくれます。こちらはヴァレンラール・イロハII・シャントットII・コルモル・クピピを呼んでの戦いです。
相手は黒いゴブリン族のGloom Phantom、ミーブル族のDazbog、マンドラゴラ族キトルルスのMagh Bihu。M1-3で戦ったときと構成は同じですが、かなり強くなっています。
メネジンが倒されてしまうと失敗になってしまうので、なるべくヴァレンラールにタゲを取ってもらい、1匹ずつ確実に仕留めていきます。
ヴァレンラールがタゲを集めてくれても、なぜかこちらが攻撃されることがあるので、念のため自分の体力には気を付けていた方がいいかもしれません。
何とかディスティニーデストロイヤー団の攻撃をいなしたレルフィーたち。
Magh Bihu「プシュウウウウウ……」
Gloom Phantom「オイコラ!こっちノ、ハナシも聞かねェ~デ、いっぽ~テキニ、ボコるンジャ~ネ、ゴブゥッ!」
Dazbog「そ、それは……い、いいがかりも、い、いいところでは……」
Mnejing「……レルフィーよ、この事態は、いったいどういうことなのだ?」
うーん、おそらくマンドラゴラがキメラだったことかと……。
Mnejing「キメラ。禁断の錬金術によってもてあそばれた命の末路。自らがそうだと知らなかったのならば、その出自にも落ち込みもしよう。我らがこう言うのは滑稽だがな。『同情を禁じ得ない』と……。」
Mnejing「……が、聞きたいのはそういうことではない。この野蛮かつ横暴な狼藉者たちは、いったい何者なのだ?」
彼らは、ディスティニーデストロイヤー団です。
Mnejing「聞きたいのはそういうことではない。ここで何をしているか、ということだ。」
Gloom Phantom「オレサマのダチにヨ~、頼まれちまッタ、だいじなモノ、探してタ~、だけゴブゥッ!!……って、ネェ!ドコイッタ!?」
レルフィーは、グルームファントムに真っ白なアンプルを見せました。
Gloom Phantom「ゴブゥッ!!!ソレ、ダチのだゾ!メゴマックのだゾ!」
Mnejing「メゴマック……ガッサドからは、そなたをメゴマックの元へ交渉に遣わせたと聞いているが。」
Gloom Phantom「テメ~モ、メゴマックのダチ……?」
Magh Bihu「プシュウウウウウ……メゴマック……レンキンジュツシ……セイサイヲ……」
Dazbog「と、ところで、あ、あなたはなんですか?キ、キメラですか?」
Mnejing「キメラだと!?わ、我らをキメラ!?ええい、ウランマフランと共に皇都へ連行だ!」
Mnejing「知ることのすべてを吐いてもらおう!筆舌に尽くしがたい恐ろしい目にあうことを覚悟するがいい!」
すると、ウランマフランは魔法を唱え始めました。まさか、デジョンで逃げる気……!?
Mnejing「待つのだ、ウランマフラン!」
Uran-Mafran「……案ずるな。しばし後に、また会えよう。」
ウランマフランは、デジョンで消えていきました。
Mnejing「ううむ……何を考えている……?あやつの狙いはいったい何なのだ……?ナシュメラに報告せねば……」
メネジンが考えているうちに、ディスティニーデストロイヤー団も逃げ出しました。
Mnejing「あやつらまで!」
Gloom Phantom「メゴマックにヨ~!『胚』、渡しに、行けヨナ~!ゴブゥッ!」
Mnejing「こら、待てい、待たぬか! この……ディスティニーデストロイヤー団めー!」
……とりあえず、グルームファントムが残していった真っ白なアンプルをメゴマックに届けるため、再びゼオルム火山へ。
Megomak「お、お前、『ハザルム試験場』の様子を探ってきたか?」
レルフィーはその質問に頷きながら、グルームファントムが残していった真っ白なアンプルを取り出しました。
「なんだ……こいつは、オレがやつに頼んだ真っ白なアンプルじゃないか!」
メゴマックに真っ白なアンプルを渡しつつ、これまでのいきさつを話しました。
「……よくわからんが、オレ自身が行かなくてよかったぜ。偉そうなオートマトンに追いかけられるなんざ、ゾっとしねえからな。」
「それで、やつら……ディスティニーデストロイヤー団はもう戻ってこねえのかな。長老さまのところへ行く方法を教えてやったから、直接、そっちに向かったのかもしれねえな。」
「あーあ。せっかく、トマトスープやメロンジュースをおごってやろうと思ったのに……。」
「ん?なんだ、お前。まだ帰らないのか?」
え、えーと……。
「ああ、そうか!お前は、ファラクについての詳しい話を聞きたがっていたんだったか!」
……始まりは、今から数千年前のこと。
ここアトルガン地方を
滅ぼそうとしていたファラクは、
死闘の末に9つの肉塊に分けられた。
だが、お前たち人間が
オルドゥーム文明って呼んでいる時代になると、
恐れを知らぬ錬金術師たちが現れちまった。
その錬金術師たちが
「封印の壺」の封印を解いちまって、
9つの肉塊は3つずつ合体することになった。
そして、ティンニン、
サーラメーヤ、ティガーという3体のキメラが
生まれ、キメラの研究の始まりになったんだ。
Gloom Phantom「けどヨ~、人間ドモ、まったくもッテ、わかっちゃイネェ~。ティンニン、サーラメーヤ、ティガー、くっついちまうと『ファラクが蘇っちまう』ッテ~のをナッ!!!」
グルームファントムが戻ってきたようです。
Megomak「よお、戻ってきたのか!真っ白なアンプルは、その人間からもらったぞ!」
するとグルームファントムはレルフィーに近付き……。
Gloom Phantom「テメ~、どこかデ、会ったトキ、あるゴブゥ……?」
いつもの質問をしてきました。もちろん、返事は「はい」なのですが……。
Megomak「どっちでもいいから、この人間に話の続きを聞かせてやってくれよ?お前の独壇場ってやつだろ?」
Gloom Phantom「しっかたネェナ~、ゴブゥ。そこで登場したのが、オレサマの祖先ノ~、勇者サマってワケヨォ。」
「祖先の勇者サマはヨ~、人間ン中デモ、話、ワカるヤツ、『ラムール』ってヤツ、見つけたンだ。」
「ソイツ、人間のクセニ、ファラクのヤバさ~知っててヨ。ナメクジ岩デ~、3つノ~『島』に~封印したッテ、話ヨオ!」
「そんトキ、使ってタ、ヤバい杖コソ、『オルドゥームの杖』でヨ。その杖じゃネェ~と、岩、壊せネェ~ゴブゥッ!」
Megomak「今、ナメクジ岩は、ちょうど熱いスポットだぜ。蘇った亡者がワラワラしてやがる。」
Gloom Phantom「……オウ、メゴマック。ここのヤツら、あンの『杖』ンコト、ちゃ~んト、守ッテ~ンだろうナ、ゴブゥッ?」
Megomak「そう聞いてるぜ。安心しとけ。」
Gloom Phantom「ゴブゥッ!ぜっテ~、命カケてもヨオ、亡者にダケ~は、渡すンじゃア、ねぇゾッ???」
Megomak「お前、これから長老さまに会いに行くんだろ。そこで尋ねてみるといいさ。」
Gloom Phantom「ヨッシ!イッチョ、行ってみるワ~!アンガトヨ~、世話ンなったゼ!」
Megomak「達者でな~!」
「どうだい、わかったか?ファラクがヤバイもので、オルドゥームの杖が亡者どもの手に渡ると蘇っちまうってことが。そいつをお前ら人間が知って、事態がよくなるとは思えないけどな。オレたちの邪魔はするなよ?」
「じゃあな。オレは行くぜ。愛しのキメラちゃんのために、いろんな実験をしたいからな。」
いろいろ話が聞けたので、レルフィーはガッサドに報告するため、アトルガン白門へと戻りました。
Abda-Lurabda「おかえりだもーん!待ってたもーん!」
Tateeya「その表情……すべてうまくいったようですね!」
Ghatsad「どうだ?メゴマックからうまく聞き出せたのか?」
レルフィーは、メゴマックやグルームファントムに聞いた話を報告しました。
Abda-Lurabda「ええー!?ファラク、蘇っちゃうんだもん!?」
Tateeya「9つに分けても死ななかったということは……全部を合わせれば生き返るということ……。」
Abda-Lurabda「どうするもん!?どうするんだもん、ガッサドさん!?」
Ghatsad「オルドゥームの杖……か。ドゥカーヤの研究書で雷の力を操るものだとあったが、それ以上のものなのかもしれぬな。」
Tateeya「そうです。それにオルドゥームの杖が、亡者などの敵の手に渡らなければ、ファラクが蘇ることはありません。」
Abda-Lurabda「でも、どこにあるんだもん?おねえさんから聞いた話だと、アトルガンの誰かが守ってるみたいだもーん?」
Ghatsad「レルフィーよ、オルドゥームの杖について詳しいゴブリンは、グルームファントムという名だったな……。」
「実は、先ほど皇宮から使いが来てな。ハザルム試験場の前でお前に会ったという話も既に聞いていたのだ。そのゴブリン率いる3人組の獣人たちは、お前と同じように中の国から来て、メゴマックを頼った……。」
「すべてのことが繋がっているとなれば、杖は、やはり、獣人が……?」
Abda-Lurabda「ううーん……。アブダルラブダ、よくわからないんだもん……。」
Ghatsad「とにかく、だ。我らのために素晴らしい仕事をしてくれた。お前から聞いたことはすべて陛下に報告する。だが、次は、オルドゥームの杖の調査のために力を貸してくれ。」

当サイトに記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の登録商標、もしくは商標です。
Copyright(C) 2002-2025 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.


























































