今回は、蝕世のエンブリオミッションの通算29番目、第7回3番目「コルモル博士の異常な理論」を進めていきます。

攻略手順
ウィンダス石の区K-7テンキー5あたりにいるShantottoに話しかけ、イベントを見ます。
イベントを見た後、赤霊布、黄霊布、夜光布をShantottoに渡し、イベントを見ます。
赤霊布の入手方法
ミザレオ海岸・ルフェーゼ野に夜間出現するフォモル族が持っています。オススメはルフェーゼ野J-6テンキー7あたりにいるフォモル族。タブナジア地下壕から、マウントでの移動推奨。
レベルの高いフォモル族ほど、持っている確率が高いようです。
黄霊布の入手方法
クフタルの洞門にいるゴースト族Haunt・ウルガラン山脈にいるゴースト族Srei Apが持っています。オススメはクフタルの洞門最初のマップH-7周辺にいるゴースト族。Survival Guideでワープしてすぐのあたりです。
Hauntを数匹討伐して手に入りましたので、割と高確率で持っているのかもしれません。
夜光布の入手方法
ヴァナ・ディール全域のゴースト族が持っていますが、ドロップ率があまり良くないようなので、競売での購入をオススメします。
ストーリー
シャントットからの呼び出しを受け、レルフィーはウィンダスにあるシャントット邸へと足を運んだ。
「あら、名探偵のあなた、ようやく戻っていらしたわね?」
出迎えたシャントットは、どこか楽しげな笑みを浮かべていた。事の裏に潜む巨悪の正体を突き止めたレルフィーの手腕を、彼女なりに評価しているようだ。
「さあさ、さっそく答え合わせと参りましょう。その正体は……?」
「ウランマフラン……ですね」
レルフィーが即答すると、シャントットは「よくできました」と満足げに頷いた。彼女自身はバストゥークからの問い合わせを受けるまでその名を知らなかったというが、思い当たる節があったらしい。
そこへ、ひょっこりとコルモル博士が顔を出した。
「シャントット博士よ、ウランマフランとは、だれだったかのう?」
「……どういうことですの? コルモル博士が教えてくれたじゃありませんか」
シャントットは呆れたようにため息をつく。コルモルが魔法学校の校長だった頃、ハイクラスに在籍していた将来有望な生徒の一人がウランマフランだったのだ。
「おおおおお! そうだ、そうであった!」
コルモルは頭をかいて「てへ」と誤魔化した。別の難しいことを考えていたから忘れてしまったのだと言い訳する彼に、シャントットは冷ややかな視線を送る。
すると今度は、ヨランオラン博士が慌てた様子で邸内に駆け込んできた。
「いろいろ、わかったぞ! 渦の魔道士の文献を読み漁ったからな!」
「……ヨランオラン博士よ、渦の魔道士とは、だれだったかのう?」
コルモルのボケにペースを崩されつつも、ヨランオランは熱弁を振るった。
渦の魔道士ガラズホレイズとは、およそ三百年以上昔の「第四次ヤグード戦役」でヤグードを操り、国家転覆を企んだ極悪人である。最初はサルタバルタ地方の覇権争いと考えられていたが、あまりにも神出鬼没な快進撃から裏切者の存在が囁かれ、やがてガラズホレイズの暗躍が暴かれたのだという。
「おお、そうだ! ワシが院長だった頃、教えたことがあったなあ。だが、結局、なぜそんなことをしたんだったか……?」
「星の神子さまに進言した政策が、過激だという理由で元老院にて総反対を受けたことと……魔法の新時代を拓く画期的研究と自負した理論が認められなかったことが原因だったらしい」
「ブチ切れましたのね」
シャントットの一言に、場が妙に納得の空気に包まれる。
ヨランオランの話はさらに続いた。ガラズホレイズの本家は水の区の豪商ホノイゴモイであり、目立たないよう虐げられていた分家の血筋がウランマフランに繋がるのだという。
「そうだったのか。努力したのだな、ウランマフランよ」とコルモルが感心するが、シャントットは一刀両断した。
「努力する方向が間違ってますことよ。オーブに集めた力で祖先を蘇らせようなんて、まどろっこしい! さっさとご自分に使えばよろしいのに!」
ウランマフランの目的について、コルモルは一つの見解を示した。ウランマフランは生き物や命を直接どうこうする力までは持っておらず、学生時代は「人形使い」と呼ばれるほど人形相手の魔法が得意だったというのだ。
「それで思い出したぞ! 天の塔から、ガラズホレイズの魔法人形を盗んだのもウランマフランだったのか?」
シャントットの指摘に、博士たちは唸った。ウランマフランほどの腕前ならガラズホレイズを蘇らせることも可能なはずだが、相手の魂は冥界ヴァルハラにあり、黒き神オーディンに反旗を翻してデーモン族と激戦を繰り広げている。
レルフィーの報告を思い返し、シャントットは不敵に笑う。
「オーディンがこの戦いのために新たにデーモン族を生み出したとありましたでしょう? いくら渦の魔道士が怪しげな術を使ったとしても、どうしてここまで苦戦しているのかしら?」
「……やっぱり、『渦の理論』を完成させちゃったのかもしれんなあ……」
コルモルが呟いた「渦の理論」。それは禁書に指定されている危険な研究だった。
あまりに複雑怪奇で永遠に読み終わらないとも、読めばオバケが出てくるとも噂される代物だが、コルモルは若かりし頃、ラブラブ理論の書と間違えて読んでしまったことがあるという。
「コルモル博士、それこそ、渦の理論の書で間違いありませんわ。その中身を教えなさい」
「確か……休まずに永遠に魔法をぶっ放せる理論だったような???」
「そ、それは……わたくしのための理論じゃありませんこと!?」
シャントットの目が危険な光を帯びるが、コルモルは肝心な部分を忘れてしまっていた。
記憶を取り戻すため、コルモルはウランマフランの持ち物を改造した魔法人形を使うと提案。レルフィーに材料となる「赤霊布」「黄霊布」「夜光布」を集めてくるよう依頼した。
レルフィーが急いで布を集めて戻ると、コルモルは禍々しいオーラを放つ魔法人形「思ひ出くん」を完成させた。
さっそく「思ひ出くん」を起動したコルモルは、ついに渦の理論の核心を思い出す。
「そうだ、卵だ! 『蝕世の卵』なのだ!」
コルモルによれば、渦の理論はソロムグ原野の不思議な卵から孵化した、倒しても何度も蘇るモンスター「ネスナス」の話が発端だという。ガラズホレイズはアトルガン地方でも同じような「蝕世の卵」の話を聞き、その「何度も蘇る力」の源を利用して、魔法を永遠に放ち続ける理論を構築しようとしたのだ。
ヨランオランは命を司るフェニックスの力ではないかと推測するが、シャントットはそれを否定する。
「渦の魔道士は、その源を調べるために星の神子さまに直訴して断られ……第四次ヤグード戦役を起こした時に新たな情報を手に入れたらしい。渦の理論の最後に、『カオス』と呼ばれた巨大な竜に関する走り書きと、『蝕世の卵』の間に矢印が書かれていたのだ」
コルモルが興奮気味に語ると、ヨランオランが「そのカオスこそが蝕世の卵の生みの親だ!」と叫んだ。
その時、シャントットがじろりとレルフィーを睨んだ。
「あら? レルフィー……何か言いたそうですわね? 知ってることがあるなら吐いておきなさい?」
促されたレルフィーは、カオスが五千年前に多種多様な獣人たちによって倒されたことを正直に告げた。
「まったくだ! この私が大発見だと思って大喜びする様を黙って見ているとは、意地が悪いぞ! しかも、そのカボス!」
「ガッカリですわ。カボスは、5000年前に倒されていたなんて。渦の理論を完成させるチャンスでしたのに」
カオスをカボスと間違えながら憤慨する二人に、コルモルが割って入った。
「みんな冷静に、冷静に。カボスではなくて『カオス』なのだ。それに、この冒険者もウランマフランから記憶操作の術をかけられていて混乱しているに違いないのだ」
その言葉を裏付けるように、「思ひ出くん」がレルフィーの記憶操作に反応して不気味な音を立てた。コルモルは、記憶操作を解くために「思ひ出くん」をレルフィーに託してくれた。
「レルフィー、もしも渦の理論に役立ちそうなことがわかったら、まずわたくしに報せなさいな」
ヨランオランの反論を遮り、シャントットはレルフィーに「シビルスカーフ」を手渡した。
「最初にサンドリア王国に行くとよろしくてよ。あの国のトリオン王子が『蝕世の卵』が持つ力とは何なのか、情報を寄こせとうるさくって。ただ、もちろん、渦の理論については他言無用ですわよ? 禁書に関わることは反逆行為ですわ? オーッホホホホホ!」
高らかな笑い声を背に受けながら、レルフィーは次なる目的地であるサンドリア王国へと向かうのだった。

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