エンブリオM8-3:大魔法使いデルクフ

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アイキャッチ[蝕世のエンブリオ] 蝕世のエンブリオ

今回は、蝕世のエンブリオミッションの通算33番目、第8回3番目「大魔法使いデルクフ」を進めていきます。

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攻略手順

ジュノ上層G-6テンキー7あたりにいるElijahに話しかけ、情報を聞きます。スキップ可。

ジュノ上層にいるElijahの場所

ジュノ上層にいるElijah

ジュノ港H-8テンキー8あたりにいるShamiに話しかけ、イベントを見ます。

ジュノ港にいるShamiの場所

ジュノ港にいるShami

イベントを見た後、南サンドリア[S]H-8テンキー5あたりにいるValaineral R Davillesに話しかけ、イベントを見ます。カンパニエバトルで不在の場合は、その場で待っていればそのうち戻ってきます。

南サンドリア[S]にいるValaineral R Davillesの場所

南サンドリア[S]にいるValaineral R Davilles

イベントを見た後、バタリア丘陵[S]G-7テンキー6あたりにいるSecret Entranceを調べ、エルディーム古墳[S]に入ります。

バタリア丘陵[S]にあるSecret Entranceの場所

バタリア丘陵[S]にあるSecret Entrance

エルディーム古墳[S]に入ったら、同マップF-9テンキー3あたりにあるEgg Discovery Siteを調べ、イベントを見ます。ブンカール浦[S]のカンパニエバトルでノユリ(薔薇傭兵騎士団)が出撃している場合はイベントが発生しないので、終わるまで待ちましょう。

エルディーム古墳[S]にあるEgg Discovery Siteの場所

エルディーム古墳[S]にあるEgg Discovery Site

イベントを見た後、再度Egg Discovery Siteを調べると、コンフロント戦でのバトルになります。

バトルに勝利した後、再度Egg Discovery Siteを調べ、イベントを見ます。

イベントを見た後、南サンドリア[S]H-8テンキー5あたりにいるValaineral R Davillesに話しかけ、イベントを見ます。不在の場合は待ちましょう。

コンフロント戦でのバトルについて

バトルの相手は、巨人族のNM「Enkelados」、樹人族(若木)のNM「Gigas's Stalking Sapling」が3体、クゥダフ族のNM「Sa'Jho Shieldbreaker」、オーク族のNM「Sharpshot Luttdrutt」の計6体です。全てを討伐する必要があります。

フェイスは、ヴァレンラール、セルテウス、イロハII、イングリッドII、クピピで回復重視。セレナーデ(オートマトン)は射撃タイプ。

コンフロント戦で巨人族のEnkeladosなどとの戦い

Enkeladosは体力が半分くらいになるとSPアビ「使い魔」を使ってくるので、最初に3体のGigas's Stalking Saplingから倒します。範囲睡眠とスプラウトスピンが厄介なので、1体ずつ確実に倒していくと良いかも。

次に、Sa'Jho Shieldbreaker。ナイトタイプなのでインビンシブルを使ってくるようですが、なぜか使われないままあっさり討伐。

次に、Sharpshot Luttdrutt。狩人タイプなのでイーグルアイを使ってきますが、ヴァレンラールが受けて300ダメージ程度でした。登場時は段差の上にいるので、場所移動して下に降りてきてもらいましょう。

最後に、Enkelados。ペットがいない場合は「あやつる」を使ってくるので、自分がタゲを取らないように注意。フェイスやマトンなら「あやつる」を使われても無効です。

ちなみに、もしソロで挑んでいて、あやつられてしまうと……あやつられた瞬間に失敗扱いになるらしいです。

ストーリー

黒づくめのゴブリンたち、ディスティニーデストロイヤー団を追って、レルフィーはジュノ上層へやってきた。街中に姿はなく、バタリア丘陵へ抜ける門まで来たが、やはりいない。すぐ近くにいる髭のおじさま、エライジャに尋ねてみた。

「あの失礼な連中なら知っておりますよ。相応しい相手を紹介してやりました。ジュノ港にいるシャミを、ね」


ジュノ港のいつもの場所に、シャミとシェモがいる。近づいていくと、シャミのほうから声を掛けてきた。

「そこのあんた、マートのときの……なにか探しているのかい?」

「ディスティニーデストロイヤー団を探しているのですが……」

「おおっと! その件、俺たちに詳しく話してみんか?」

事の次第を語ると、二人は額を寄せてこそこそ相談を始めた。やがて話がまとまったらしく、こちらに向き直った。

二人は額を寄せてこそこそ相談を始めた

ヴァルハラに隠されていた『蝕世の卵』が割れたという噂は本当らしい。オーディンがどうにかすると思っていたが、思わぬ展開になったようだ、とシェモは肩をすくめた。詳しく知りたければ新顔のデーモン、デュークアロセスを探すといいらしい――もっとも、この頃はぱったり姿を見せないそうだが。

「さて、それとあんたもよく知る、あの事件。マートが卵を割った件も気になるんだろ?」シャミが声を落とす。

あの卵は、クフィム島の「デルクフの塔」に封じられていたモンだとか。封じた張本人は、今はデルクフと名乗っている。殻にはもともとヒビが入っていた――二十年ほど前、サンドリアの人間のせいで、と。

クフィム島の「デルクフの塔」に封じられていたモンだとか

「ニンゲンは余計なことしかしない、ってデルクフがぼやいてたぜ」
「巨人どもよりマシだろ。卵を盗まれたのを隠してやがった」
「気になるネタも聞いたぜ。今回はマートだったから……いや、なんでもない。二十年前に何が起きたか知りたきゃ、時をさかのぼるほかないからな」


二十年前。サンドリアの人間。時をさかのぼる――ピンときたレルフィーは、過去サンドリアへ向かった。訪ねたのは、近衛騎士団長ヴァレンラール・R・ダヴィル。彼はレルフィーを見どころある新兵だと目を細め、一つ任を頼みたいと切り出した。

獣人血盟軍が、新たな魔法兵器「蝕世の卵」を用意しているという。世界を蝕む意を持つその名以外、効果も所在も由来も不明。だが密告者が現れ、血盟軍にも扱いきれぬ危険な代物ゆえ企みを止めてほしいと告げた。当初は罠を疑った――在処が「エルディーム古墳の奥」だったからだ。

その古墳では、確かに「卵」のようなものが掘り出されたが、危険との判断から奥に放置されているという。折しも血盟軍の精鋭部隊がバタリア丘陵に潜入したとの報せもある。狙いはあの卵とみて間違いない。

近衛騎士団長ヴァレンラール・R・ダヴィル

「薔薇傭兵団がいち早く古墳へ出立したが、奇襲を受け足止めされている。貴公には、血盟軍の精鋭部隊より先に卵の元へ到達し、ノユリ率いる薔薇傭兵団たちが着くまで見張ってほしいのだ」

「わかりました。ところで、あなたは?」

「我は血盟軍の動きを追い、卵の新情報を待つ。出どころはダスクレイヴンという傭兵――素性の掴めぬ男ゆえ、話半分に聞かねばならぬがな」

バタリア丘陵中央の塚山から古墳へ入れ、戦闘も覚悟しておけ――そう告げられ、レルフィーは頷いた。


ヴァレンラールの言葉どおり、レルフィーは塚山から古墳へ入り、しばらく進んで広間のような場所に出た。そこでは言い合いが繰り広げられていた。巨人・オーク・クゥダフを相手に、一匹のゴブリンが必死に食い下がっている。

一匹のゴブリンが必死に食い下がっている

「なんで、どして、わからない? そのタマゴ、五の千の昔、世界滅びるもと、なったタマゴよ!」

「オマエの言うことォ、本当なら」クゥダフが割り込む。「大勝利確実のォ武器だということォ! 使わん理由がァないだろォ!?」

「使うって!? 孵化させる!? そしたら、ドッカン! イッカンの終わり!」

すると、巨人が怒号を轟かせる。ゴブリンは慌てて平伏したが、媚びは通じない。振り下ろされた巨大な斧の衝撃で、ゴブリンが宙を舞った。

振り下ろされた巨大な斧の衝撃で、ゴブリンが宙を舞った

「ギャハハハハ! うらぎりもんは死ね!!!」オークが哄笑する。

――と、そこでレルフィーの気配に気づかれた。

「だァれだ、てめェッ!?」
「敵だァッ、血祭りだァッ!!」
「ウガッ!!!グガァァァァァァァァッ!!」

巨人の咆哮とともに、一斉に襲いかかってきた。レルフィーもフェイスを呼び出して応戦し、辛くも乱戦を制した。

辛くも乱戦を制した


巨人が尻をついたその時、ノユリ率いる薔薇傭兵団が駆けつけた。それを見て逃げ出す巨人。

「間に合ったようだな……!」

だが卵を目にした途端、その表情が強張る。

「……これが……『蝕世の卵』か……。クッ!なんと禍々しい気に満ちているのか……!」

ゴブリンが立ち上がり、歩み寄ってくる。

「……あのタマゴ……放っておく……世界、滅びる……」

「確かに、これは……」

卵の影響か、ノユリの様子がおかしい。

ノユリの様子がおかしい

「ノユリさま、どうなされました!?」エステラーヌが駆け寄る。
「まあ、お顔が真っ青ですわ!」ジャンネルも顔色を変えた。

「お前たちは、何も感じないのか……あの卵の声……いや、胎動……」

隊員たちには何も感じ取れない。ノユリだけが、その"声"に蝕まれていた。

「……ならぬ! 近づいては、ならぬ!」

叫ぶや、ノユリは渾身の一撃を卵へ叩き込んだ。

ノユリは渾身の一撃を卵へ叩き込んだ

だが――割れない。刻まれたのは、わずかなヒビのみ。

「……ヒ、ヒビ……入った……!? あのカタナ……あれも、ドゥエルグの……?」

「そこのゴブリン! この卵、葬る方法はないのか!?」

「んんー……勇者さま……くる……パッカン……割れる……」

「勇者……? 何者だ、それは!?」

その問いに対する声は、思わぬ方角から降ってきた。一段高い岩棚の上に、いつの間にか影が立っている。

「ヒトごときに、それを教える必要はねえなあ……」

身構えるノユリの傍らで、ゴブリンが息を呑んだ。

「デーモンの……デルクフ!?」

デーモンの……デルクフ!?

「紹介をありがとうよ。そこのゴブリン、物知りで助かるねえ」

赤い体躯のデーモン族、デルクフ。悠然したその足取りに、争いの気配は微塵もない。

「デーモン族め! 『蝕世の卵』は渡さぬぞ!」

「おや、フフフ……威勢がいいねえ。そういうのは、嫌いじゃあない」

自分は争いを好まぬ性分で、獣人血盟軍とも距離を置いている――そう笑い、デルクフは視線をノユリの得物へ注いだ。

「それにしても、レリックウェポンで卵にヒビを入れるとは、恐れ入った」

構え直すノユリを、デルクフは掌で制した。近づくなど愚の骨頂――その手のレリックウェポンも、そう囁いているだろう、と。

「天の村雲……」

ノユリの握る一振り、天の村雲。デルクフは、その刃には古の昔ヴァルハラでオーディン神に選ばれし最強の魂が封じられており、あの声はその魂のものだと語る。

「どういうこと……?」

デルクフは、なおも感心したように呟いた。プライムウェポンは二度と作れぬはずだが、使い手次第では、レリックウェポンにも使い道があるのかもしれぬ、と。

「まあ、あんさんの腕が良かっただけの話かもしれねえがな」

「その卵を、どうするつもりだッ!」

「フフフ……オーディン神のお示し次第よ」

その名に、ゴブリンが「……オーディンなら……強い、安心……」とぽつり漏らした。デルクフは頷く。卵から生まれるモノは、オーディン神にとっても敵。戦争の道具などもってのほか、もとよりケダモノもヒトも触れてはならぬものだ、と。

「それを知らしめるため、あんさんがたの血を空から降らせてやってもいいが……ここはレリックウェポンに免じて、無傷で帰してやろうかねえ」

レリックウェポンに免じて、無傷で帰してやろうかねえ

言い終えるや、デルクフは卵を抱え、掻き消えるように姿を消した。

「ふぅ……行ったようだ。卵は奪われたが、命があっただけでも御の字か」

「まだ、足が震えています……」エステラーヌが膝を押さえる。

デルクフは、デーモン族でも位の高い存在に違いない――そうノユリが思案する隙に、ゴブリンが音もなく踵を返していた。

「あっ、あのゴブリン……!」

ジャンネルの声に、ノユリが顔を上げる。

「追え! 卵について、さらに詳しく聞き出さねばならぬ! レルフィー、お前は報告に戻れ。ここで起きたことを、あますことなく伝えるのだ」

言い残し、ノユリもゴブリンの背を追って古墳の闇へ駆けていった。


レルフィーは、過去サンドリアのヴァレンラールのもとへ報告に戻った。

「よくぞ無事に戻った。ノユリ団長より一報を受けておる。貴公が血盟軍の部隊を蹴散らしたが、卵の確保は失敗した、とな。詳細を報告せよ」

エルディーム古墳での一部始終を語り終えると、ヴァレンラールはしばし黙考した。あのデーモンの言い分をすべて信じるなら、卵が兵器に使われることはないのだろう。だが――と目を細める。

「信じる道理はない。油断すれば、窮地に立たされかねん」

油断すれば、窮地に立たされかねん

引き続き諜報部に卵の行方を追わせ、その由来も調べねばならぬ。それには海を越えた国へ渡る必要がある。ダスクレイヴンによれば、『神聖アドゥリン都市同盟』に卵の書物が現存するという。裏付けを取りたいが、今どの隊にも遠方への長旅は強いられぬ。マヤコフ舞踏団に諜報を打診してはみたが、現実的ではなかった。ヴァレンラールは自嘲めいた笑みを浮かべた。

「こうなれば、いっそ、このヴァレンラール自身が確かめたく思う。連合軍が勝利をおさめた後、向かってみるか……」

平和を迎えたサンドリアにとって、我が存在は火種にこそなれ、民のためにはならぬ――そう呟く横顔には、翳りがあった。

「さて貴公、ここから先は任を解こう。後は我らに任せ、第四共和軍団の新たな任務に精を出すといい。大した報酬は用意できなかったが……」
「これは、マヤコフ舞踏団のファンが喉から手が出るほど欲しがるらしい。武器か、飛び道具か、楽器か……ともかく振れば注目の的だそうだ。だが注目は、我にとっては毒にしかならぬ。よって貴公に授ける。大事にしてくれ」

こうしてレルフィーは、ヴァレンラールよりハイエリクサーと、チャックチャックを受け取ったのだった。

レルフィー
レルフィー
報酬のチャックチャック、これを持って踊るヴァレンラールを見てみたいものね♪

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初稿:2026年7月28日
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