今回は、蝕世のエンブリオミッションの通算37番目、第9回4番目「プライムウェポンの復活」を進めていきます。

攻略手順
東アドゥリンのセレニア図書館(F-10テンキー9あたり)に入り、左手にあるカウンター内のAndreineに話しかけます。Waypoint「SCT.ワークス前」のすぐ近く。入口にいるEppel-Treppelに話しかければ、図書館の中に入れてもらえます。
リファーリアH-8テンキー1あたりにあるOdyssean Passageを調べ、イベントを見ます。
火車の灰をOdyssean Passageにトレードし、イベントを見ます。火車の灰については後述。
ラ・カザナル宮外郭上層K-3テンキー9あたりにあるShrouded Workroomを調べ、イベントを見ます。ラ・カザナル宮外郭へは、ウェイポイントから謎の魔導器を選択してワープします(開放している場合)。
リファーリアH-8テンキー1あたりにあるOdyssean Passageを調べ、イベントを見ます。
※このミッションをクリアすると、プライムウェポンが作成できるようになります。プライムウェポン作成については後日、別記事にて。
火車の灰について
「火車の灰」は、グロウベルグ[S]のF-5~F-6あたりの幽境の沢にいるピクシー族Sidheが持っています。確率は低そうですが、生息数が多いことと、露光蟲を持っていれば移動しやすい、ということでおすすめ。
幽境の沢へ行くには、露光蟲を持っている状態で、まずSurvival Guideでバタリア丘陵、ロランベリー耕地、ソロムグ原野のいずれかにワープします。近くに禁断の口があるので、そのの横にある青く光る???を調べてウォークオブエコーズへ。ウォークオブエコーズについたら、すぐ横にあるVeridical Confluxから幽境の沢へワープできます。
だいたい20匹くらい倒したところでドロップしました。
ストーリー
オシャシャを訪ねてセレニア図書館へ向かったレルフィーを、受付のアンドレーヌが出迎えた。リーベア・デイモニウムの解読が進んだ結果、遠出の必要があるとのことで、オシャシャはヴァリーとともにリファーリアへ向かったまま戻っていないという。
レルフィーはすぐにリファーリアへ急いだ。青白い渦を調べた途端、空間が歪み、異空間へと呑み込まれる。そこにはスコクル・ウンドルボルンだけでなく、ヴァリー、オシャシャ、レリーン、そしてカヒライス族の姿もあった。
「やはり来たか、レルフィー。おまえもリーベア・デイモニウムを渡せぬと言いに来たのか?」
「いえ、渡してもいいと思っています」
「クックック……おまえは気づいていたか。あの本がどれだけ危険な存在であるかを」
スコクルはゆっくりと腕を組み、ひとつの例え話を語り始めた。それほど昔ではない過去に、身分の高いある男が森の開拓を進めようとした。開拓に伴う呪いに対抗するため、男はこの本の存在に目をつけた――いや、「本に目をつけられた」と言う方が正確だろう。男は本に記された儀式でデーモンを呼び出し隷属させようとし、膨大な魔力が渦巻くラ・カザナル宮を利用して一時は成功したかに見えた。だが思わぬ事故が起き、男は時空の狭間に飲み込まれたのだという。
「その者の名はもしかして……」オシャシャの声が硬い。
「わしは知らんし、知らぬ方がよいぞ? 知ってしまえば追手を差し向けねばならなくなる。追手は必ず不幸になり、残された家族は悲しみに包まれる。万が一、家族が知ったなら……追わずにはいられまい」
「……ええ……あなたの言うとおりですね……」
オシャシャは唇を噛み、俯いた。スコクルは「そのような悲劇を繰り返す本を人の手に置いてよいはずがない」と畳みかけ、さらに、あの本はもともとセレニア図書館の蔵書ではなく、盗まれてきたものだと告げた。
「誰にも権利などない。先ほど言ったように、この本の居場所は、本自らが選ぶものなのだ」
その瞬間――リーベア・デイモニウムが、まるで意志を持つかのように目の前からすうっと消えた。
「ビフロンス卿の元へ行ったようだな。諦めたまえ。いや、歓びたまえ」
スコクルは目を光らせた。これで冥界ヴァルハラを、ひいてはヴァナ・ディールを救う算段がつく。五千年の時を経て、世界を救った「プライムウェポン」を復活させられるかもしれぬ、と。
プライムウェポン――蝕世の卵を割ることができる唯一の武器であり、冥界で暴れる霊獣カオスを倒しうる唯一の武器でもある。
その構想を練り上げ鍛え上げたのは、スコクルの兄弟子「トルーエル・アスルフ」。デーモン族最高の武器職人だったが、カオスに喰らい殺され、もはや誰もあの武器を作ることはできない。
そこでスコクルは古今東西を駆けずりまわり、代わりとなる人材と材料を集め、あと一歩というところまで辿り着いていた。最後の一歩に必要だったのが、リーベア・デイモニウムとの取引で得る「多くの魂」。ただし、その魂を培養する装置――ランプを作る必要がある。
「ルテテよ、何でもすると豪語した手前、新たな役目を授けよう。友人たちにも力を貸してもらうがよい。金属、油、硝子、火種……ほれ、悩まぬようそれぞれに割り振っておいた」
言い終えるが早いか、スコクルは一同を異空間から追い出した。
「わっ、追い出された!? リーベア・デイモニウムも取られた上に、一方的に雑用を押し付けられた気がするんだけど……」
「相手はデーモンだ。利用されているのは確実。ただ今は、信用してよい相手かどうかの方が大事だ」
「もし良いように利用されてるなら、あたしたちも相手を利用すればいいのよ」
ヴァリーが頷く。「ふむ。その際は、辣腕軍師に任せよう」
オシャシャがひとりひとりに指定の品を伝えたが、どれも入手困難なものばかりだった。レルフィーに割り当てられたのは「火車の灰」。ピクシー族が稀に持つというその品を求めて、レルフィーは過去の世界グロウベルグへ赴く。「ピクシーさんたち、ごめんね」そう心の中で呟きながら、手に入れた。
品が揃い、再びスコクルの異空間へ集った一同に、スコクルはプライムウェポンの秘密を語り始めた。
この武器が他と一線を画す理由、それは「魂」を宿していること。霊獣カオスは幾度倒しても必ず蘇る。なぜなら、アストラル界――神々が眠り、万物の命の力が満ち溢れる世界と、ヴァナ・ディールを隔てる壁を蝕み、あちらの力を好きなだけ得る能力を持つからだ。イフリート、シヴァ、タイタン……原始の力をもつ神々と、純粋なクリスタルの力が満ちるその世界から、好きなだけ力を引き出して、無尽蔵に傷を癒し、蘇る。それがカオスの恐ろしさである。
ではどう倒すのか。スコクルと兄弟子が辿り着いた答えは、「カオスとカオスの子で共食いをさせる」こと。蝕世の卵から生まれた幼獣は、他者の命を蝕み喰らい、自らの生命力に変える能力を持つ。その幼獣の魂を集めて武器に宿す――百年の実験の末に完成したのが、プライムウェポンだった。
「ただ、数百年前のネスナス以降、幼獣は生まれ落ちておらぬ。マートなる人間が宿していた蝕世の卵の力を入手し実験したが、魂が弱すぎて失敗した。よって次なる手段――シルバー・ナイフで落札した蝕世の卵を用い、ランプで培養した魂を大量に喰らわせて、強い魂を得る実験を行う」
オシャシャが、その実験を見届けたいと申し出た。最悪の場合、スコクルが蝕世の卵の力に喰らわれ、全員が餌になるかもしれぬ――そんな警告にもレリーンが「成功したら、ゆっくり眠れそうだし」と肩をすくめ、ヴァリーも「もとは蝕世の卵に興味がありこの地の土を踏んだ身だ」と応じた。レルフィーも加わり、一同はラ・カザナル宮外郭の実験場へ向かった。
実験場へ行くと、見慣れた面々がいた。ディスティニーデストロイヤー団である。スコクルの客人として招かれたらしく、マッグビフが「プライムウェポン、マッグビフモモテル!?」とはしゃぎ、ダッツボグに「も、もつのは、デーモンぞくだと、おもいます」とたしなめられている。
「スコクルのダ~ンナ、プライムウェポン作るッテ~マジスゲ~な、ゴブゥッ!」
スコクルはミスラの姿で「さっさと始めちゃおうニャ!」と号令をかけた。蝕世の卵を割り、ランプで増やした餌を喰わせる。餌と一緒に喰われたくなければ離れておけ、と。全員が一斉に距離を取る中、グルームファントムが剣を振り上げた。
「オトトイ、オイデ~!!!」
卵に向かって剣が振り下ろされた。だが――。
「ゴブゥッ!?」
「卵じゃ、ニャイッ!?」
卵だと思っていたのは――爆弾だった。
凄まじい爆発が実験場を揺るがす。距離を取っていた者たちは無事だったが、至近にいたグルームファントムたちは直撃を免れなかった。
「わしとしたことが……『幻』に誑かされるとは……」
スコクルが歯噛みする。蝕世の卵に見える魔法がかけられていた。デーモンであるスコクルすら見破れぬほど巧妙に。煙が晴れた先に、動かぬグルームファントムと、砕け散ったプライムウェポンの残骸が転がっていた。
「まぼろし……? もしや、渦の魔道士の罠……?」
オシャシャの推測にスコクルも頷く。あの偽の卵が発見されたのはズヴァール城付近、つまり「冥界の門」の近く。ガラズホレイズが心酔する亡者を使い、冥界の門を一時的にこじ開けて偽の卵を仕込ませたのだろう。はるか昔の存在に見せかけるよう石化を施すなど、手の込んだ罠だった。
リファーリアに戻り、スコクルが被害を報告する。唯一無二のプライムウェポンの両手剣は破壊され、使い手のゴブリンは生死の境を彷徨っている。
「壊れた剣を直す手段は?」
「無理だ。帯びていたカオスの気配は霧散した。新たに幼獣の魂が必要だ。蝕世の卵でもよい」
「世界中を旅して探すほかありませんね……」オシャシャは拳を握る。「わたしは、ガラズホレイズの催眠魔法を破る方法がないか調べてみます」
「あたしも手伝うわ。爆発の痕跡から、相手の手の内を読みたい」
「我は故郷に使いを出し、北の地の新情報を集めさせよう」
「……ククク、わしよりも人間どもの方が希望を捨てておらんとは!」
「当然です。あなたこそ、ガラズホレイズにやられっ放しでよいのですか?」
オシャシャの言葉に、スコクルは小さく笑った。オーディンの命に背くわけにはいかぬ。幼獣の魂の探索に協力せよ、と。連絡役として、東アドゥリンのシルバー・ナイフにいるガマシャマを紹介し、入館のための会員証を一行に手渡した。
「何かわかったら、シルバー・ナイフに向かいます」
オシャシャが静かに、だが力強く頷いた。

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