今日は第1章第7節「十二家会」からスタートします。アドゥリンミッション第1章第6節「開拓者という生活」までの話はこちらから。
アドM1-7 十二家会
ヴァナ・ディール時間で15時~22時の間に、東アドゥリンK-9のアドゥリン城門前にいるPloh Trishbahkを訪ねます。
Ploh Trishbahk「十二家当主様方より、お話は伺っております。どうぞ、門の先へお進みください。」
アドゥリン城に入り、使用人に案内され通された広間でしばらく待っていると、続々と十二名家の代表者たちが入ってきました。
Chero-Machero「ほら、開拓者募集は大成功だったじゃないか!」
バナジウム鉱がこの1ヶ月ですでに3つ見つかっていることで、開拓者募集が大成功だと喜ぶのは、ゴーニー家の当主であり商務大臣のチェイロマチェイロ。
Hildebert「禁を犯して開拓を続ければ、恐ろしいことが起こるぞ。」
むしろこの地に危機が迫っているように感じてならない、恐ろしいことが起こると危機感を表しているのは、ウェーザースプーン家の当主であり法務大臣のイルドベール。
Chero-Machero「誰が何て言ったって、開拓は続けるべきだよ!そしてもっと儲けるんだ!」
Hildebert「愚かな……。欲に負け、世俗にまみれては、女神の加護も失うぞ……。」
Chero-Machero「そんなことはないね!中の国も、近東でも、冒険者を使って、ここのところ急激に……。」
Hildebert「大地のことわりも介せぬ、あのような胡乱な輩……。」
Svenja「ふたりとも……そのへんまでにしてくださいませ!」
ますます激しくなってきた2人の言い合いを止めたのは、ジャニストン家の当主であり民務大臣のスヴェンヤ。
Svenja「自らの涙より生まれし子どもたちが互いに言い争うなど、女神様が知ったら、お嘆きになりますよ? 」
Melvien「やっ!レルフィーさん……だろう?」
声を掛けてきたのは、ウォルタリス家の当主であり財務大臣のメルヴィアン。
Melvien「ところでレルフィー……知ってるかい?このままでは神聖アドゥリン都市同盟は遠からず滅びる。だから!開拓が必要なのさ!」
神聖アドゥリン都市同盟が結成されて約100年、とくにここ10年ほどでアドゥリンの人口は倍に増えているらしい。しかも、まだまだ増え続けているという。
人の数が増えれば、食料もより必要になるし、住むところも必要になる。そうなると、アドゥリンのような小さな島では限界がきてしまうようだ。だから開拓が必要だ、と。
Gratzigg「それは、いにしえの法を犯してまで進めることですかな?」
話に割って入ってきたのは、ヴォーケイン家の当主でありPCK.マイスターのグラッツィグ。
Gratzigg「そもそも、ウルブカの地に立ち入るべからず、というのは、初代王の御遺志ですぞ?それがウルブカの大地の法。そうですな、ヴォルティミア殿。」
Vortimere「そ、それは……その。しかりとも言えますが……」
突然話を振られたのは、エクソシストの長でアークエクソシストのヴォルティミア。
Vortimere「とはいえ、開拓計画は初代王の血をお引きになるユグナス様のお決めになった事ですから……。」
しかし、尊き初代王の遺志に逆らってまで開拓の必要を説かれたユグナスは、今日も会議には出席しなかったらしい。身体の調子がすぐれないんだとか。
Gratzigg「それもどこまで本当のことなのだかな。禁忌を犯した罪に怯えて震えて屋敷に篭っているのやもしれぬではないか。」
Chero-Machero「ちょっとちょっと、聞き捨てならないことを言うね、グラッツィグ!」
Gratzigg「言ったがどうした、チェイロマチェイロ!……む。誰だ、貴様は。レルフィー、だと?」
今ごろレルフィーの存在に気付かれたようです。ところで、ユグナスのことを知りたいのですが……。
Gratzigg「ユグナス殿のことか。詳しく知りたければ、そこの下男にでも聞いてみたらいいだろう?」
話を振られ、下男がすぐに向かってきました。
Fusilton「あの……その……わ、わが君は……その体調が、その……思わしく、なく……。」
Gratzigg「何がどう思わしくないのだ!?言ってみるがいい。」
Fusilton「ええ……その……ええと。」
下男が説明に困っているところへ。
アドゥリン家・ご息女。
アシェラ・V・アドゥリン様!
Arciela「遅れまして申し訳ありません。兄の見舞いをして参りましたゆえ。」
アシェラの兄…ユグナスは、このところ少々根を詰めすぎていたようで、少し熱もあるので、大事を取って会議を休ませたようです。
Gratzigg「……そ、そのようなことでは、開拓なぞ……」
Arciela「ですから……わたくしも兄上に、開拓は慎重に進めるべき、と進言してきました。」
ユグナスが開拓を始めたというのに、アシェラは開拓に関してはあまり乗り気ではないようです。森にはしょっちゅう入っているのに。
Melvien「っと、余計な事をあまり言ってはいけませんかね。十二家は平等……とはいえ、あの家は、初代アドゥリン王の血を引く者たちですから。 」
Arciela「やっぱり開拓者として志願してくれたのね、レルフィー。」
Arciela「言ったとおりでしょ?また会える、って。 」
星唄ミッションについては、アドゥリンミッションを進めたあとでまとめます。
当サイトに記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の登録商標、もしくは商標です。
Copyright(C) 2002-2024 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.