今回は、三国ミッションのサンドリア編9-2「光の継承者」を進めていきます。

攻略手順
南サンドリアF-10テンキー9あたりにいるガードAravoge,T.K.にクリスタルを9個トレードし、ランクポイントを上げておきます。
ガードのすぐ北西、南サンドリアF-9テンキー2あたりのゲートハウスにいるEndracionに話しかけ、ミッションを受けます。他のゲートハウスで受けてもOK。
ミッションを受けた後、北サンドリアにエリアチェンジし、イベントを見ます。この後を考え、北サンドリアのHome Point #2へワープしてのエリアチェンジ推奨。
次に、ドラギーユ城にエリアチェンジし、イベントを見ます。
次に、フェ・インにエリアチェンジし、イベントを見ます。この後を考え、フェ・インのHome Point #1へワープしてのエリアチェンジを推奨。
イベントを見た後、ク・ビアの闘技場に移動し、バトルフィールド「光の継承者」に挑み、勝利します。
バトルフィールドで勝利しイベントを見た後、北サンドリアにエリアチェンジし、イベントを見ます。
ドラギーユ城I-9テンキー7あたりにあるDoor:Great Hallを調べ、イベントを見ます。
龍王ランペールの墓H-8テンキー2にあるHeavy Stone Doorを調べ、イベントを見ます。
ドラギーユ城I-9テンキー4あたりにいるHalverに話しかけ、イベントを見ます。
ここまででミッションは終了、以下はミッションが終わった後のイベントです。ドラギーユ城H-7テンキー4あたりにある部屋の扉Door:Prince Royal's Rmを調べ、イベントを見ます。
ドラギーユ城H-8テンキー1あたりにある部屋の扉Door:Prince Regent's Rmを調べ、イベントを見ます。
北サンドリア大聖堂の3階M-6テンキー1あたりにあるDoor:Papal Chambersを調べ、イベントを見ます。
最後に、南サンドリアにエリアチェンジし、締め括りのようなイベントを見ます。
ストーリー
レルフィーは、次のミッションを受けるため、南サンドリアにあるゲートハウスを訪ねました。
Endracion「ついにこの時がやってきた。このサンドリアを継ぐ、次期国王を選定する『継承の儀』が北サンドリアの大聖堂にて行われる。『成人の儀』のこともあり、式には関係者以外は参加できぬことになっている。しかし、貴公には大聖堂の周辺警備も兼ねて、式への参加が認められている。」
Endracion「我々騎士団も式の際に大聖堂に入ることは許されておらぬ。貴公がどれぐらい王室から信頼されているかが分かる。まったくうらやましい限りだ。では、準備が整い次第、大聖堂に赴いてくれ。」
わかりました、行きます。
Endracion「ここだけの話、貴公はどちらが継承者にふさわしいと考えているのだ?」
うーん、難しい質問ですね……。多少強引ですが、トリオンの方が王国をひっぱっていくには向いている……かな?
Endracion「ふむ、確かに嫡子であられるし、大方の見方ではそうなのだが、ピエージェ様は思慮深いお方だ。これからはああいうお方が王になられるのもサンドリアのためかもしれぬ。もっとも我々が噂したところで、聖剣がどちらを選ぶか次第なのだがな。くれぐれも今の話は内密にな。ハルヴァー様に大目玉をくらってしまうゆえ。」
レルフィーはミッションを受けました。
ゲートハウスでミッションを受けたレルフィーは、北サンドリアへ向かいました。
大聖堂は厳重な警備が敷かれていて、入口にも兵士が警戒しています。
レルフィーは顔パスで通ることができました。
中に入り、しばらく待っていると、トリオンとピエージェが入ってきました。
Shamonde「これより次期国王選定式、『継承の儀』をとりおこなう。選定方法は、先だって発見されたランペール王の石版に刻まれた内容……」
ドラギーユの真の継承者をもって
聖剣はその身を大気にさらさん
その時、この世に光、満ちあふれん
Shamonde「この言葉どおりに行われる。すなわち王子2人に、ここにあるランペール王の聖剣をさやより抜いていただく。聖剣を抜いたものこそが次期国王と認められるであろう。陛下、異議はありませぬな。」
Destin「ウム、異議はない。」
Shamonde「では、まずトリオン王子に……。」
待てっ……!
Pieuje「誰だ!?現在、ここで何が行われているか知ってのことだろうな?」
Rochefogne「もちろん、知っているとも。知っているから来たのさ。」
Pieuje「コトールポワン?なぜお前が……。」
Trion「いや、その声は……、貴様はロシュフォーニュ?」
Rochefogne「そう、俺だ。お前たちの茶番劇などどうだっていい。宣言どおり聖剣をいただきに来ただけだ。」
Trion「お前は死んだはずではなかったのか!どういうことだ!?」
Rochefogne「フッ、残念ながらあの暗殺者は今頃海の底に沈んでいるだろう。一瞬の油断が不幸を招くのだよ……。」
Rochefogne「隠蔽された彼らの存在が俺にとっては幸いしたようで、この大聖堂にもたやすく入ることができた。この姫の首が体から離れるのを見たくなければ、その剣をこちらに渡すがいい。さぁ、トリオン!」
Trion「ウグッ……。よし、分かった。これから3つ数える。私は剣を投げる。お前はクレーディを放せ。いいな!?」
Trion「1」
Trion「2」
Trion「3!」
トリオンが3つ数えると、トリオンはロシュフォーニュに向かって剣を投げ、ロシュフォーニュはクレーディを解放しました。
Rochefogne「賢明だな、トリオン。」
Trion「お褒めいただいて光栄だ。しかし、今のお前は騎士団に包囲されている。果たしてここからどう脱出する?」
Rochefogne「この聖剣を手に入れるまでの労苦に比べれば脱出などたやすきことだ。」
Trion「では、その剣が聖剣でなかったら貴様はどうする?」
Rochefogne「なに?まさか……!」
Trion「貴様が来ることなぞ、お見通しだったよ。死体があがらなかったのだからな。」
Trion「貴様のことだ、必ずや生きているだろうと。もっとも兵に紛れているとまでは思わなかったがな。」
Rochefogne「クッ……!」
Trion「貴様とその古き闇、永遠に断ち切ってしんぜよう。この真の聖剣でな!」
Rochefogne「やめろ、トリオンッ!」
トリオンが聖剣を抜こうとすると……。
剣から激しい光が発せられました。
Rochefogne「クレーディ、頼むっ!」
あまりの光の強さに、その場にいた全員、何が起きているのかわかりません……が、クレーディが聖剣に向かって何かを投げたことで、トリオンの手から聖剣が弾き飛ばされ、光は収まりました。
しかし……。
この隙をついて、天井裏に潜んでいたオークが飛び降りてくると、すぐさま聖剣を拾い上げて……。
Rochefogne「やつらに、オークたちに剣を渡してはいけないっ!!渡しては……!」
トリオンが持っていた聖剣は、オークに持ち去られてしまいました。
Destin「いったいどうなっておるのじゃ?聖剣はどうしたっ……!?」
Shamonde「オォ……、なぜだ!なぜ聖剣を抜いたにも関わらず、『楽園の扉』は開かれん?」
Trion「楽園の扉……?」
Rochefogne「何を言ってる?あなたたちはあの危険極まりない剣に対してあまりにも無知だ!あの剣こそ、タブナジアを壊滅に導いた恐ろしい邪剣なのだ……!」
Pieuje「なぜお前がそんなことを?」
Rochefogne「ウグッ、20年前あの剣を抜き、祖国を二度と還らぬ姿に変えたのは、誰であろうこの俺だからな。」
Trion「何だと!?」
Rochefogne「説明は後だ。剣を途中まで抜いた今なれば俺がなぜ剣を封印しようとしていたか分かるだろう、トリオン。」
Trion「あの剣を抜いた時、この世界の力をすべて手中に収めたような気がした……。自分以外はこの世に必要ない、そんな自分が、確かにいた。」
Rochefogne「姫があの夢幻花の花粉を投げなければ、お前はあの剣に滅ぼされるところだった……。一刻も早くオークたちからあの剣を取り戻し、ランペール王の墓前に納めなければ、また国を滅ぼしかねん、急いでくれ……。」
そこまで言うと、ロシュフォーニュはその場に倒れてしまいました。
Claidie「ロシュフォーニュ!?」
Trion「聖剣が、聖剣ではなかった……?まさか……。」
Claidie「しっかりして、兄さん!彼の話を聞いたでしょう、すぐにオーク討伐軍を派遣しないと!」
Trion「……。」
Destin「うろたえるな、トリオン!ここは一旦撤収じゃ。王立騎士団は先のオークを追跡!神殿騎士団は、市内に厳戒態勢を敷くのじゃ!我々は城に戻り今後の策を練るとする、よいな!」
Destin「教皇、あなたにもいろいろと聞きたいことがある。答えてくれますな?」
一行は、ドラギーユ城へと移動しました。
Destin「そろったようじゃな。あとはクレーディだけか。」
すぐにクレーディも合流しました。
Destin「どうじゃ?ロシュフォーニュの容態は。」
Claidie「いまだ昏睡状態です。今は見守るしかないと医者たちは言っていました。さやに収まっていたとはいえ、あの剣で撃たれたのですから、かなりのダメージだったようです……。」
Destin「そうか……。残念ながら今はくわしい話を聞くことはできんな。じゃが、あの剣が継承の儀に用いられるものなどというのは、教皇の捏造した話だそうじゃ……。」
Destin「教皇は勝手に解釈した石板の内容を我々に提示していたというわけじゃ……。そこに書かれていた真の内容は、あの剣を決して抜くことなく代々厳重に保管せよ、ということらしい。」
Pieuje「教皇がなぜそんなことを……?」
Destin「教皇はあの剣こそ『楽園の扉』を開く鍵だと思い込んでいた……。それはどうやらジュノのエルドナーシュ公が吹き込んだことらしいのじゃが……。我々王族の血をひくものしか剣を抜くことができぬゆえ、弄した策があの継承の儀だったというわけじゃ……。」
Trion「すると、まさにあれは茶番……?」
Pieuje「そんなバカな……。」
Destin「教皇の真意は図りかねるが、教皇もまた聖剣に惑わされた1人なのじゃろう、我々と同じくな。」
Trion「……ではいったい、あの剣の正体は?」
Claidie「今のところ、彼が言った言葉を信じるしかないでしょう。」
Pieuje「あの剣こそがタブナジアを滅亡に導いた……。」
Destin「ウム……。とにかくあの剣をオークの手に渡してはならんことだけは確かだ。全軍をあげて剣を奪取せねば。」
Trion「父上、この指揮はぜひ私に……!」
Destin「トリオン……?」
Trion「剣がオークの手に渡ったのは大聖堂での我が失態によるもの……!ロシュフォーニュと会見してみよというクレーディの進言も聞かず、すべて私の責任!私が思い込んだばかりに……。」
Destin「思いあがるな、トリオン!」
Trion「父上……!?」
Destin「お前は運命という名の舞台で踊っているに過ぎぬ!一度舞台から降り、冷静になるがいい。」
Trion「父上……。」
Destin「今回の指揮はわしが取る。トリオン、お前は前線に立て。誉れ高きドラギーユ家にふさわしい働きを騎士たちに見せ、我が家の武名を取り戻すのじゃ。」
Destin「ピエージェは補給路を確保し、前線のトリオンを支援してくれ。クレーディ、お前はロシュフォーニュを看病し、同時に監視もするのじゃ。我々はまだ彼を全面的に信頼したわけではない。」
Destin「レルフィー、こんなドラギーユ王家を見て笑っているか。だが、もしも、もしも我々を見捨てていなければ、トリオンとともに前線に赴いてはくれぬか。我々が今、もっとも大切にしなければならないのは、我々を信じ続けてくれた民だ。彼ら1人1人が築いた礎の上にわしらは立っておるのだからな。」
そこへ、伝令が。
Milchupain「失礼します、斥候より伝令!剣を奪ったオークたちは北の地フェ・インにて陣を張ったとのこと!」
Destin「ウム、ご苦労。では、騎士団をフェ・インに向かわせよ!そして、全将兵に伝えるのじゃ、"これはサンドリアの命運をかけた戦争である"と!」
レルフィーも準備を整え、フェ・インへと向かいました。
Milchupain「報告いたします!オークどもはこの奥、ク・ビアの闘技場にて陣をかまえているもよう!オークの主力部隊が結集しているようです。」
Trion「報告、ご苦労だった。……どうやらク・ビアの闘技場が主戦場になりそうだな。」
Trion「我らが栄光の騎士たちよ、命が惜しいものはサンドリアに帰国してもよい。だが、ここでやつらを殲滅せぬことには、我らが祖国、いや、この世界を危機に陥れることになる。ともに戦う決意のある者は今しばらくその命を私に預けてくれ。」
その場の誰一人として去る者はなく、全員が剣を抜きました。
Trion「……すまない、お前たちのその心意気、無駄にはせんぞ!必ずや聖剣を掲げて、同朋が待つサンドリアに凱旋しようではないか!」
Trion「では、作戦を告げる!ラーアルとクリルラの部隊はオークを1匹たりとも逃がさぬようにク・ビアの闘技場を包囲せよ。」
Rahal「お任せください。」
Curilla「御意。」
Pieuje「兄上の部隊は?」
Trion「私の部隊は、ク・ビアの闘技場に潜入し、中央突破をはかる。中には必ずや指揮官クラスのオークが潜んでいることだろう。」
Rahal「トリオン様自ら?それはあまりに危険!承服しかねます!」
Trion「何をいう、ラーアル。それが命を預かった者の義務というものだろう。……それに私が倒れてもピエージェがいる。」
Rahal「トリオン様……。」
Trion「では、今より作戦を開始する。祖国にて勝利の美酒に酔いしれる時は近いぞ!」
Curilla「トリオン様……。」
Trion「クリルラ……。」
Curilla「命をおとされぬよう……。あなたとの勝負はまだついていないのですから。」
Trion「ウム、お前もな。」
Curilla「では……!」
Pieuje「兄上……。」
Trion「何もいうな、ピエージェ。お前は補給線を確保していてくれればよい。サンドリアは任せたぞ。」
Pieuje「何をいう、兄上。私には見える、あなたが勝利し光の継承者となる時が……。」
Trion「フッ、気休めでもそういってくれるとありがたい。」
Pieuje「私にはこれぐらいしかできぬが……。」
ピエージェは、トリオンに強化魔法を掛けました。
Pieuje「兄上、我々はあなたを待っている。必ずや……!」
Trion「ウム、お前も油断をするなよ。」
レルフィーは一足先に、ク・ビアの闘技場へと突入しました。中にはたくさんのオークたち。
Warlord Rojgnoj「やはり、来たな。さきほどの斥候は逃げのびたか。まぁいいだろう、所詮はザコだ。」
Warlord Rojgnoj「ム……。だが、冒険者だけで騎士団の姿は見えぬ、か。なめられたものだな。ここはワシが出るまでもなかろう。お前たちが思う存分やるがいい。」
レルフィーを待ち構えるのは、大量のオーク、そしてオーク戦車。その数……ざっと数えても11体ほど。
IL119でも、この数を相手にするのは不安だったので、ヴァレンラールだけを呼んでタゲをとってもらうことにしました。…が、その必要はなかったかもしれません。
Warlord Rojgnoj「冒険者と思って甘く見ておれば!お前はそこかしこで暴れておるヤツだな?同朋もお前の手によって何匹も屍と化した!今度はお前が土へと還るがいい……!」
いよいよボスクラスのオークがお出まし!と思ったところへ……。
???「待てッ!」
Warlord Rojgnoj「ヌッ、他にもいたかっ!?」
Trion「ついにこの長き不毛な争いにピリオドを打つ時が来た……。我こそはサンドリア第1王子、トリオン。怒れる獅子たちの咆哮に震えあがるがいい!」
なんと、トリオンも加勢してくれました。
Warlord Rojgnojがナイトタイプなので、真っ先に攻撃してインビンシブルを使わせ、その効果中に右腕と左腕の2匹を倒して、最後にゆっくりWarlord Rojgnojを倒す作戦で。
トリオンが倒されると失敗になるようですが、IL119あればそんな心配は不要です。あっさりと倒すことができました。
Warlord Rojgnoj「ワシらはその剣が憎い。その剣がある限り、ワシらの中に止めることのできない憎しみが生まれる。」
Warlord Rojgnoj「どうか、それを封じてくれ。そうすればお前たちへの憎しみ、捨てさることができるのかもしれん。お前たちとワシら、いつの日か……。」
そう言い終わると同時に、ロッジグノッジは倒れました。
Trion「彼らの憎しみは、この世に生まれてしまったことへの憎しみなのかもしれんな……。」
……トリオンとレルフィーがバトルフィールドから脱出すると……。
Nonterene「トリオン様、よくぞご無事で!おひとりでバトルフィールドに突入された時はどうなることかと思いました!」
Maunadolace「なにせ、我々が魔法陣を調べても何も起こらず、入ることができなかったのですから。あわててここへ来た次第であります!」
Trion「ウム、心配かけたな。だが、レルフィーとの共同戦線によりオークどもを一掃し、剣も再び取り戻すことができた……。改めて礼をいうぞ、レルフィー。」
Pieuje「兄上……。」
Trion「ピエージェ……、見ての通りだ。お前がかけてくれた魔法が、我が命を守ってくれたのかもしれぬな。」
Pieuje「フッ、兄上らしくない言葉だ。でも、ここはまだ休息の場ではない。ラーアル・クリルラらの部隊との合流地点へ急がねば……。」
Trion「ウム、そうだな。さぁ、我が、いや我らがサンドリアへ帰ろうではないか!」
Trion「レルフィーよ、ドラギーユ城で再び会おう!」
トリオンらを追うようにサンドリア王国に戻ったレルフィーは、その足でドラギーユ城の謁見の間へ。
Destin「トリオンから話は聞いている。お前の力なくしては今のサンドリアの平和はないといっても過言ではあるまい。なんと礼をすればこの感謝の気持ちを伝えられるじゃろう……。」
Destin「ところで問題の剣じゃが、まだロシュフォーニュが回復せぬゆえ、詳細は分からぬのだ……。」
すると、そこへロシュフォーニュがやってきました。
Rochefogne「陛下!」
Destin「おぉ、ロシュフォーニュ!クレーディからいろいろと話は聞いている。身体の方はもういいのか?」
Rochefogne「ええ、このような自分を看病してくれた王女様たちには大変感謝しております。そして陛下、なんとお詫び申し上げれば……。」
Destin「……こうして見ると確かにローテの面影がある。だがまさかお前が、あの死んだと思っていたロシュフォーニュとは……。そうと分かっておれば、もっと犠牲は少なくてすんだのであろう。許してくれ。」
Rochefogne「陛下……。」
Destin「顔をあげてくれ、ロシュフォーニュ。昔話に花を咲かせたいのはやまやまじゃが、聞かせてはくれぬか、あの聖剣の話を……。」
Rochefogne「えぇ、私もそのつもりでした。」
Rochefogne「そもそもあの剣は、ランペール王が分家であるタブナジア侯爵家へ厳重な保管を命じたもの。我々タブナジア侯爵家の者は成人の儀の際にそのことを知らされるのです。」
Claidie「では、母上も?」
Rochefogne「そう、ローテ姉上も。と同時に我々は『夢幻花』が剣に対して特別な力を持つことも教えられました。」
Claidie「私があの時投げた……。母上の遺言はそれだったのですね。」
Rochefogne「だけど、私たちはその剣が何であるのかまでは知らされてなかった……。いえ、おそらく誰も知らなかったでしょう。ただ、決して抜くことはならない、と言われていました。だけど、あの大戦の際に……。」
あの日、我々侯爵家は獣人軍により陥落したタブナジアを逃れ、サンドリアへと急いでいました。
もちろん聖剣もたずさえて。
しかし、幼い私は自らの故郷が目の前で焼かれるのに耐えられず、荷の中にあった聖剣を手にし、みなが止めるのも聞かずタブナジアへと戻ろうとしたのです。
しかしその途中、オークの小隊に見つかってしまった私はやむなく手にしていた剣を抜いてしまった……。
抜いたと同時にまばゆい光につつまれ、自分が全能になったような、あたかも神になったかのような意識を感じた……。
どれぐらい経ったでしょう、ある男に起こされた時には、見知らぬ海岸にいました。
しかしすでに聖剣は手にしていなかった……。
その男によると、謎の爆発によりこの近辺は水没したとのこと。
やがて、ここがタブナジアの領地であり、そのほとんどが海の底に沈んだことも分かってきました。
彼によれば、オークが持ち込んだ兵器が誤爆したのではないか、ということでしたが、これだけ跡形もなくなるとそれも分からないだろう、とのことでした。
Rochefogne「私はその後もタブナジアに引き返してからの記憶が何年も戻らず、その男の話を信じていたのですが、ある時、ふとした拍子に記憶が蘇り、そしてすべての真相が分かりました。あの剣を抜いたために、タブナジアが消滅したのだと。自分の一族だけでなく、罪なき民までこの手で殺めてしまったのだと!」
Rochefogne「自分はそれ以来、自らの幼き過ちを悔い、なんとしてでもあの剣を探し出し、誰の手にも触れられぬよう封印するまでは地獄すら行くことはできぬ、と誓ったのです。」
Trion「にわかには信じられん話だが……。」
Pieuje「あのタブナジアに獣人軍を集める、という作戦はあそこに聖剣があったから成功したのかもしれないな……。なぜか獣人はあの聖剣を生理的に憎んでいた、ということだから。それにしてもなぜあなたは無事だったのです?」
Rochefogne「逃避行の最中、道端に咲く美しい夢幻花を見て、ふとローテ姉上が草花をお好きだったことを思い出し、摘んで懐に入れた……。あれが偶然、私を助けてくれたのかもしれない。」
Destin「しかし、ランペール王はあの剣を手にサンドリアを平定した、と伝えられている……。そんな恐ろしい剣をなぜ?」
Rochefogne「それは私にも分かりません。しかし、あれを我々が手にすること自体がそもそもの間違いなのです。今我々がなすべきことは、あの剣を封印することです。それもランペール王の力を借りることになるでしょう……。」
Destin「うむ、それならばここに適任の人物がおるようじゃ。レルフィーよ、お前はランペール王の墓に関して詳しかろう。わしらもすぐに向かうゆえ、先遣隊として赴き、周辺の警備を頼みたい。まだオークどもが剣を狙っておるやもしれぬからな。」
レルフィーが龍王ランペールの墓へ向かうと、王たち一行も少し遅れてやってきました。
デスティン王がランペール王の墓の前に立つと……。
Destin「……ムッ?」
Destin「もしやあなたは……!?」
Ranperre「そう、わしはランペール……。わが子孫たちよ、無事ここへ来てくれたことをうれしく思う。」
Destin「偉大なる王よ、この剣を受け取り、その力を封印せんことを願います……。」
Ranperre「うむ……。実はこの剣は世に満ちる気力を吸収し、それを力に変える特殊な能力を持つ。この剣なくしてはサンドリア平定はなかっただろう。……わしが生きていた頃は、確かに聖剣であったのだ。」
Ranperre「だがわしは、世に邪気がはびこれば必ずやこの剣が災厄を招くであろうと悟った。ゆえにこの剣を代々守り継ぐよう、タブナジア家に保管を命じたのだ。」
Ranperre「おそらくこの剣は、我々人間、そして獣人の起源に関わる謎をも秘めた遺物のひとつと考えられる。その謎はわしには分からぬが、いずれ紐解かれる日が来るかもしれん。しかし、サンドリアを救ったはずの剣が後世の人々に混乱を招いたとあっては心が痛む。これからはわしがこの場所で剣を守り続けよう。二度と地上の民の手に触れえぬよう……。」
Ranperre「これからのサンドリアはお前たちの力にかかっている。もし今回のことでそのことに気づいたならば、不幸中の幸いと言うべきかもしれぬな。力を合わせ、我らが国に灯る儚き、しかしそれがゆえに美しき光を絶やさないでくれ。……わしが言い残すのはこれだけだ。」
そう言うと、ランペール王は聖剣と共に姿を消しました。
Destin「ついに聖剣は封印された……。此度の混乱の元凶は消失したのじゃ。」
ドラギーユ城に戻ったレルフィーに、ハルヴァーが声を掛けてきました。
Halver「おお、レルフィーか。国王様から皆の者に大事な話があるそうだが、貴公が来るまで待っておられたのだ。さぁ、列につかれよ。」
すでにたくさんのサンドリア兵が並ぶ列に、レルフィーも着きました。すると、しばらくして国王が登場し……。
Destin「皆の者よ、先の遠征の事後処理などで多忙な中、よく集まってくれた。これから重大な発表をしたいと思う。」
Destin「まだ、わしは退位せぬことにした。そして今後の王子たちの成長を見極める。しかし彼らが相応しくないと思えば、わしは血統にこだわらずに王権を禅譲しようと思う。力で何かを得ようとしていたのは、我々エルヴァーンの驕慢だ。今後はエルヴァーンと言わず広く才能のある人々を登用し、それぞれの足りない部分を補って国を作っていくべきであろう。」
Destin「例えばこの度、冒険者でありながら、我がドラギーユ家、ならびにサンドリアに多大なる貢献をしてくれた人物がいる。彼女なども王にふさわしい資質を持っているといえよう。」
Destin「レルフィー、本当に苦労をかけた。窮地に陥ったことも何度もあったことだろう。しかしそなたの活躍があったからこそ、わが国は目を覚ますことができたのだ。その功績をたたえ、褒章品王国旗を贈りたい。もちろん、受けとってくれるな?」
Destin「このように、冒険者でありながらここまでサンドリアに尽くしてくれる者がいるのだ。我々は自分の国を誇りに思っていいはずだろう。そして今以上に素晴らしい国になるため、各々尽力してほしい。」
その後……レルフィーは、トリオンの元を訪ねました。
Trion「父上のおっしゃる通り、私などよりもお前の方が国をよりよく導いていけるのかもしれんな……。だが、私もこのたびのことで多くを学んだつもりだ。今、国王にふさわしくなくとも、必ずや1人の誇り高き人になりたいと思う。たとえ私が将来国王になれなくとも、な。」
Trion「いつも私の無理難題を聞いてくれて本当に助かった。特にク・ビアの闘技場での死闘は生涯忘れえぬぞ。サンドリアに寄った際には是非ここにくるがいい。1人の友として歓迎させてくれ。……では、気をつけてな。」
続いて、ピエージェの元へ。
Pieuje「私や兄上の浅はかな命令にふりまわされ、さぞかし苦労したことだろう。だが、このサンドリアにとって君はかけがえのない冒険者だ。そしてそれはこれからもきっと変わらない、君がまだこの国を愛していてくれればな……。」
Pieuje「私たちエルヴァーンは、他人の意見に耳を貸さずにいつも自分が正しいと思い込むくせがある。私はそれがいやというほど分かった。だからこれからは、さまざまな者たちの意見を聞かねばならない。君も私たちが間違った方向へ行っていると思ったら、ぜひ忠告してくれ。」
Pieuje「君にもし子供ができたなら、必ずやその子に自慢できるような国になっていることを約束しよう。……本当に君には感謝している。」
そういえば、シャマンド教皇は……気になるので行ってみましょう。
Pieuje「レルフィー……。やはり君も考えることは同じか。」
ピエージェも同じことを考えていたようで、扉の前でバッタリ会いました。
Pieuje「すまんが、教皇と2人で話がしたい。」
Ferdechiond「しかし、王族会議の決定では教皇には常に神殿騎士団が1名以上監視をするということに……。」
Pieuje「分かっている、私もその場にいたのだからな。だが、今は特別だ。大目に見てくれ。責任は私が取るゆえ、安心しろ。」
Ferdechiond「……ハッ。」
Pieuje「教皇……、様。」
Shamonde「ピエージェ様……。」
Pieuje「あなたにお聞きしたい。なぜ我々に聖剣を抜かせ、楽園の扉を開こうとしたのです?」
Shamonde「楽園の扉……。わたしは大戦の後、タブナジアの惨状を見て、楽園の扉を開かなければこの世は救えまい、と思った……。」
Pieuje「楽園の扉とはいったい……?」
Shamonde「文献を調べても、それが何なのかはまったく分からなかった……。そんな時、ジュノのエルドナーシュ公がサンドリアを訪問した際、教会にも足をお運びくださり、『聖剣こそが楽園の扉を開く鍵だ』とおっしゃるではないか!」
Pieuje「エルドナーシュ公が……!?」
Shamonde「なぜあの方はそのようなことをおっしゃったのだろう。その剣があのタブナジアの惨状を招いたものだったとはなんという皮肉……。しかし、楽園の扉とはそれぞれの心の中にあるものだということに、ようやく気づきました。そしてわたしはずっとその扉を自ら閉ざしていました。」
Pieuje「闇に閉ざされし心……。」
Shamonde「この罪深きわたしに、寛大なる王は恩赦をお与えになりました。いや、きっと国内の混乱を少しでもおさめるためでしょう。わたしはここで悔い改め、1つでもこの地上に希望が生まれるよう祈るとします。この身が朽ち果てるその日まで……。」
Pieuje「……その言葉、信じましょう。だけど私は、自分のやり方でこの地によき光を灯したい、と考えています。今はお互いの希望がいつかかなうことを願いましょう……。」
南サンドリアでは、ロシュフォーニュを捜すクレーディの姿がありました。
Claidie「ロシュフォーニュ!ロシュフォーニュ、どこへ行ったの?サンドリアにはあなたが必要なのよ!」
Claidie「あなた、ロシュフォーニュを見なかった?」
Aubejart「いえ、自分は見かけませんでした。」
Claidie「いったいどこへ行ったのかしら……。まだ傷も完治していないというのに病室のベッドから消えてしまって……。」
その頃、ロシュフォーニュは東門にいました。
Rochefogne「ローテ姉上、あなたの子たちはみな立派に育っているよ。安心してここで眠っていてくれ。残念だけど、俺にはここにいる権利はない。だから去ることにするよ。」
Rochefogne「君か。お互いこれで終わったわけじゃない。いや、これからが本当の始まりなんだ。まだまだ俺にはやらねばならぬことがある。……君だってそうだろ?」
Rochefogne「でも、君ともまたいつか、どこかで会えそうな気がする。その時はこのサンドリアがより一層輝きを増していることを、お互いに祈ろうじゃないか。」
後世のサンドリア研究家は、歴史書を書く上で
この日をある章の最後に記すことだろう。
その章には、歴史書の中でも
ひときわ波乱に満ちた内容が記されているに違いない。
だがそこに、ある冒険者の活躍があったことなど
研究家は知るよしもない。歴史の裏には常にそうした
名もなき英雄たちが存在しているものだ。
しかし、新たな章に名前を残すのは
レルフィーなのかもしれない。
その物語はまたいつか語られるのであろうか。
……そのことを知る者はいない。
だが、このことだけは確実にいえよう。
このサンドリアという国に
レルフィーという冒険者がいて、
泣き、怒り、傷つき、そして笑った……。
その日々だけはいつまでも残リ続けていく。
朽ち果てることなく、それぞれの心の中に……。
そしてその想いは、たとえいつか
ヴァナ・ディールが消えさる日が来ようとも
いつまでも、みんなの中で、
輝き続けることだろう……。
いつまでも、いつまでも……。
永遠に……。

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