タルティー

紡がれしクリスタルの導き

紡がれしクリスタルの導き 第10話「遥かなるジュノ」

紡がれしクリスタルの導き第10話「遥かなるジュノ」 準備に丸一日を費やした。 長旅になる。何が起こるかわからない。二人は競売所やお店を駆け回り、必要なものを揃えていった。 回復薬。やまびこ薬。毒消し。食料。予備の装備。地図。包帯。前回のセル...
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紡がれしクリスタルの導き 第9話「ジュノを目指して」

紡がれしクリスタルの導き第9話「ジュノを目指して」 メインジョブでのレベル上げを再開して、数日が過ぎた頃。 バストゥークの街に、ちょっとした変化が訪れた。「タルティー、あれ見て。あの建物、何か始まったみたい」 メルフィーが指さした先には、バ...
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紡がれしクリスタルの導き 第8話「裸の冒険者たち」

紡がれしクリスタルの導き第8話「裸の冒険者たち」 サポートジョブのレベルが、メインジョブに追いついた。 タルティーの戦士、メルフィーの黒魔道士、ともにレベル18。メインジョブと同じレベルまで育て上げるのに、それなりの日数がかかった。装備も魔...
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紡がれしクリスタルの導き 第7話「お金が足りない」

紡がれしクリスタルの導き第7話「お金が足りない」 バストゥークに戻った二人を待っていたのは、冒険でもなく、戦いでもなく——悩みだった。「サポートジョブ、何にしよう」 モグハウスの前の石段に腰を下ろして、二人は頭を抱えていた。 サポートジョブ...
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紡がれしクリスタルの導き 第6話「生き残るための技術」

紡がれしクリスタルの導き第6話「生き残るための技術」 セルビナの宿屋は、潮風の匂いがした。 バストゥークの宿とは違う、柔らかな空気が漂っている。窓の外からは波の音が聞こえてきて、鉄と鍛冶の音に慣れた耳には、不思議なほどに心地よかった。 タル...
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紡がれしクリスタルの導き 第5話「絶対回避」

紡がれしクリスタルの導き第5話「絶対回避」 ゴブリンの斧が、振り下ろされた。 重い。 タルティーは咄嗟にナイフを両手で構え、その一撃を受け止めた。金属と金属がぶつかり合う甲高い音が、砂丘に響く。 ——じぃん、と。手のひらから腕へ、腕から肩へ...
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紡がれしクリスタルの導き 第4話「ゴブトレイン」

紡がれしクリスタルの導き第4話「ゴブトレイン」 白い砂が、足元から崩れるように沈む。 一歩踏み出すたびに、靴が砂に埋もれる。グスタベルグの固い岩場とも、コンシュタット高地の草原とも違う、不安定な足場だった。「歩きにくい……」「タルティー、脚...
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紡がれしクリスタルの導き 第3話「砂丘へ続く道」

紡がれしクリスタルの導き第3話「砂丘へ続く道」 それからの日々は、あっという間だった。 タルティーとメルフィーは、毎日欠かさず待ち合わせをしては、バストゥーク周辺でレベル上げを繰り返した。 朝、フレンドメッセージが届く。『今日もやる?』『は...
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紡がれしクリスタルの導き 第2話「はじめての戦い」

紡がれしクリスタルの導き第2話「はじめての戦い」 バストゥーク共和国の正門を抜けると、見覚えのある荒野が広がっていた。 赤茶けた大地。ごつごつした岩。吹き抜ける乾いた風。ついさっき、砂まみれになりながら歩いてきたグスタベルグの景色だ。「うわ...
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紡がれしクリスタルの導き 第1話「バストゥークの街角で」

紡がれしクリスタルの導きクリスタルが、世界を満たしている。大地を。空を。風を。水を。火を。氷を。雷を。闇を。光を。ヴァナ・ディールに生きるすべての命は、クリスタルの恩恵のもとに在る。それは空気のように当たり前で、大地のように揺るぎない、この...