ミッションを進めるぞ!週間、ということで、引き続きランク9のミッションへ。いよいよバストゥークミッションもこれが最後です。
前回、ランク8のミッションはこちらから。

M9-1 最後の幻想
ミッション9-1を受けるべく、バストゥーク鉱山区H-10のRashidを訪ねました。しかし、ミッション9-1「最後の幻想」は受けられません。
Rashidさんの左隣にいるガードCrying Wind, I.M.に土のクリスタルを10個納品して、ランクポイントを上げてから改めてRashidに話しかけると、「最後の幻想」が受けられるようになりました。
アロイス大臣が呼んでいるとのこと。ヴォルボー地方で何かを調査してほしいようですが……。
アロイス大臣(Alois)は、バストゥーク大工房J-8テンキー9、アイアンイーターの左にある扉の中にいますので、さっそく訪ねてみます。
Alois「おお、よく来てくれた。」
アロイスにミッションの内容を聞いてみると……ヴォルボー地方のある場所で、珍しい塩が取れるらしいので、それをとってきてほしい、という内容でした。
この内容を聞いて、憤慨したのはアイアンイーター。
Iron Eater「もう見逃すわけにはいきません!公私混同にも程があります!」
アロイスは、共和国民の食生活の向上を思ってのこと、しかも予算の承認もおりているという。
しかし、アイアンイーターの気持ちは収まりません。
塩など岩塩があれば十分。どれだけの数の鉱山区の者だちが、日々の食に困窮しているのか知っているのか。そんなものにかける予算があれば、コンシュタットの風車の改良にまわせば……。
そこまで言いかけたところで、グンパがやってきました。
Gumbah「まあまあ……落ち着きなって、アイアンイーター。」
なんでも、ある人にお礼を言いに来たところだそうですが……そんなグンパに向かってアロイスが掛けた言葉は……。
Alois「なんだこの薄汚いガルカのガキは……。」
これにはアイアンイーターの怒りに油を注いでしまったようです。しかし、グンパはものともせず。
Gumbah「そんなことより、その塩って、奇跡の塩のことでしょ。なんでも、老化の進行を緩める力があるって……。」
アロイスは、これは好都合とばかりに、自分も年だから健康に気を付けねばと思って……と、グンパの言葉に乗っかかりました。
しかも、奇跡の塩がある地はとても危険な場所だと聞いているので、闇の王を倒した勇者にこそふさわしい任務である、と。
Iron Eater「あきれて物も言えん……。」
そんなアイアンイーターを横目に、グンパはそれに賛同しました。何か考えがあるようです。
Alois「とにかくもうミッションは認定され、この冒険者は受諾したのだ。」
まずはラバオに行き、調査のために派遣されているダンシングウルフに話を聞くように、とのことです。
Gumbah「アイアンイーター。後でお願いがあるんだ……。」
Iron Eater「わかった……。語り部の言うことに従うとしよう。」
アロイスの健康法に協力するだけの結果にはしないから、というグンパの言葉を信じ、このミッションを遂行します。
さっそく、ラバオG-6にいるDancing Wolfを訪ねます。
Dancing Wolf「ああ、あなたが派遣されてきた冒険者の方ですね。」
ダンシングウルフによると、奇跡の塩はやっかいなところでしか見つからないとのこと。
Gumbah「グスタフの洞門……だね?」
アイアンイーターに連れられ、グンパもラバオへ来たようです。
Gumbah「ウェライが昔話してたんだ……。」
ガルカの伝説で、転生の時を少しでも延ばすために、老化を防ぐ奇跡の塩を求める旅に出た、という話があるそうです。
また、これに対する興味深い伝説があって、ガルカが転生の時に旅に出るのは、もともと奇跡の塩を求めていくことから始まった文化だ、というものもあるそうです。
迷信だとは思うけども、岩を掘ることに従事するガルカが多いのは、その塩との関わり…もともと岩塩を求める習性から来ている、という話も。
だから、グンパが今回のミッションに口を出したのは、この話の由来を調べて、ガルカの歴史の補完に役立てようとすることが、ひとつめの目的。
それと、ウェライならきっと転生の旅の目的のひとつとして、この伝説の真相を知ろうとするだろうから、ウェライの行く先の調査が、ふたつめの目的。
Gumbah「あと……実はもうひとつ目的はあるんだけど、それはまだ内緒ね。うまくいけばわかると思うよ。」
ともあれ、今回のミッションについて話を聞くと、奇跡の塩は、グスタフの洞門の地下水に海水が混じるために発見されることがあるそうです。
しかし、周辺には強力なモンスターがたくさんいるので、アロイスの言う通り、そんじょそこらの冒険者が取ってくるのは無理、ということ。
Dancing Wolf「もし発見できた場合、まずは私のところに持ってきていただけますか?」
わかりました。それでは、早速グスタフの洞門へ行ってみましょう。Survival Guideでワープするか、ユニティワープCL128グスタフの洞門でワープします。
上のマップは、Survival Guideでワープした場合のルートです。G-9テンキー4から、2枚目のマップへ移動します。
2枚目のマップG-6テンキー8にある泉の???を調べると、スライム族のNMが出現します。
このスライムNMが厄介で、最初の1匹(Gigaplasm=親)を倒すと2匹(Macroplasm=子)に分裂します。子2匹は、さらに2匹ずつ(Microplasm=孫)に分裂します。孫2匹は、さらに2匹ずつ(Nanoplasm=ひ孫)に分裂します。
ひ孫は、それ以上分裂しないので、最終的には親1匹+子2匹+孫4匹+ひ孫8匹の、計15匹のスライムを倒さなければいけません。
これが非常に苦戦……することもなくて、ヴァレンラール1人いれば、分裂したスライムもウリエルブレードであっという間に片付けてくれますし、IL119ならソロでも余裕でしょう。
無事にスライムを倒し切ったあと、再度???を調べると奇跡の塩が手に入ります。これを持ってラバオに戻り、ダンシングウルフに報告しましょう。
Dancing Wolf「あ、ああ、奇跡の塩を持ってきてくださったのですね。」
よく見るとやはり似ている……とつぶやかれましたが、一体何が、何と似ているのでしょう。ダンシングウルフによると、この奇跡の塩の情報を調べていて、あるガルカの少年に出会ったようです。
そのガルカの少年は、奇跡の塩らしき物を手に握ったまま彷徨っていたところを、冒険者に発見された、と。記憶を失っているようで、転生の旅からの帰りではないかと思われるようですが……ちょうど近くに、その少年がいました。
Gumbah「ま、まさか……。」
その少年を見た瞬間、グンパが驚きの声を上げました。
転生の旅から帰ってくるには早過ぎるし、あんなに成長している……でもあの姿は200年前の姿と同じ、そう、一緒に遊んだ姿……。
Gumbah「ウェライ!!」
Iron Eater「なんだと!?」
その声に気付いた少年が、話しかけてきました。
???「ウェライ?今ボクのこと、そう呼んだの?なんか思わず振り向いちゃったけど……。」
その少年は、冒険者たちのキャラバンに連れられてラバオに来たようです。もうすぐ出発するところとのことですが、自由に旅をするってわくわくする、と言っています。
グンパが呼んだ名前「ウェライ」が、なんかしっくりくるんだよね。そう言って、少年は去っていきました。
Iron Eater「本当に……ウェライ、なのか……?」
グンパにもそんなことはわからない。
奇跡の塩が起こした奇跡なのかもしれないけど、他人の空似だということも考えられます。でも、転生なんて語り部にも残らない記憶……それを追うなんて冒涜なのかもしれません。
Gumbah「難しく考えないで、残しておいてもいいんじゃないかな、そう、最後の幻想として……。」
ウェライと名乗るガルカが1人、また生を受けて新しい人生を歩む。それだけで十分じゃないか、それだけで……。
その後、アイアンイーターから労いの言葉をもらいました。おかげで貴重な出会いがあった、と。
手に入れた奇跡の塩は、後でアロイスに届けておいてくれ、とのこと。それよりも、グンパの狙い通りなら、このミッションはまだ終わっていない……その言葉が気にかかりました。
ひとまず、バストゥークに戻り、大工房にいるアロイスの元へ。
Alois「おお、ダンシングウルフから話は聞いておるぞ。持ってきたのだな。これで私の健康も……いやいや、共和国民の食生活もだな……。」
どうせ共和国民の食生活なんか、どうでもいいと思っているのでしょうが……。
Lucius「是非その奇跡の塩を利用して、共和国民の食生活の改善に努めていただきたいものです。」
ルシウスがやってきました。
Lucius「もしそうでない場合は……大臣の所有する商会の方に、費用の請求書を送らせていただきますので……。」
ルシウスによると、このミッションにかけた予算と、今後の研究開発費は、国から大臣の商会に貸し出しただけとのこと。
成果によっては返済の必要がなくなるようですが、成果が出なかった場合……つまり無駄に終わった場合は、利子をつけて返済する必要がある、と。
Lucius「ご存知ありませんでしたか?国が民間の研究開発にも援助しようと制度を……ああ、会議中は眠っていらっしゃいましたか。」
Iron Eater「……と、言うことだ。」
何はともあれ、これでミッションは完了のようです。そのうちミッションで、北の地に再び向かうことになりそうな気配だそうですので、今から心の準備だけしておきましょう。
ミッション終了後、大統領執務室の左奥にあるドアの先へ進み、コーネリアの部屋(Door:Cornelia's Room)を訪ねます。
Cornelia「あら、いらっしゃい。お父様から依頼された用事でしょ?」
そういうと、コーネリアは部屋へ入れてくれました。
Franziska「お嬢様っ!そんな話は私は聞いておりませんよっ!私をだましましたね!お嬢様っ!」
外でフランツィスカが何やら騒いでいるようですが、気にしないことにしましょう。
気を取り直して。
コーネリアによると、少し前、この部屋にお客さんが来たそうです。誰かと思えば、グンパ。
もじもじしていて変な感じだったけど、いろいろ憎まれ口をたたきながらも、結局は「ありがとう」とお礼を言っていったそうです。
Cornelia「あいつ……200年以上生きているはずなのに、不器用なんだよね。たった十何年しか生きてない私が、そんなに器用に生きられるわけがないんだ……。」
そう思ったら、なんだか親近感がわいてきたようで、いろいろと話ができたようです。
Cornelia「そういえば、今度ルシウスさんが責任者やるって言ってた新しい制度の話に興味があったみたいだけど、あんな話、なんで聞きたかったんだろ……。」
なるほど、それでグンパは知っていたんですね。
Franziska「お嬢様!もうお勉強の時間ですよ!」
コーネリアは、最近少し勉強も頑張ろうと思っているとのこと。恥ずかしいから内緒らしいですが、何か目標もあるようです。
Cornelia「それじゃあ、またね。ありがとう、話し相手になってくれて。 」
M9-2 双刃の邂逅
バストゥークミッション最後となる9-2を受けるべく、バストゥーク鉱山区H-10のRashidを訪ねました。しかし、ミッション9-2「双刃の邂逅」は受けられません。
Rashidさんの左隣にいるガードCrying Wind, I.M.に土のクリスタルを9個納品して、ランクポイントを上げてから改めてRashidに話しかけると、「双刃の邂逅」が受けられるようになりました。
北の地に調査に向かった冒険者が、何者かに襲われたようですが、話を聞くと、その風貌は明らかに暗黒騎士ザイドだったとのこと。ザイドとおぼしき人物は、逃げ帰る冒険者に手紙を渡したらしいですが、その内容が問題のようで……。
大統領府執務室に向かうよう言われたので、まずはバストゥーク大工房J-8テンキー9にいるアイアンイーターを訪ねてみます。
Iron Eater「おお、君か。とても信じられない話だが、どうやら本当らしいのだ……。」
あの暗黒騎士ザイドが、北の地の調査に訪れた冒険者を襲ったそうです。そして、隊長に手紙を持っていけ、と。その手紙の内容が、信じられないものだったと言いますが……。
Iron Eater「いや、まずは入ってくれ。話はそれからだ……。」
Volker「どういうことですか、プレジデント!30年前の事件の真相を私に隠していた理由をお聞かせ願いたい!」
Cid「いや、フォルカー……別に隠していたわけでは……。」
Volker「工房長も……ご存知だった……?」
Cid「う、うむ……まあ、なんというか、その……。」
Volker「30年前の事件の真相を知らなかったのは、その呪われた血に連なる私だけだったと!?」
30年前。
………………………………………………
Ulrich「無様だな、ラオグリムよ!」
Raogrimm「ウルリッヒ、貴様……!」
Ulrich「前からおまえは、気にくわなかったんだよ!」
ラオグリムに対して剣を抜くウルリッヒ。
Raogrimm「自分が何をしているのか、分かっているのか?」
Ulrich「黙れ!」
剣を構え、ラオグリムに突進したウルリッヒの前に立ちふさがったのは……。
Raogrimm「……コーネリア!?」
Ulrich「う、ああ……。」
………………………………………………
Volker「決して、あの叔父に影響されて銃士隊に入った訳ではない……。しかし、昇進するたびに叔父の力だと陰口をたたかれ……。ミスリル銃士となり、その隊長にもなったが、待っていたのはこの真実か!?そしてその真実も隠されるような薄っぺらい信頼か!?」
Karst「……だからどうした?」
Volker「……何?」
Karst「私も工房長もおまえに明かさなかったのは、こうなることが目に見えていたからだ。実際、その通りだろう。それとも、一緒にその呪われた運命を嘆いてほしいのか?おまえには関係ないとなぐさめてほしいのか?それでおまえの心は安まるのか?どうやら、貴様を買いかぶっていたようだ、フォルカー。」
Cid「カルスト!口が過ぎるぞ!」
Karst「今の貴様など役に立たぬ。さがれ。当分の間アイアンイーターに隊長代理をまかせる。」
Iron Eater「プレジデント!」
Karst「貴様が役立たずのままならせめてNo.2のザイドとやらをここに連れてこい。よっぽどおまえより役に立つだろうな。」
Volker「……わかった。プレジデントの意志に従おう……。」
そういうと、フォルカーは大統領執務室を後にしました。
Iron Eater「隊長……っ!」
Cid「わしの……せいだ。いつか話そうと思いながらここまで……。」
Karst「そこまでの男だったということです。おかげで冒険者に説明する手間も省けました。」
Karst「おそらく、ザイドの意図はフォルカーを呼び出すことだろう……。そのために、冒険者を追い払い、真実を告げる手紙を持たせた。しかしフォルカーのあの様子では、果たしてザイドと向き合う決心もつくかどうか……。フォルカーが迷いを断ち切るのを待ってる訳にはいかぬ。冒険者を襲ったザイドをひったててこい。罪人として扱うか、フォルカーの後釜に据えるかは私が決めよう……。」
Iron Eater「プレジデント!それではあんまりです!隊長も、ザイドもこの国のために……。」
Cid「そうだぞ、カルスト!おまえはそんな男ではないはずだ。一時の感情にまかせてそのような……。」
Karst「これは……プレジデントの命令だ。二度は言わぬ。奴には人望がある。銃士ではこの調査は務まらぬ。有能な冒険者を彼の地に派遣しよう。闇の王を倒した冒険者なら……できるはずだ。」
Iron Eater「……。」
Karst「行ってくるのだ……。再び決戦の地、ズヴァール城へ」
Home Pointを使いズヴァール城内閣へワープし、目の前の扉から王の間へ。
一番奥にある扉(Throne Room)を調べ、バトルフィールド「双刃の邂逅」に突入します。
Zeid「やはり、奴が来ることはない、か……。奴の憑き物を落とさねば、闇の血族の骸をいくら重ねようとも、バストゥークを覆う闇を晴らすことはできん……。敵は……我が内にあり。語り部は自らの意味を失うために立った。奴も……立たねばならんのだ。剣を取れ……。ラオグリムの死を無駄にするわけにはいかない。」
Zeid「光あるところに、この国の病はあるのだ……。光の世界が目覚めるために、闇の世界に立てる人柱が足らぬと言うのなら、さらに立てるまでのこと……。私か……おまえのな。遠慮はいらぬ。奴を呼び寄せるため、グスタベルグに響くほどの剣の音を轟かせよう……。命を賭して……。」
ザイドの第一段階との戦闘です。
さすがのザイドも、IL119の前ではただの雑魚。何も苦労することなく倒すことができるでしょう。
Zeid「どうした……闇の王を倒した力はこの程度か?私を消し去るつもりで来い。こんなことでは奴の……!」
Zeid「遅かったな……」
Volker「待たせた……な。」
Zeid「ああ、20年も……だ。」
Volker「おまえに問いに来た……。なぜこのような真似を……!まわりくどいことをせずとも、おまえがこのくだらない私の職を継げば良いことだろう!?」
Zeid「ならば問おう。おまえは何をしにここに来た!」
Volker「私は……。」
Zeid「落ちぶれたものだな!叔父の名で銃士になったことを否定しておきながら、その叔父の汚名を知らされれば、ただ貝のように黙るのみか!」
Volker「何だと……?」
Zeid「何度でも言ってくれる!結局おまえも血塗られた語り部殺しの歴史の一部に過ぎんということだ!」
Volker「おまえに……この苦しみがわかるか!」
Zeid「苦しみの先に答えが見つからぬのならば、我が刃に問うが良い!矮小なおまえの存在の意味を!」
Volker「よかろう……。いずれ、戦わねばならぬ運命であったと言うことだな……。」
Zeid「そう……決着をつけるにはこの上ない……我々2人の道が分かたれたこの地でな! 」
ザイドの第二段階との戦闘です。
フォルカーが倒されてしまうと敗退になってしまうので注意が必要ですが……IL119の前では、フォルカーが瀕死になるような暇もなく終わってしまうことでしょう。
Zeid「うっ……。」
Volker「ザイド!」
Zeid「まさか、ここまで腕をあげているとは、な……。」
Volker「冒険者たちの助けがあったからだ……。私1人ではとてもおまえには……。」
Zeid「それが……答えだ。おまえ1人では何もできなくとも、おまえの下に冒険者たちが集い、そして……。」
Volker「ザイド……。」
Zeid「私は所詮影に生きる存在に過ぎぬ。20年前、闇の王と剣を交わしたときに、同じ哀しみを感じとった。その哀しみの意味を探し、闇をさまよったが、結局、その答えの行く先は、光あるところにしかないのだ……。おまえは私と違い、光ある所に生きるべき存在……。だからこの国の行く末はおまえに託さねばならんのだ……。」
Volker「何を言う……!どれだけ多くの人がおまえの帰りを待ち望んでいたか……。」
Zeid「おまえが情けなかったからだ。後ろを見ろ……奴らの心配そうな面持ちがすべてを語ってくれるだろう……。」
Volker「おまえたち……。」
Naji「隊長!ひどいじゃないですか!黙っていくだなんて……。オレだって、伝説の暗黒騎士と手合わせしてみたかった……。」
Ayame「そんな呑気なこと言ってる奴には門番がお似合いだけどね……。」
Iron Eater「我々の仕事は……、武を極めることではないはずです。人々の普通の幸せを守り、人々の希望でありつづけること……。」
Ayame「そうです……皮肉なことですが、ナジが腕がなまるとグチを言えるような世の中を作り上げることが我々の仕事ですよ。」
Naji「ちょいとつらいですけどね。」
Zeid「冒険者の時代……。それは、英雄なき時代……。そして、誰もが英雄になり得る時代……。そんな時代だからこそ、彼らを導ける存在が必要なのだ。過去の苦しみを乗り越えたおまえにこそ、その役はふさわしい。」
Volker「私に、できるだろうか……?」
Zeid「おまえにしか、できないことだ。私は……闇に帰るとしよう。おまえたちの作り上げる国を……楽しみにしている。」
Iron Eater「ザイド殿!ガルカの民は、あなたのことを……。」
Zeid「私が帰ったのでは、グンパの決断も意味を失ってしまう。ガルカとヒュームの悲劇に終止符を打つためにも、おまえはグンパを支えてやってくれ……。」
Volker「ザイド……私がこの役目を終えたとき……もう一度手合わせしてくれるか?」
Zeid「いいだろう。しかしひとつ約束しろ。そのときは、今回のような手加減は無用だ。」
Volker「君には見苦しいところを見せてしまったな。ひとまず、大統領府に戻ろう。プレジデントに大目玉をくらうだろうがな。大統領執務室に後で来てくれるか? 」
バストゥーク大工房J-8テンキー9にいるアイアンイーターのもとへ。
Iron Eater「ズヴァールでは世話になったな。入ってくれ……。」
Karst「バカどもが雁首そろえて……ミスリル銃士というのはどうしてこう言うことを聞かぬ者ばかりなのだろうな……。私の命令は、ザイドを引っとらえてこい、というものだったはずだぞ。その結果が、間抜けな隊長の復帰報告か?」
Volker「プレジデント……。」
Karst「もうよい、気分が悪い。下がれ。冒険者にはおまえらの方で報酬を与えておけ……。」
Naji「……プレジデント、怒らせちゃいましたかね?」
Lucius「いや……あんなにプレジデントが御機嫌が良いのは、久しぶりだよ……。」
Cid「相変わらず素直になれぬ奴じゃのう……。」
Volker「もっと大目玉をくらうと思っておりましたが……。」
Ayame「プレジデントのことですから、後で減俸の通達ぐらいはまわってきそうに思いますけどね。」
Naji「マジっすか!?勘弁してくださいよ……今月厳しいのに。」
Iron Eater「またいらぬ武器でも買ったのか、おまえは……。」
Volker「みんなにも……そして、君にも、本当に世話になったな。私はザイドにはなれぬ……。あいつのように業を1人で背負っていくことは私にはできない……。しかし、私には私にしか背負えないものがあるはずだ。情けない話だが、改めてそのことに気づかされたよ……。」
Ayame「国の中にいればこそ見えるものもありますが、国の中にいると、見えないものもたくさんあります……。そのことを我々が忘れないためにも、あなた達の存在は貴重なのです。」
Lucius「これが今回の報酬です。そして君は、現在のバストゥークの冒険者としての最高位である、ランク10に任命されます。」
Iron Eater「君がこれを聞くのは何度目かわからないが……もう一度言わせてくれ、これからも、バストゥークのためによろしく頼む。」
ランク10になり、報酬100,000ギルをもらいました。
Naji「いいよな、おまえは報酬、オレは減俸……。そうそう、そういえばな、おまえ宛に手紙を預かってたんだ。みんなとも、なんだか話してたみたいなんだが……。ほらよ。誰からかは読めばわかるだろ。 」
前略、冒険者様……バストゥークのこと、好きですか?
私は……この国のことがキライでした。
何よりもギルが重要な国……。自分に関係ない矛盾を見て見ぬ振りをする人々……。そして少しでもそれを変えようと努力すればするほど、自分が無力に思える日々……。
でも最近、いろいろな人々と出会い、話をして、そうでもないかな……って思うんです。それで、もっとはっきりとみんなの声、聞いてみたいって思ったんです……。
「バストゥークのこと、好きですか?」
ちなみに、もうすでにいろんな人に話は聞いたんです。参考までに教えますね。
Michea「あいかわらず突然変なことを聞くのね……。そうね……いろいろ苦労したけど……バストゥークにいなかったら、私、ここまで自分の仕事に誇りをもてなかったと思うの。変な話だけど、この国って、いつか見返してやる!って気持ちが強くなるのよね……。あなたもなんとなくわかるでしょ?」
Salimah「ええ、この国に生まれて良かったと思いますよ。作物が取れないこの土地でもいろいろな食材が手に入ります。それはこの国が自由だからじゃないでしょうか?冒険者や商人はギルばかり追い求めると言う方々もいらっしゃいますが、彼らがいてこそのこのバストゥークでの生活があるのです。だから献立に悩む毎日です。素敵な悩みですわ。」
Deidogg「くだらんことを聞くな!今も昔も俺はヒュームの支配するこの国など、大嫌いだ!」
Pavvke「そう簡単に溝は埋まらんよ。かと言って、このままでは死んでいった仲間たちの死が無になる……。変わっていかねばならんことはみんな気づいている。しかし人は、そうは変われんよ。」
Gumbah「好きかどうかなんてどうだっていいんじゃない?ただ……国なんて気にせず、自由気ままに生きようかと思うほど、絶対にぶつかるものがあるんだよね。責任って呼ぶんだよね、それ。古代ガルカの間では実はあまり使われない言葉だったんだってさ。語り部の責任なんて、誰も追及しなかったからだろうね。神様の責任、なんていわないでしょ?」
Gumbah「何もかも人任せにしていいんだったら必要ないこと……。でも自分の力で、そしてみんなと生きていくためには必要なこと……。ま、ねえちゃんももうちょっと責任ある行動をだな……。あ、そんなに怒るなってば……」
Ayame「この国が嫌いでしたら、ずっとノーグにいて腕を磨いていたことでしょう……。でも、この国にこそ、自分の守るべきものはあると信じています。それが平凡なものだからこそ、価値はあるのではないでしょうか?」
Cid「わしはただ自分の研究がしたいだけだったのだがのう……。こんなたいそうな立場になるなんて思いもよらなんだ。まあ、人生何かを望むのならば、人に何かを与える人間になれと言うことだ。」
Naji「いいんじゃないの?オレみたいなのも銃士になれるってこの国のひとつの希望でしょ?あとはもう少し給料UPとここに立つ時間減らしてくれりゃ、子供達の希望の星になれるんだがなあ……。」
Lucius「敵が外にいるなら、いつまでも戦争を続けるしかない。敵がこの国の病だからこそ、私のような文官に仕事があるのです。理想の社会になんてきっとたどりつけない。でも、少しでもそれに近付こうとするのが健全な現実ってものでしょう?」
Iron Eater「この国のことを本当に素直に語れるようになるのは、自分の役割の意味を本当に知ることができたときではないでしょうか?私は、今までNo.2のザイド殿がいない状態で、自分の役割を考えてきませんでした……。自分の役割を見つめなおして、やっと本当の意味でこの国と向き合えた気がします。」
Karst「な、何を突然言い出すのだ!くだらぬことを言ってないで、早く部屋へ帰って勉強でもしておれ!」
Volker「私はこの国を愛しています。みんなで苦しみ、みんなで喜びをわかちあい……。誰かに苦しみを押し付けていては、この喜びは生まれることはないでしょう……。だから私の背負った苦しみも、みんなの苦しみの一部です。一緒に喜べる日々のために、頑張ろうと思います。」
私自身の考えはまとまらないけど……。私、もっとこの国を知りたいと思いました。そして、いつの日かこの国のみんなの役に立ちたい。目標は……まだ秘密ですけどね。フォルカーさんだって、叔父上と比べられ、頑張ってきたんです。私だって……。
長くなりましたが、最後に……ありがとう。
闇の王を倒したことなど、あなたの戦績は、とても偉大なことだと思います。けれど、もっと大きなものをあなたは私や、バストゥークの人々に与えてくれた。
これからも、一緒に苦しみも、喜びもわかちあえる存在でいてください。私も、そうなれるように頑張ります。
それでは、また……。
コーネリアより。

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