今回は、アルタナミッション第26弾「傾ぐ天秤」を進めるために必要な連続クエスト「囚われし者」を進めていきます。
アルタナミッション第26弾「傾ぐ天秤」を進めるためには、過去三国に対応したクエストを規定されたところまで進める必要があります。
レルフィーはバストゥークに所属しているので、まずは過去バストゥークのクエスト「向かうべき道」の続きである、「囚われし者」を進めます。
なお、このクエストを進めるためには、以下の条件が必要です。
- 過去のバストゥーク関連連続クエスト「向かうべき道」を終わらせている
- アルタナミッション「傾ぐ天秤」を受けている
攻略手順
バストゥーク商業区[S]の大工房前にいるGentle Tigerに話しかけて、イベントを見ます。
イベントの後、北グスタベルグ[S]E-11テンキー9あたりにいるRoderichに話しかけて、イベントを見ます。戦績テレポを使うとすぐ近く、そうでなければSurvival Guideでの移動がオススメ。バストゥークからの移動が一番時間がかかります。
イベントの後、バストゥーク商業区[S]の大工房前にいるGentle Tigerに話しかけて、イベントを見ます。
イベントの後、ザルカバード[S]へ入り、イベントを見ます。ザルカバード[S]は、Survival Guideでボスディン氷河[S]へワープすればすぐ目の前です。
イベントの後、ザルカバード[S]I-7テンキー7あたりにある黒い建物の扉Forbidding Portalを調べ、イベントを見ます。
イベントの後、再度Forbidding Portalを調べ、レイヤーエリア「囚われし者」に突入します。
バトルに勝利した後、バストゥーク商業区[S]の大工房前にいるGentle Tigerに話しかけて、イベントを見ます。
ストーリー
ボスディン氷河からバストゥークに戻ったレルフィーは、その足でジェントルタイガーを訪ねました。
Gentle Tiger「ザイドさんが捕まったというのは本当か!?」
レルフィーの顔を見るなり、ジェントルタイガーは食いつくように声を荒らげてきました。
自身の声があまりに大きかったことに気付いたのか、その後はヒソヒソ声になり……。
Gentle Tiger(……ニコラウスさんたちと説得するんじゃなかったのか!?)
そのつもりだったのですが……。
Gentle Tiger「なにか、あったんだな……?とにかく、もういちどニコラウスさんたちとしっかり話しあってこい!」
会議室では、ニコラウスとファイブムーンズが話をしていましたが、レルフィーが入っていくと、ザイドについて教えてくれました。
Nicolaus「……ザイドさんは、北グスタベルグのベネディクト塔に幽閉されたそうです。」
バルトロメウスが得意げに、ニコラウスに話してくれたようです。ただ、どんな処分になるのかは、まだわからないようです。
また、フォルカーにもザイドの件を伝えてくれたようです。ザイドと同期だというフォルカーは、ザイドが「黒鉄の旋風」だったことについては全く知らず、俄かには信じ難いと言っていたそうです。
そして、ファイブムーンズも、あの「黒鉄の旋風」の正体がザイドだったことについて、今でも信じられない様子です。しかも、ヒュームの権力に挑むのではなく、復習のために人を斬っていた訳ですから……。
Nicolaus「……ぼくは、ザイドさんが黒鉄の旋風だったことを、保安庁に告発するつもりでした。」
しかし、フォルカーはそれでも2人を信じている、と言っているようです。
クララ隊長が、「黒鉄の旋風」であるザイドを拾ったのも、きっと何か理由があってのこと。それがはっきりするまでは、告発を待って欲しい、と。
Nicolaus「なので、先日のことは、どうか暫く他言無用で。」
Nicolaus「まったく……フォルカーさんは人が良すぎますよ。どんな事情があれ、彼らは罪人なのです!もう、尊重する必要など……いや、すみません。あれこれ悩んでも、仕方のないことですね。」
Nicolaus「フォルカーさんは、近々復帰できるそうです。さ、ぼくたちはそろそろ部隊に戻らなくては。われわれはこれで失礼します。」
会議室を後にしたレルフィーは、大工房から出たところでジェントルタイガーに呼び止められました。ニコラウスたちはどうしたのか、と聞かれたので答えると……。
Gentle Tiger「なに、ニコラウスさんたちは部隊に戻ってしまったのか!?」
Gentle Tiger「お二人は、このままザイドさんを放っておくつもりなのだろうか……」
Gentle Tiger「ううむ……どうしてみんな、そんなに薄情なんだ?仲間が捕まっているっていうのに。俺はザイドさんが心配だ……君もそうだろう?」
もちろんですよ。心配です。
Gentle Tiger「そうだ、こいつを持って、ベネディクト塔に面会に行ってきたらどうだ。頑張って早く出てこられるように、って伝えてくれよ。頼んだぞ。」
そう言って、食糧の入った布袋を手渡されました。
ベネディクト塔というのは、確か北グスタベルグ……バストゥークの南西の方にあったはず。レルフィーはマウントを走らせ、塔へと急ぎました。
塔についたところで、ローデリヒに、ザイドとの面会を申し込みます。
Roderich「ザイドの面会?……ああ、ウォークラウドのことか。それは差し入れだね?こちらで預かっておくよ。」
面会については、すんなりと通してもらうことができました。
その頃、塔の中では……大剣を担いだクララ隊長が、ザイドのいる牢へとやってきました。
Klara「……ザイド、迎えに来たぞ。」
レルフィーが駆け付けたときには、既にクララ隊長が魔法のようなもので牢を開け、ザイドの目の前にいました。
担いでいた大剣を床に突き刺したクララ。
Klara「私は、これからザルカバードへ行く。」
Klara「かの地では、大統領の策略によって多くの兵士が、犠牲になっている。もはや一刻の猶予もない。」
Klara「ザイド、共に来い。戦場には、お前の剣が必要だ。」
しかし、ザイドは沈黙を保っています。
Klara「ザイド、あの日の誓いを忘れたか。」
慌ててレルフィーも牢の中に入り、止めようとしますが……。
Klara「そこのお前……邪魔すれば斬るぞ。」
これでは手が出せません。その様子を見ていたザイドが、ゆっくりと話し始めました。
Zeid「……わかりました。あの日、あなたは絶望の淵にいる私に、一縷の光明を与えた……私はその恩義に報いなければいけない。」
Zeid「たとえ、あなたがどんな人であっても。あのとき、そう決めたのだ……。」
Zeid「私の剣が必要ならば、共に参り、振るおう。あなたの行方を、私は見届けなくてはならない……レルフィー、あいつらのことは頼んだぞ。」
そう言うと、クララの呪符で2人はどこかにワープしていきました。
レルフィーはすぐに塔から出て、ローデリヒに状況を伝えました。
Roderich「なんだって!?ウォークラウドが脱走!?」
Roderich「あの頑丈な錠をどうやって……とにかく、すぐに追跡隊を出動させよう!」
ローデリヒに状況を伝えてすぐバストゥークに戻ったレルフィーは、ジェントルタイガーの元を訪ね、今の状況を話しました。
Gentle Tiger「な、なに!?ザイドさんが、だ、だ、脱……」
自分の声が大きい事に気付いたジェントルタイガーは、慌てて小声になおし……。
Gentle Tiger(そ、それじゃあ、ますます罪が重くなってしまうじゃないか……!)
Gentle Tiger「いったい、どうすれば……」
そこへ、ニコラウスとファイブムーンズがやってきました。
Nicolaus「なにかあったんですか?」
Gentle Tiger「……あ、ニコラウスさんにファイブムーンズさん。実は……」
ジェントルタイガーは、レルフィーから聞いたことをニコラウスたちに話しました。
Five Moons「なに、ザイドがまた脱走!?」
Gentle Tiger「なんとか、ザイドさんを救う手立てはないのでしょうか……?」
しかし、ニコラウスは諦めたような顔をしています。
Nicolaus「無理ですね。彼は、隊長の仲間になるつもりなのでしょう。もう、われわれには、どうすることもできません。」
ニコラウスたちは、これからザルカバードに出陣するそうです。今、ザルカバードでは連合軍と獣人軍が大規模な会戦を繰り広げていて、その戦いに懲罰部隊も加勢することになったとか。
Nicolaus「ザイドさんはもう戻る気などさらさらないんです。彼のことは、もう忘れましょう……。」
Gentle Tiger「そんな……おい、レルフィー、どうにかならないのか?なんとか、ザイドさんを、連れ戻せないか……彼らはいったいどこに……?」
クララは、ザルカバードに行く、と言っていました。ザイドも一緒だと思います。
Five Moons「なに、隊長とザイドはザルカバードに向かっただと!?」
Nicolaus「なぜ、それを早く言わないんです!?ザルカバードでは、大統領も陣に入り、軍を率いて戦っているんですよ。」
Five Moons「ニコラウス、隊長もザルカバードに向かったってことは、ひょっとして、また大統領のお命を……?」
大統領には護衛がついているとはいえ、心配です。
Nicolaus「レルフィーさん、すみませんが、あなたもザルカバードに向かってもらえませんか?」
ニコラウスたちは任務を離れるわけにはいかないので、代わりに現地の部隊と合流して、クララとザイドがザルカバードに向かったことを知らせ、大統領をお守りしてほしい、と依頼されました。
Nicolaus「大統領の警護に加わるには、青の奉書が必要です。ぼくから、大隊長に事情を説明して、なんとか発行してもらいます。」
Nicolaus「先に現地へ向かってください!」
急ぎザルカバードへ向かうレルフィー。ちょうどボスディン氷河からザルカバードに入ったあたりで、チョコボに乗ったニコラウスたちが追いついてきました。
Nicolaus「レルフィーさん!大統領は、この先の指揮場にいるみたいです。これを持って、そちらに向かってください!」
そう言うと、「青の奉書」を手渡してくれました。
Nicolaus「なくした場合は、ジェントルタイガーに言ってください。大隊長が、彼に予備を託しています。」
Five Moons「頼んだぞ!」
ニコラウスとファイブムーンズは、チョコボに乗ったまま獣人軍に斬り込んで行きました。
レルフィーが、ザルカバードの北側に設置されているという指揮場へと向かっている頃。
Heiner「何奴!?」
指揮場に、ザイドが現れました。
Heiner「……あなたは、元ミスリル銃士隊のウォークラウド……!!なぜ、このようなところに……」
ハイナーが武器に手をかけ警戒していましたが、その武器を抜く間もなく、ザイドは背後に回り……。
Heiner「うっ……!」
ハイナーを気絶させてしまいました。
それとほぼ同時に、レルフィーが指揮場に到着。ちょうど、ザイドが剣を構えたまま、プリーン大統領ににじり寄っていく。
???「……本当におまえが来るとは、残念だ。」
しかし、その声はプリーン大統領とは違いました。
Zeid「……!?おまえは……!フォルカー……!」
Volker「ザイド……いったい、どういうつもりだッ!答えろ!」
Zeid「……真実を見極めるためだ。」
Volker「待て、ザイド!おまえは、あれが本当にクララ隊長だと思っているのか!?待てッ!ザイド!!」
それだけ言うと、ザイドは去って行ってしまいました。
Volker「くそっ!あいつはまだ大統領のお命を狙う気か……!?」
Volker「大統領は、前線に出ているが、直に正式な指揮場に戻られるはずだ。指揮場はこの区画の南方に設置してあるそうだ。手分けして探しだそう!」
フォルカーが言っていた正式な指揮場と言われる場所。
そこにプリーン大統領が戻っていました。
Prien「異常はないか?」
Slumbering Savage「ハッ!特にございません!」
Prien「そうか。異変があれば直に、指揮場を移す。警戒を怠るなよ。」
Slumbering Savage「ハッ!」
そこへ、何者かが侵入してきました。
???「お久しぶりです、大統領……」
Stefan「何者だ!?」
Prien「クララ……!!」
そこにはクララの姿が。クララは剣を抜き、構えると……。
Klara「今度こそ、わが本懐を遂げさせていただこう。」
Stefan「逆賊め……!させるかっ!!」
大統領お付きの2人がクララに立ち向かっていきましたが……。
Klara「雑魚は大人しくしていろ……。」
あっさりと斬り捨てられてしまいました。
しかし、間一髪、レルフィーが到着。大統領の前に出て、すぐに武器を構えます。
Klara「……ん?おまえは、たしかレルフィー……幾度も私の前をちょろちょろと……目障りな奴め。おまえも、ここで始末してやる。」
クララとの一騎打ちです。
IL119であれば特に作戦は不要ですが、念のため、範囲攻撃+石化のテンブラーブレードだけ気を付けておくといいかも。
獣使いならペットを、からくり士ならマトンをぶつけておくだけでも勝てそうです。本体も一緒に攻撃すれば、あっという間に終わります。
Klara「ククク……我を手こずらせるとハ、この女が頼りにするだけあっテ、なかなかやるではないカ……」
クララとの一戦が終わったころ、フォルカーが駆け付けました。
Volker「大統領!ご無事ですか!?」
そして、クララの様子がおかしいことに、フォルカーも気が付きます。
Volker「隊長……!?」
Klara「……遊びは終わりダ。」
クララが剣を構えると、不気味な闇の力のようなものが集結し出し……。
闇の力をまとったテンブラーブレードを放ちました。
Volker「くっ……!!」
そのあまりの威力に、直撃を受けたレルフィーも、ガードしようとしたフォルカーも、その場に倒れてしまいました。
Volker「ぐわっ……!!」
護る者がいなくなったプリーン大統領の目の前まできたクララ。
剣を構え、一気に振り下ろしました。
……が、しかし。
Klara「ザイド……!?」
ザイドがその剣を受け止めました。
Klara「なにをしている?相手を間違っているぞ、ザイド。」
Zeid「……あなたは、誰だ?」
Klara「……ザイド?なにを言っている、私は……」
Zeid「あなたは、クララ隊長ではない……!」
そこへ、他の隊員たちが戻ってきました。
Slumbering Savage「貴様ッ、そこでなにをしている!!」
Klara「ちっ、邪魔が入ったか……」
クララが隊員に気を取られた隙に、ザイドが攻撃を仕掛けますが……寸でのところでかわしたクララ。
そのまま走って段差を飛び降り、逃げてしまいました。
Slumbering Savage「待てえぇぃッ!!」
Slumbering Savage「くそッ、下に回るぞ!!」
隊員たちがクララを追っていったのを確認すると、ザイドは大統領の前で跪き……。
Zeid「大統領、大丈夫ですか?」
Prien「……ああ、なんとかな。君には二度も助けられてしまった。」
Volker「ザイド……まさか、おまえはあれが本当のクララ隊長なのかを確かめるために……」
ザイドは、以前クララが言っていたことを気にしていました。
Zeid「……大統領の私室で隊長は私に言った。次に会うとき私は私ではない、と……。」
そのときの眼差しは、確かにザイドたちが知っているクララのものでした。
しかし、今しがた剣を交え、伝わってきたものは、それとは全く異質なもの……あれは、クララではない、とのことです。
Zeid「……フォルカー、真実を見つけ出せ。そして、本当のクララ隊長を探しだすのだ。」
Volker「ザイド……」
Prien「ザイド、おまえも一緒に行くがいい。」
Zeid「大統領……?」
Prien「おまえが、これまでのことに罪の意識を感じているのなら、行動で示してみよ。」
それで全てが許される訳ではないけども、いま目の前にいるその人さえ救うことができなければ、贖罪などは到底なし得られまい、と。
クララも、それを望んでいるからこそ、執拗にザイドを迎えに来ているのではないか。助けて欲しい、というクララの叫びではないのか、と。
Prien「ニコラウスとファイブムーンズも、懲罰部隊から外しておく。ミスリル銃士全員で、お前たちの隊長の真実を突き止めよ。」
Zeid「はい……!」
Zeid「……お前たち、いったん首府に戻れ。」
Volker「えっ?」
思いもよらないザイドの言葉に、フォルカーもレルフィーも一瞬耳を疑いましたが……。
Zeid「復帰したばかりの身体で、隊長の技を受けたのだ。相当堪えているはず……フォルカーが回復するまで待ってやろう。」
Volker「ザイド……」
ザイドなりの優しさでした。
そこへ、慌ただしく伝令役の隊員がやってきました。
Marcus「大統領、ご報告いたします!主力部隊が退却し、血盟軍は分散。わが軍は、付近の部隊を一掃いたしました!」
Prien「よし。指揮場を北に移せ!さらに血盟軍を追い込むぞ!」
Marcus「ハハッ!」
レルフィーたちは、バストゥークに戻ってきました。これまでの状況を、ジェントルタイガーにも話しておきましょう。彼の元を訪ねると……。
Gentle Tiger「大統領を守ってくれたみたいだな!」
開口一番、いつもの大きな声で言われました。しかし、なぜ知っているのでしょうか?
Gentle Tiger「さっき、大統領率いる部隊がさらに北進したとザルカバードからの伝令が入ったのだ。」
そうでしたか。
Gentle Tiger「……それで、クララ隊長とザイドさんは……?」
ザルカバードであったことを、なるべく詳しく伝えました。
Gentle Tiger「そうか……大統領のお命を狙ったのは、本当のクララ隊長ではないと……」
Gentle Tiger「ザイドさんたちと、きっと真実を突き止めてくれ。頼んだぞ!」
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