今回は、アルタナミッション第26弾「傾ぐ天秤」を進めていきます。
このミッションを進めるためには、過去三国に対応したクエストを規定されたところまで進める必要があります。
レルフィーはバストゥークに所属しているので、過去バストゥークのクエスト「栄誉と背反」の続きである、「向かうべき道」と「囚われし者」を先に進めておきました。
攻略手順
南サンドリア[S]K-6テンキー9あたりにあるDoor:"Lion Springs"を調べて、イベントを見ます。
ストーリー
ドラギーユ城での一件があってから数日後。南サンドリアにあるレストラン「獅子の泉」に行ってみると、マヤコフ団長が記者たちに囲まれていました。
Melderphaux「……マヤコフ団長。今回の壮行会、我々の取材を許可していただいて、ありがとうございます。」
Melderphaux「では、今回の踊りに対する意気込みをお願いします!」
Mayakov「……皆さんご存じのとおり、芸の道を邁進するマヤコフ舞踏団は留まることを知りません。」
Mayakov「そこが闇の王の玉座の前だろうが、地獄の果てだろうが……たとえ、この身が果てようとも!魂を売ろうとも!更なるステージをもとめて、踊り続けるのがッ!」
Mayakov「あたくし、マヤコフ・アレクセイですわッ!」
おおーー!!
……なんだか、以前にもこんな状況を見たことがあるような……。
Lilisette「……あっ、レルフィー、レルフィー!」
そんな既視感を感じていると、リリゼットの呼ぶ声が聞こえてきました。
店内は記者たちの声でうるさいので、リリゼットと共に、二階へ続く階段へ。
Lilisette「来てくれたのね。壮行会の話を聞いたの?」
え、壮行会?
Lilisette「あれ、ちがうの?いまから、バルドニアへ出兵する騎士団のみなさんの、壮行会があるのよ。だからちょっと、慌ただしくしてるんだけど……」
そんな話をしながら階段を上がり、二階のバルコニーまで移動したところで、リリゼットが神妙な顔つきになり……。
Lilisette「ねえ、なにかヘンだと思わなかった?」
うん……マヤコフの話の内容が……。
Lilisette「でしょ?それに、なんだか見覚えがあるわよね?前にも似たようなことがあったような……」
やっぱり、リリゼットも同じことを思っていたようです。
Lilisette「思ったんだけど……これも、みんなの記憶がアトモスに喰われて歴史が錯綜しているせい、じゃないかな?」
Lilisette「アトモスが時間を取捨選択して歴史を編み上げている……ぼこぼこ穴があいてるのを、ツギハギに修復しているような……」
そこへ、マヤコフがやってきました。
Mayakov「リリゼット!何してるの、早く中に入りなさい!」
いつの間にか、囲み取材が終わっていたようです。
Lilisette「あ。行かなくちゃ。わたし、準備があるから……今夜はいろいろ忘れて、楽しんでいってね。」
その夜。
壮行会が行われる時間が近付き、続々と客がやってきて、店内に入っていきます。
そこには、ラジュリーズの姿もありました。
Mayakov「ん?あら!これは、これは!鉄鷹騎士隊のラジュリーズ男爵さま!お待ちしておりましたっ!特等席を用意しておきましたのよ!」
Ragelise「そうか、邪魔するぜ。」
続いて、レルフィーも店内へと足を進めていきますが……。
Mayakov「あら、レルフィーじゃないの。あんたの席もあるわよ。入っていきなさい。」
……止められるかと思いましたが、ちゃんと席があるようです。ほっ。
店内に入ると、既にたくさんの人たちがいました。その中には、今日踊るであろう踊り子の姿も。しかし……リリゼットは奥の方で、1人たたずんでいます。
そんなリリゼットを遠くから見ていると、マヤコフが声を掛けてきました。
Mayakov「ん、今日はリリゼットは踊らないのよ。あの子たちが、リリゼットのこと覚えてなくて、息が合わなくってね……」
マヤコフも困っている様子が伝わってきました。
しばらくして、壮行会が始まりました。
Hegouard「……よくぞ、おいでくださいました。ここに集いしは、サンドリアの勇敢な騎士様方!」
Hegouard「さてさて皆さま、今宵の主賓、混迷の時代を切り抜くサンドリアの英雄たちに拍手を!」
Hegouard「さあ、鉄鷹騎士隊のラジュリーズさま。代表してなにか一言お願いします。」
名指しされたラジュリーズは、ゆっくりした歩みでステージに上がり……。
Ragelise「……えー、どうも。どうも。まあ楽にしてくれ。」
ここに集まったみんなは、数々の戦火を潜り抜けてきた猛者ばかり。ラジュリーズが挨拶するのも、こそばゆいんだが……と前置き。
ジャグナーの戦い、サンドリア包囲戦、ラテーヌ会戦……思えば長い戦いですが、未だ終わりは見えてこない状況。
しかし、明けない夜はありません。
血盟軍の刃がどれだけ襲いかかろうとも、ラジュリーズらの勇気と闘志を砕くことは叶わず、未来をこの手に掴み取るそのときまで、剣が折れようとも、矢が尽きようとも、戦い続ける覚悟、とのこと。
Ragelise「明日、ジュノで連合軍の合同作戦本部が立つ。バルドニアの作戦もいよいよ大詰め……ゆっくりできるのは今のうちだ。」
Ragelise「皆、今夜は充分に英気を養ってくれ。」
ステージ上では踊り子たちのダンスが始まりました。
みなが和気あいあいとしている様子が伝わってきます……が、リリゼットともう1人、浮かない顔をしている人が。
Mayakov「楽しんでいらっしゃいますか?」
Ragelise「……ああ、しかし、彼女がいないと、どうも、舞台もさみしい感じがしてな。」
ポーシャの姿がないことに、ラジュリーズはひどく落胆している様子。
Ragelise「そうだ、マヤコフ、頼みがある。」
Mayakov「あら、お珍しい。何でございましょう?」
Ragelise「バルドニアでの作戦だが、連合軍の人手が足りなくてな。ちと、助けちゃもらえねぇか?」
Mayakov「オホホホ!切った張ったでございますわね?まかせてくださいな。」
Ragelise「いや、今回はそんな物騒なもんじゃなくてな。連絡役をちょいと借りたいのさ。」
Mayakov「あら、つまらない。」
バルドニアでは、四国が合同で作戦を展開する予定だそうです。それには阿吽の呼吸が肝心で、密な情報のやり取りが必要になる。
そこで、マヤコフたちなら各国を回っているので顔も利くだろうし、腕も立つから、うってつけかと思ったようで。
Mayakov「そうですわねェ。そういうことなら、あたくしの一押しはこのコとリリゼットですわ。」
そういうと、レルフィーとリリゼットが紹介されました。
Ragelise「……ああ、失礼。どこかで会ったことがあったかな?きみらとは、なんだか初めて会った気がしないんだ。」
……やはり、ラジュリーズの記憶からは、すっかり2人が抜け落ちているようです。困った顔をしていると……。
Ragelise「ああ、ちがう、口説いてるわけじゃないんだ。困ったな。」
ラジュリーズは、レルフィーとリリゼットの困り顔を見て、口説いていると思われている……と思ったようです。一方、リリゼットは複雑な心境。
その様子を見て、マヤコフはもう一度2人を紹介し直しました。
Mayakov「うちの一押しの踊り子、リリゼット。こっちは、懇意にしてるコですわ。レルフィーといって、第7独立戦隊に所属しているそうで。身分も確かですのよ。」
Ragelise「なるほど……。じゃあ君たち、この壮行会が終わったらジュノへ向かってくれるか?そこで作戦の詳細を説明する。頼んだぞ。」
壮行会が終わり、リリゼットは獅子の広場で1人、星空を見上げていました。
Mayakov「お疲れ様。リリゼット。」
Lilisette「……あ、お師匠。レルフィー!」
Mayakov「……あんたたちが言ってたこと。本当だったのね。皆の記憶から、消えている……。ラジュリーズさまのあの様子……冗談にしちゃ、タチが悪いですもの。」
Lilisette「あ、はい……」
Mayakov「ポーシャも帰ってこないし……ウチの娘たちに何が起こってるっていうの?あたくし、信じてもいい気がしてきたわ。あんたたちが未来から来たって話。」
Lilisette「んも~。だからぁ~、ずっとそう言ってるじゃないですかぁ……。」
Mayakov「……あんたたち、あの得体のしれない奴らと戦っているのね?」
Mayakov「……可哀そうに。知らないところで、敵に囲まれて心細かったでしょう。」
Lilisette「だ、大丈夫です!わたし、月影の胡蝶トップアイドルのリリゼットですよっ!」
Lilisette「それに、レルフィーも一緒なんです。あたしたち、最強の未来タッグなんです!」
Mayakov「ふふふ。そりゃ、心強いわね。」
Lilisette「お師匠には感謝してます。ここで、面倒みてもらって……クリークタンツも仕込んでもらったし……」
Mayakov「あんたは、最初から筋が良かったわよ。まるで小さいころから習ってたみたいに。誰かに教わったの?」
Lilisette「えへへ、おかあさんに……。」
Mayakov「そう……リリゼット、レルフィー。つらくなったら、いつでも戻ってきなさいね。あんたたちのこと、あたくしは忘れたりしないから。」
Lilisette「はいっ!」
Lilisette「……ふふ、大丈夫。もうお別れはすんだわ。」
Lilisette「さ、ジュノへ向かいましょう!ザルカバードで次の動きがあるはず……!」
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