今回は、アドゥリンミッション第3章第3節第2項「Calling」を進めていきます。
攻略手順
東アドゥリンの女神像広場の南側H-9テンキー7あたりにある家のドア「Door: Boarding House」を調べ、イベントを見ます。
ストーリー
アシェラと共にポリミオさんの家を訪ねてみると、そこにはポリミオさんとイングリッド、そして、もう1人カサルの姿がありました。
Pollimio「ああ……いったい、どうしてこんなことに。」
Cassard「おやおや、穢れ祓いに失敗しておきながら、まだ似たようなことを言いますかな?これは禁じられた開拓を進めたための森の呪いです。間違いない。」
Ingrid「呪いにかかったのが開拓を進めたため、という点は同意しますが、原因は全く違いますね。」
Ingrid「まったく何を診ているのやら……これは、我々の開拓を邪魔しようと企む邪悪の陰謀に違いない。わたしの見立てでは、魔女の呪い、かと。」
Cassard「はっ!魔女だと?災いを振り撒くために魔法を使う輩のことか?そんなものがどこにいる?」
Ingrid「いるではないですか。我々もよく知っているはず。俗世に恨みを抱き、事あるごとに悪意によって我らに災いをなそうとする輩……ウルブカのお邪魔虫な虫けらたちがいるでしょう?」
Cassard「まさか、そなたは、この件をあの者たちの仕業だと?ハッ!ばかばかしい!」
Cassard「あなたたちエクソシストは、あの者らにいつもいいように引っ掻き回されているから、そんな妄想を抱くのだ!」
Ingrid「聞き捨てなりませんね。エクソシストを馬鹿にするということは、我らが長、ヴォルティミア様をないがしろにするということですが、それでよろしいか?」
Arciela「またこんなところで諍いを……そんな場合じゃないのに……。」
本当ですね。アシェラだけでも落ち着いて……。
Arciela「あ、ありがとう。そうだね。こんなときこそ冷静にならなきゃ。」
Arciela「でも、こんな諍い、黙って見ていられない。止めなきゃ!」
アシェラと共に、言い争う2人の間に割って入りました。
Cassard「な、なんだね、君は!」
Ingrid「また、あなたなの……中の国の冒険者。それと……アシェラ姫……。」
Arciela「お願いですから、無益な諍いはやめてください。いったい、これはどういうことなのですか?」
Ingrid「どうもこうもないわ。この一件は、呪いよ。」
Arciela「ちょ、ちょっと待ってください。その前に、ポリミオさんに話を聞かないと。」
Arciela「あの……娘さんのナイリーヌさんに何が起こったのですか?詳しく教えていただけませんか。」
Pollimio「あ、は、はい。といっても、わたしどもにも何がどうなっているのやら。」
PCK.ワークスで既にポリミオが話をしてきていることの繰り返しになりますが、ここ最近、ポリミオの娘、ナイリーヌの行動がおかしいようです。
夜な夜な外を徘徊したがり、放っておくと街の外にまで出て行こうとする。その様子は、まるで何かに操られているかのよう、と。
Ingrid「だから、呪いだと言っている。」
Cassard「然り。何度も言わせるな。」
Pollimio「す、すみません……。」
Arciela「あの……ちょっと待ってください。続きをお願いします。」
これ以上のことは特にないようですが、最近では、話しかけても1日中ぼうっとしているような感じだそうです。
また、時おり誰もいない方に向かって聞いたこともない言葉で話し出したり、夜中に起き上がってはどこかへ行こうとしたり、という行動もあるとか。
Pollimio「今回は、うっかりわたしどもが目を離した隙に、家どころか街の外まで出ようとしたみたいで……ビバック駐在の方が連れて帰ってくれなければどうなっていたか……。」
Arciela「ナイリーヌさんは?」
Pollimio「今は隣で寝ております。」
Arciela「そうですか……それで……あなたたちは、ナイリーヌさんは呪いにかかっている、というのですね?」
Arciela「そして、イングリッドさんは何か心当たりがあるようでしたが……。」
Ingrid「ええ。この呪いには、覚えがある。」
イングリッドによると、中の国を旅していたとき、悪霊に呪いをかけられ、日ごと夜ごとに街をさ迷う人間の話を聞いたそうです。
その証拠に、彼の地では毎年、悪霊たちに扮した人間の後をふらふらと追ったあげく、お菓子を巻き上げられるという風習がある、と。
Ingrid「あれは、過去に実際にあった事件がもとになっているのだと思うわ。」
Cassard「なんと奇妙な風習が。なぜ悪霊に菓子をふるまう必要があるのだ。」
Ingrid「あれは、悪霊に魅入られて魂が穢れた人間から、悪霊を祓う儀式が祭事化したもの……。」
Cassard「うぬぅ、そのようなことが……。」
Ingrid「ま、冗談ですけどね。」
Cassard「なに!?」
Ingrid「カサル殿、もう少しお勉強なさったほうがよろしいかと。わたしはウルブカの外の世界も充分に見聞してきているのですよ。」
Ingrid「近年、中の国では、いにしえの魔女との交霊に成功しました。ご存じ?」
Cassard「闇百合の……魔女?」
Ingrid「その名前くらいは知っているようね。さすがに蝶騎士家でも、一目置かれているだけはあるわ。」
Ingrid「じゃあ……森に潜んでいるあの者らが、闇百合の後継者と噂されてる件は?」
Cassard「……信じられんことだ。」
Pollimio「あの者ら……複数なのですか、その者たちは?」
Ingrid「そう。この事件……間違いなく魔女による呪いです。ブラックソーン団によるものかと……。」
Pollimio「ブラックソーン団……。」
Ingrid「あの者らは、常に三人一組で行動する魔女たちだと言われているのですが……過去にも、何度もウルブカの東の地で謎めいた実験を繰り返し、開拓の邪魔をしてきました。」
Ingrid「我々エクソシストたちの追っ手を振り切り、森の奥へと逃げ延びては、また現れて厄介ごとを引き起こすという……まさに災厄の魔女。あなたの娘は、その魔女たちに呪いをかけられたのです!」
Arciela「それは違います!違う……と思います。確かに彼女らは災厄の魔女と呼ばれていますが、そのような恐ろしいことをする人たちではありません。」
Arciela「それに……ナイリーヌさんの件については、こちらにいるレルフィーさんが情報を得ています。」
Arciela「ですよね?話してもらえますか。」
Cassard「ほう?」
森の精霊の仕業……ナイリーヌは、森の精霊に呼ばれているのではないかと思います。
Arciela「そうか、精霊に呼ばれて……ということは……。」
Cassard「いやいやまさか、アシェラ殿までこんなたわごとを信じなさるか。そもそも、根拠はなんだね?」
Arciela「……根拠はあると思います。」
Arciela「実は……入ったときから気づいていたのですが……この家の中には精霊の気配があります。残り香みたいなものを……かすかに感じるのです。わたしは、彼らとは何度かの付き合いがありますから。」
Arciela「詳しく調べてみないと確かなことは言えませんが、わたしは、レルフィーの言うような可能性もあると思っています。」
Cassard「ハッ!話になりませんな。よりによって精霊の残り香などと。これは、森の呪いですぞ!ポリミオ殿は、開拓推進派の中でも重鎮。ゆえに、必要なのは、森の怒りを鎮めること。」
Cassard「わたしはこれよりウェーザースプーン家の屋敷へ戻り、祈祷の手配をする心積もりですぞ。」
Cassard「ポリミオ殿。我々にお任せを。イルドベール様も賛成してくださるでしょう。ですから、娘さんの呪いを解いた際には、ぜひ我らの言葉を真摯にお聞きくださるよう……。」
Ingrid「呪いを解ければ……ね。無理だと思うけど。」
Cassard「……ふん。言っておるがよい。小娘どもの戯言には付き合ってられんわ。待ってるがよい。わたしの言い分が正しいことを証明してみせよう。」
そう言い捨て、カサルは出て行きました。
Ingrid「無駄なことを。たかが祈祷なぞで、魔女の呪いを解くことができるものか。呪いを解く方法は唯一つ。災厄の魔女たちを討伐すること!」
Ingrid「いい、待ってなさい。わたしは、ヴォルティミア様と魔女の討伐計画を練るつもり。ウルブカのお邪魔虫たちを今度こそ根絶してやるわ!それで、この事件は解決する!」
そう言い捨て、イングリッドも出て行きました。
Pollimio「なんということだ……いったい、わたしは誰の言うことを信じればいいのか……。」
Arciela「レルフィー……ロスレーシャの実に何か反応はある?」
いえ、何も反応がないです……。
Arciela「ということは、この件にリフキンたちは関係ないってことだよね。じゃあ……カサルさんの推測は間違い……かな。森の呪いだったら、きっと何か反応あるはず。」
Arciela「わたしは、災厄の魔女たちも関係ないって思ってるから。これって、やっぱりレルフィーの言うように……。」
Pollimio「アシェラさま……あの……娘を、どうか……。」
Arciela「もちろんです。それで、ひとつ確かめたいことがあるんですけど……ポリミオさん。この部屋の中には、ひと際強く精霊の気配を感じます。何か、最近新しく増えたモノってありますか?例えば……ウルブカの森から持ち帰ったような物とか。」
Pollimio「と、言われましても。開拓を推進する立場とはいえ、わたし自身が森に行ったことがあるわけではないですから……。」
……と、しばらく考え込んだポリミオでしたが、少し前にマーケットで「奇石」をひとつ手に入れたことを思い出しました。ウルブカの奥で採掘されたもの、という触れ込みで、ポリミオが知る限り、どんな宝石にも似ていないものだそうです。
それは奇妙な形をしていて、手のひらに余るほど大きく、赤いのに、覗くとまるで太陽のように黄色く輝いている、と。
ポリミオは、高い宝石にはあまり興味がないようです。しかし、珍しい岩とか、奇妙な形をした木の枝や根などを集めるのが趣味で、商売をしていると、そういった珍しい品にはつい目が行ってしまうようです。
Pollimio「このような趣味は、商人には多いのではないですかねぇ。奇石、奇岩、奇木の類を集めるような。」
マーケットで手に入れた奇石も、大昔なら神秘的な何かが宿ったものとして奉られそうな感じのものだった、と言います。
神の名を出すのは些か不謹慎ですが、それはまるで、造化の神が作りたもうたような……と。
Pollimio「そういえば……娘が欲しいというので譲りましたが、今、思えば、娘がおかしくなったのは、ちょうどその頃からだったような……。」
Arciela「やはり……それで、ナイリーヌさんにも直接お会いしてみたいのですが。」
Pollimio「わ、わかりました。娘の寝室は、この隣の部屋になります。」
そのとき、ポリミオの奥さんが血相を変えて部屋に飛び込んできました。
Yanestra「あなた!またあの子が!」
Pollimio「抜け出したか!」
どうやら、ナイリーヌがまた部屋を抜け出してしまったようです。
Yanestra「今見たら、部屋の窓が開いていて……あの子の姿がどこにも……。」
Pollimio「くっ。しまった!すぐに捜さねば……!」
Arciela「レルフィー、わたしたちも捜しに!どこを捜したらいいかな。」
おそらく前回と同じ……街から出た先の森へ!
Arciela「やっぱりそう思う?レルフィーも精霊に呼ばれているって思ってるんだ……わたしも同感。」
Arciela「たぶん……あの子たち……精霊にナイリーヌさんが悪いことをされることはないと思う。でも、もし、森の中に入ってしまったら危ない。」
Arciela「ポリミオさん、街の中を捜すのはお願いします。わたしたちは森への出口のほうに向かってみますから。奥さんは、ここで動かないで待っていてください。何かあったら連絡を入れます。」
Yanestra「は、はい。」
Pollimio「わ、わかりました。」
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