今回は第6章第2節「ゐぬる場所」を進めていきます。
PM6-2 ゐぬる場所
ウルミアを追いかけて、我々もル・ルデの庭H-7の大公宮へ行ってみます。
後ろから、ウォルフガングらがやってきました。
Wolfgang「こんなところでなにをしている!?真龍の王バハムートを止める手立てを見つけ出すことはできたか!?」
真龍たちの攻撃で、冒険者を乗せていた飛空艇が落とされたそうです。
戦闘艇の準備も終わって、ウォルフガングたちが工作できるのもここまで。しかし……、ジュノ戦闘艇隊の指揮をとる予定のエシャンタールが見当たらないとのこと。
ナグモラーダについても、護衛もつけないまま行方がわからないようで……おまえたちの差し金ではあるまいな!?と強い口調で聞かれました。
もちろん、そんなはずはないのですが、一方的な言い方にちょっとイラッとしてしまったので…返した答えは「ばれたか」。
一瞬ウォルフガングの表情が変化しましたが、すぐに元に戻り……。
Wolfgang「……いや、悪かった。皮肉はやめてくれ。」
わかればよろしい。
Wolfgang「いくら無意味な戦いを嫌うといっても、むざむざ祖国が焼かれることを喜ぶ輩などいまい。私も同じだ。古代の民だろうがなんだろうが、真龍どもからこのジュノを救ってくれるのならば、協力するほかない。」
そこへ慌てた2人の隊員がやってきて……。
Pherimociel「ウォルフガング様!3番戦闘艇を持ち出した犯人がわかりました!」
Chapi Galepilai「どうも、あのタルタルたちの仕業のようです!彼らが、定めの地とやらに行くと話しているのを聞いた者がいます!」
Wolfgang「戦闘艇を持ち出しただと!?もしや、あいつらがお二方の行方について、なにか知っているのか!?しかし、定めの地とは、いったいどこのことだ!?手分けして手がかりを探せ!」
「定めの地」ですか……。心当たりがあります。行ってみましょう。
ミザレオ海岸I-11あたりへ行き、Dilapidated Gateを調べます。
ゲートを開こうとしたところ、スフィアロイド族NMのWarder Thalia、Warder Aglaia、Warder Euphrosyneという3体が出現しました。
IL119の前では雑魚ですので、サクッと倒して、再度Dilapidated Gateを調べます。
Esha'ntarl「よくここがわかりましたね。」
クリスタルラインを止めても、人の営みが生の営みが続く限り、母なるクリスタルの記憶は続く。それは誰にも止めようがないこと。
なぜなら「人」は、クリスタルの光から生まれ、クリスタルの光となって果てるものであり……
(……そして「人」は、闇から生まれ、闇に戻るものでもあるから……。)
Esha'ntarl「……?」
(……そう、「人」は相反する「光」と「闇」……。そのふたつをその身に宿している……。)
(……すべてを照らす「クリスタルの光」にて生まれ出で、無を望む「虚ろなる闇」にて死んでいく……。)
(……それは、女神アルタナの作り出した循環。男神プロマシアのために作り出された循環……。)
Esha'ntarl「なぜあなたは、私の心を……?」
そこに、セルテウスもやってきました。
Esha'ntarl「セルテウス……あなたは、なにを?……いいえ。今は、それを問うときではないのですね。」
今は、1万年の時を経て、セルテウスとエシャンタールが再び巡り合えたことの意味を確かめ合うとき。
定めの時が来て、セルテウスからエシャンタールへと託された霊獣との契約は、人の手によって果たされ……「世界の終わりに来る者」は、封じこめられました。
しかし、セルテウスと共に現れた霊獣バハムートは、契約が果たされていないと言う。
やはり、「世界の終わりに来る者」を母なるクリスタルの循環から解き放たなければ、契約が果たされたとは言えないのでしょうか?
Selh'teus「……。」
Esha'ntarl「セルテウス。人の言葉にする必要はありません。絆の証が、あなたと私の偽りのない心を繋ぐでしょう。」
Esha'ntarl「さぁ、1万年の間、私とあなたが辿った道を分かち合いましょう。ヴァナ・ディールの、未来のために。」
と、そのとき、何者かが攻撃を仕掛けてきました。セルテウスは逃げたようですが、エシャンタールはその一撃を受けてしまったようです。
Nag'molada「……ク、逃げられたか。エシャンタール、今のが、おまえの策とやらか?」
攻撃を仕掛けてきたのは、ナグモラーダでした。
Nag'molada「絆の証にて心を繋ぐなど。おまえもプリッシュなる女のように、その心を乗っ取られるつもりか?……いや。乗っ取られたということにし、保身を図るつもりだったかもしれんな?セルテウスを故意に逃がしたときの言い訳に。」
Esha'ntarl「……。」
Nag'molada「さすがにジラートの民。見苦しい否定をしない、か。」
しかし、母なるクリスタルは、エシャンタールがナグモラーダと同じくクリューだということを教えてくれたそうです。
そして、明星の巫女イブノイルが「心の言葉」を失ったクリューの民を癒すべく作り出した「虚ろの器」。真龍の王バハムートが、その名を出したときに気づくべきだった、と。
Nag'molada「おまえたちジラートどもが、神都アル・タユの調査を拒んだは、あれが完成していた事実を隠すためだな?それほどまでに、私の持つクリューの交渉能力とやらが惜しかったのか?」
Esha'ntarl「……神都アル・タユは、1万年の昔、虚ろの器と共に滅びました。いくら私が説明しようと、どうしてもあなたは信じようとはしませんが、ジラートは皆、今もそう信じて疑いません。」
あのとき、神都を包んだクリスタルの力と、神都に飲まれた霊獣の力の作用によって時空が乱れ、1万年の昔からここへ彼らが現れた、という説明。
それが本当に、ジラートが信じる真実かどうかは、クリューであるナグモラーダには分からないようですが、どちらにしてもナグモラーダは、既に霊獣ディアボロスからいい知らせを受けているとのこと。
Nag'molada「霊獣ディアボロスいわく神都アル・タユは、第5の母なるクリスタルの向こうに、今もなおあるそうだよ。神都に暮らしていたジラートの民も、今もなお生きているそうだ。」
Esha'ntarl「そ……れは……!」
Nag'molada「それを聞いては黙ってはいられまい。時空のゆがみの先だろうがなんだろうが、私はそこへ行き確かめねばならん。そして、おまえと同じように、虚ろの器にて不死の身体を手に入れる。心の言葉をも取り戻す。」
Esha'ntarl「……ナグモラーダ……。あなたはジラートを愛し、ジラートに焦がれているからこそ、あの時もクリューを裏切ったのでしたね……。けれども、行ってはなりません。」
神都アル・タユは、もはや、エシャンタールたちが知っている祖国ではない。人が足を踏み入れてはならない、禁断の場所だ、ということをセルテウスが忠告してくれたそうです。
Esha'ntarl「これで、セルテウスの心を読んでみなさい。セルテウスは教えてくれます。」
Nag'molada「そうして奴にむざむざ心を乗っ取られよと?……とりあえず、おまえにはここで死んでもらおう。セルテウスに殺されたということでな。」
そういうと、エシャンタールに向かって手を掲げました。
Esha'ntarl「……!待ちなさい、助けてくださるのならいくらでも出しましょう!」
Nag'molada「……!?おまえは……、ハハハ、確かにクリューだったことがあるようだな!?いいぞ、そこまで堕ちた姿を見せるとは!」
Esha'ntarl「……。フフフ、落ちたのは私ではありませんよ?」
ナグモラーダとともにやってきたタルタル3兄弟が、ニヤリと笑った……かもしれません。
Makki-Chebukki「落札ぅ!」
Kukki-Chebukki「まいどありぃ!」
Cherukiki「デジョーン☆つぅ~!!!」
そう言うと、ナグモラーダはデジョンIIで飛ばされて行きました。
Esha'ntarl「助かりました。私に手を貸してくれて、本当ありがとう。頼もしい3兄弟たち。これでナグモラーダは、ジュノにはいられなくなるでしょう。あなたがたは、もっとも正しい判断を下した。」
Makki-Chebukki「てへ!」
Esha'ntarl「けれども、セルテウスは行ってしまったのですね……。セルテウスの見せた……神都アル・タユ……しかしあれは……」
そのとき、上空かなた、ものすごいスピードで何かが飛んでいきました。
Esha'ntarl「ああ……真龍との戦いが始まる。意味なき戦いが、始まろうとしている。」
(……それでも戦うほか道はない。女神アルタナよ……、私たちに勝利を……)
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