ToAM21 千古の渦紋

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アイキャッチ「アトルガンミッション」 アトルガンミッション

今回は、アトルガンミッション第21話「千古の渦紋」を進めていきます。

ToAM20 茶屋の厄難
今回は、アトルガンミッション第20話「茶屋の厄難」を進めていきます。 攻略手順 エジワ蘿洞に入り、イベントを見ます。Survival Guide未開通の場合は、ウォンテッド125でワジャーム樹林へワープすれば、すぐ後ろがSuivival G...

攻略手順

アトルガン白門I-10あたりのサラヒム・センチネルに入ると、イベントが始まります。

ストーリー

なぁああんだって!?

Naja Salaheem「……なぁああんだって!?」

サラヒム・センチネルに入ると、ナジャ社長の叫び声にも似た声が聞こえてきました。

聞こえてくる声によると、サラヒム・センチネルの傭兵が、ナジャ社長に断りも無く、身分を伏せて、勝手に現地ガイドを請け負った、ということになっているようです。

しかも、傭兵でありながらキキルンにのされたうえに、大切なお客様をほっぽらかしてエジワ蘿洞でグーグー寝ていた、と。

そして、それに対しナジャ社長は、「皇宮御用達の弊社の看板に泥を塗った、とんでもない不良社員」だと説明しています。

とんでもない不良社員だ

だいぶ事実と違う話になっているようですが……。

レルフィーに気付いたアブクーバの話によると、ちょうどウィンダスの大使さまが商談に来ていて、そこで現地ガイドの話になり、ナジャ社長の機嫌がすこぶる悪い状況なんだそうです。

Abquhbah「……とりわけレルフィーさんは、出直してきたほうがいいんじゃないかって思います。」

出直してきたほうがいいんじゃないか

わかりました。ではそうしようかな……と思った矢先。

Naja Salaheem「アブクーバ!!!」

Abquhbah「はっ、はいぃぃ!!」

ナジャ社長の、怒号とも言える声が飛んできました。

Naja Salaheem「誰かそこにいるのかい?」

Abquhbah「いえ……は、はい……。」

誰かそこにいるのかい?

アブクーバによると、ナジャ社長の耳は100マルム先のキキルンのくしゃみすら感知するに違いない、というほどのものらしい。ですから、ここにアブクーバ以外の「誰か」がいることくらいは、気付いているのかもしれません。

Naja Salaheem「フン。まあ、いいさ。あんた、すぐに水晶指向儀を見ておいで。大使様は、すぐにご出立されたいそうだから、派遣できる者をお見繕いするんだ。」

Abquhbah「はっ、はいぃぃ!!」

Naja Salaheem「ちょいと、お待ち。」

慌てて走り出そうとするアブクーバでしたが、すぐに呼び止められました。

Abquhbah「……は、はい。」

Naja Salaheem「わかってるだろうけど、レルフィーだけは、候補から外すんだよっ。あいつは我が社の傭兵の能力を大使様に示す、またとないチャンスを潰したんだからネェ。」

Abquhbah「はっ、はい!!」

そんなこと言うなんて、ここにいるのがレルフィーだと知らないのか……いえ、この社長なら本人を目の前にしても、同じセリフを言うでしょうね。

Karababa「オホホ。こちらの会社は話が早いんですのね。」

こちらの会社は話が早いんですのね

Naja Salaheem「……お褒めにあずかり光栄にぞんじます。大使様。弊社では、常日頃より迅速をモットーにしておりますので。」

King of Hearts「カラババ様は、偉大なるウィンダス連邦の匿名全権大使。そんなのオフコースでーす!だが……」

Naja Salaheem「……ん?」

King of Hearts「カラババ様をガードできる傭兵が、このカンパニーにいるのかな?」

このカンパニーにいるのかな?

Naja Salaheem「……なんっ!?」

Karababa「……なん?」

相変わらずキングは、鋭いツッコミを入れてきます。それに対し、つい素の返しをしかけてしまうナジャ社長でしたが……。

Naja Salaheem「……なん……と申しましても、弊社は皇宮御用達。社員教育も徹底。多少のピンキリはあれど……皆、優秀な者たちにございます。」

なんとか言い留まりました。しかしいつも思いますが、よくもこうスラスラと、出まかせを言えるものですね。

Naja Salaheem「お目にかけてしまったあのような不良社員は……ごくごくごく!一部なんでございますので……もちろん、大使様にはピンのほうをお付けいたします所存でございますとも。」

King of Hearts「ピンか……例えて言うならそう……このキングのようか?」

このキングのようか?

Naja Salaheem「……んなわっ!?」

Karababa「……んなわ?」

さらに鋭いツッコミを入れるキングに、またしても素の返しをしかけてしまうも……。

Naja Salaheem「……そ……んなわけございませんですとも♪弊社の傭兵が粒ぞろいなのは保証いたします。で・す・が、さすがに、キング様には及びませんネェ。」

King of Hearts「フフフ……そーだろー、そーだろー。」

またしてもなんとか言い留まりました。ナジャ社長のごますりに、まんざらでもない様子のキング。

Karababa「……オホホ。キングや。それくらいにおし。」

King of Hearts「ですが、カラババ様……。」

Karababa「正式な依頼でしたら、あのような現地ガイドに、ぶちあたる心配もないはず……ですことよね?」

Naja Salaheem「ええ。ええ。それはもう!当社の誇る、最良の傭兵陣から選んだ者をお付けさせていただきますとも!もう、そろそろその候補を記したリストが……。」

ナジャ社長が入口の方を見ますが……。

Naja Salaheem「まだ……のようですネェ。」

アブクーバがリストを持ってくる気配はありません。

Naja Salaheem「いえね。弊社の社員は、どれも優秀ですからいつも選ぶのに難儀いたしまして……。アブクーバ!!!」

Abquhbah「はっ、はいぃぃ!!」

アブクーバ!!!

Naja Salaheem「……大使様がお待ちでございますよ?」

Abquhbah「す、すみませんっ!」

ナジャ社長に催促され、ようやく戻ってきたアブクーバ。本人が、社長の期待にぜひとも応えたい、と言うので連れて来たのが……。

Naja Salaheem「弊社、飛び切りの逸材にして不撓不屈の猛者。その名も……」

Abquhbah「ダダンッ♪」

Naja Salaheem「猛虎のファルズンっ!で、ございま~すっ!!」

猛虎のファルズンっ!

満を持して登場!といった演出でしょうが……カラババの表情は冴えません。

Falzum「あ、あの、はじめまして……。ボク、ファ……」

Naja Salaheem「このファルズン!一見、虚弱かと思われますでしょうが、人は見かけによらぬもの。」

カラババの反応は薄く……。

Naja Salaheem「なぁあんと!先のビシージでは、なみいる蛮族をちぎっては投げ、ちぎっては喰らい……」

Karababa「……よござんす。」

Naja Salaheem「そ、そんな……頼りないように見えますのは見かけだけでございまして……えっ?」

Karababa「よござんす。わたくし、そちらの傭兵で結構ですわ。命知らずなら、それだけで十分ですことよ?」

半分諦めたような反応にも見えますが、カラババはこのファルズンでいい、と。

よござんす

Naja Salaheem「え、ええ。それだけなら、もう……。」

Karababa「さぁ、わたくし急ぎますの。早速、ナバゴ処刑場へ案内願いますわ!」

カラババが行き先を告げた途端、ファルズンの表情が一変しました。

Falzum「しょ・しょ・しょ、処刑場!?」

処刑場!?


場面は変わって、皇宮内。

エジワ蘿洞から助け出されたアフマウは、皇宮内でアヴゼンを捜していました。

アヴゼ~ン

Aphmau「……アヴゼ~ン……ここにもいない。どうして……!どこにいったの……?どこにも、いないの……?」

アヴゼンを捜しているアフマウの元へ、ラズファードがやってきました。

Aphmau「丞相……アヴゼンは、どこ!?」

アヴゼンは、どこ!?

Razfahd「……たかが人形1体。なくしただけで、その騒ぎようはなんだ?」

アフマウの問いに、ラズファードは冷たく返しました。もうすぐ16になるのに、人形遊びをする歳でもないだろう、と。

しかし、ラズファード自身もアヴゼンの行方は知りません。駆けつけたときには、既にあの場にはいなかったのですから。

メネジンがいるではないか

Razfahd「お前には、まだこのメネジンがいるではないか。それに、あの人形は元はといえば……いや、よそう。」

話をしているところへ、不滅隊の隊長ラウバーンがやってきました。

Raubahn「失礼いたします。ラズファード様。至急、ご報告したき議がございます。」

ご報告したき議がございます

Razfahd「構わん、話せ。」

Raubahn「それが、例の調査隊よりの情報でして……。」

Razfahd「そうか。アフマウ、下がれ。」

アフマウの耳には入れたくない情報なのでしょうか、話の途中でしたが、アフマウには下がるよう指示を出しました。しかし……。

Aphmau「丞相!?まだ、マウの話は終わってないわ!」

マウの話は終わってないわ!

話が途中で切り上げられることに、アフマウは反発します。ですが、お前のわがままに付き合っている暇はない、と一蹴されてしまいます。

Aphmau「丞相なんか……だいっ嫌い!!!」

Mnejing「……見損なったぞ。」

去り際のアフマウとメネジンから、キツい一言を受けるラズファード。

Raubahn「……よろしいのですか?」

Razfahd「あれは、母親に似て奔放に過ぎる……。これぐらいがちょうどよい。」

我が不滅隊、いっそうの注意を払います

Raubahn「確かに……。今後、あの表着を着ておられるときは我が不滅隊、いっそうの注意を払います。」

Razfahd「頼む……。」

さて、ラウバーンからの報告の件。

レルフィーの報告後、調査を進めていたアシュタリフ号とルザフのことですが、最近、妙な噂がナシュモに流れていることが分かったようです。キキルンの噂なので少々信憑性に欠けるものの……トロールの都ハルブーンに寄航している、と。

トロールと冥界の者とに、どのようなつながりがあるのかは、まだ確かなことは何もありません。

ただ、新たな情報として、現地監視哨の不滅防人ワウディーンより報告があり、ハルブーンでケルベロスを目撃した、とのこと。

ケルベロスのというのは冥府の門を護る三つ首の番犬のことで、伝承によれば優秀な猟犬だそうです。冥界から逃げ出す亡者をどこまでも追跡し、喰い殺し、再び冥界へと戻す役目を担っているらしい。

ケルベロスについては、傭兵たちからも目撃情報が絶えないため、少なくともそれに似た化け物が実在することは確かなのでしょう。

冥府の猟犬、過去の亡霊を乗せた幽霊船、そして冥路の騎士……。

祝杯を挙げたいところだな

Razfahd「フッ。祝杯を挙げたいところだな。我らが壮図を阻まんと、呪われし亡者どもが結集しているのだ。それは即ち、我らの大義が正しきことの証ではないか?」

Raubahn「御意にございます。」

Razfahd「監視を怠るなよ。ハルブーンのモブリン、ルザフのボロ戦艦、ウィンダスの似非大使、例の傭兵、そして……陛下のな。」


場面は戻って、サラヒム・センチネル。

Falzum「ず、ずびばせんっ!!ボ、ボクには……」

ず、ずびばせんっ!

半泣きの状態で土下座をしているファルズンの姿がありました。行き先がナバゴ処刑場と聞いて、恐れをなしてしまったようです。

Falzum「だ、だって……あそこはトト、トロールのひしめく、ハハハ、ハルブーン傭兵団領の中で……ママ、マグマの……ニニニ、煮えたぎる裂け目を抜けた先で……ケケケケ、ケルベロスまでいるとかなんとか……って、前に……カカルンが……情報屋カカルンが……」

Falzum「だからっ……ボ、ボ、ボクの命がっ!いくつあったって、辿りつくことは、できないですっ……!!

Naja Salaheem「冗談も休み休みにおしっ!」

Falzum「ヒィィイイイイ!冗談じゃないですっっっ!」

冗談じゃないですっ

Naja Salaheem「あんたまでウチの看板に泥を塗る気かいっ!?」

Falzum「ヒィィイイイイ!ど、泥よりマグマの方がドロドロですっっ!」

既に何を言っているのか、訳が分からなくなっている様子。いくらナジャ社長のモーニングスターからマグマが噴くとしても、この状況ではどうしようもない感じがします。

Karababa「……やれやれですことね。」

King of Hearts「やれやれでーすね。」

このやり取りを見て、すっかり呆れ果ててしまったカラババとキング。

Karababa「わたくし、他をあたりますわ。」

他をあたりますわ

そう言って踵を返そうとしましたが……。

Naja Salaheem「あ。いやっ……しばらくっ!しばらくだけ、お待ちくださいっ!!」

背に腹は代えられないと思ったナジャ社長は、誰でもいいから今すぐ他の傭兵を連れてくるよう、アブクーバに命令しました。

「誰でもいい」……その言葉と、アブクーバの目の前にはレルフィーの姿。アブクーバはレルフィーをじっと見つめ……小声で言いました。

アブクーバはじっと見つめ…

Abquhbah「レルフィーさん!ファルズンさんの代わりに、ナバゴ処刑場まで行ってもらえますか?」

本心ではあまりいい気はしませんが、ここで断ったらアブクーバが悲惨な目に遭うことは分かり切ったこと。そして、これは名誉挽回のチャンスでもあるはず。

いいでしょう、行きましょう。

Abquhbah「ここにレルフィーさんがいますー。」

Naja Salaheem「ホー……。」

Karababa「……あら。また、あなたですの?」

King of Hearts「カラババ様、胸中お察しいたします。」

Karababa「究極の選択とは、このことですわね。」

King of Hearts「オーノー!私にはチョイスできませーん!」

Naja Salaheem「……レルフィー……あんた、どの面さげて……。」

みんなで言いたい放題

うーん、みんなで言いたい放題。仕方がないとは言え、やっぱりいい気分はしません。しかし……。

Karababa「よござんす!わたくし、もう一度だけこの者に機会を与えてあげますわ。」

なんとカラババから直接、名誉挽回のチャンスをもらうことができました。

King of Hearts「ホワット?よろしいのですか?カラババ様。」

Karababa「(要は、いざというときの、わたくしの盾役……目的地まで来られれば、キキルンだって……)構いやしませんことよ!オホホホホ!」

いざというときの盾役

Falzum「よっ、よかったぁああ……。」

この決定に喜んだのは、名誉挽回のチャンスをもらえたレルフィーよりも、ナバゴ処刑場へ行かなくても済んだファルズンでしょう。

King of Hearts「ナバゴ処刑場だ。忘れるなよ。」

そう言うと、カラババとキングはサラヒム・センチネルを後にしました。

Naja Salaheem「……ま。クライアントが気にしないってんなら、あたいは構いやしないけど、ね。」

いやいや、むしろ首の皮がつながったのはナジャ社長じゃないんですか?……なんて、口が裂けても言えないですけども。

Naja Salaheem「あんたには、この仕事できないなんて言わせやしないよっ!さっさと仕度して、ナバゴ処刑場に行ってきなっ!!」

レルフィー
レルフィー
処刑場、と聞くと恐ろしい場所に感じるけれど…無事に生きて帰れることを願うばかりね。

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初稿:2023年10月3日
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