今回は、アトルガンミッション第28話「古寺の所縁」を進めていきます。
攻略手順
アトルガン白門K-8あたりにある、ワラーラ寺院に入ります。
ストーリー
エジワ蘿洞からアトルガン白門に戻り、その足でワラーラ寺院へ向かいました。
Nadeey「ようこそ、ワラーラ哲学の殿堂へ。本日は、どのようなご用件でしょうか?おや!もう、お一方……今日は、いつになく来客が多い日ですね。」
レルフィーに一足遅れて、もう1人誰かが寺院に入ってきました。
Gessho「おお~!いや、此は奇遇。レルフィー殿ではござらぬか!」
入ってきたのはゲッショー。久しぶりに会ったような気がします。
ゲッショーは、久しぶりにあう友人なので少し話がしたい、とナディーユに断ってから、話しかけてきました。
Gessho「いかがでござる?息災でござったか?」
その問いに答えようとしましたが、「みなまで申すな!」と止められました。皇国の軍役に疲れて、現実を忘れるために来たのか、それとも社用?
Gessho「参内した理由……お聞かせ願えぬか?」
なぜ……そんなにこちらの動向が気になるのでしょうか。とりあえず、参内した理由は……。
「哲学の探求」です。
Gessho「然様か!それは殊勝な心がけにござる。」
Nadeey「ふふふ……されど、残念ながら貴方さまの目的は別にございましょう?そう、お顔に書いてございます……。」
あらら、ナディーユにはバレバレでした。正直に言いましょう。
「面会の要求」です。
Gessho「面会?ほう、誰にでござる?」
無手の傀儡師と呼ばれる方に面会に来たのです。
Gessho「……傀儡師?人形廻しを生業とする芸人風情を、なぜレルフィー殿が?」
まあ、いろいろと理由がありまして。
Nadeey「……いま、無手の傀儡師と……そう、おっしゃいましたか?」
ええ、無手の傀儡師です。
Gessho「なでぃいゆ殿。その傀儡師に何ぞ心当たりでも?」
レルフィーのような他国の人まで捜索に動員されていることを知り、ナディーユはラズファードの本気度を悟ったようです。
このままでは、いずれ見つかるのも時間の問題。そして、どうせなら、少しとはいえワラーラ寺院で開祖ワラーラの教えを学んだレルフィーたちの判断に委ねましょう、と前置きし、ナディーユは真実を話してくれました。
Nadeey「……無手の傀儡師は……アフマウは、当寺でかくまっております。」
なんと、リシュフィーが言った通り、アフマウはワラーラ寺院にいるようです。皇国の捜索人をかくまうのは大罪。それでも、アフマウをかくまうには、それなりの理由があるとのこと。
その理由とは……。
アフマウは、さる、やんごとなき方の御子であり、かつては皇宮で暮らしていました。しかし、まだ6つのときに母を亡くし、ワラーラ寺院で預かることになったのです。
皇族が出家するということは、何か深い事情がありそうですが、詳しくは察してほしいとのこと。
その後、アフマウはワラーラ寺院に起居し、学僧と机を並べて学問に励む日々を送っていました。それが傀儡師になったのは、門前の通りをなわばりとしていた大道芸人から、密かに傀儡の技を教わっていたため。
Gessho「高額の機関人形は、どうやって調達したのでござる?」
Nadeey「おや?オートマトンについてかなり、お詳しいようですね?」
Gessho「いや、ちと興味があり申して……。」
Nadeey「では、詳しくお話ししましょう……。」
ワラーラ寺院に来たとき、すでにアフマウは2体のオートマトンを連れていました。
1体は母から、もう1体は兄からもらったものだと、アフマウは紹介してくれました。
最初の頃、人形たちはまったく話すことができなくて、アフマウの後をトコトコついてまわるだけでした。それが、いつの頃からか人形たちがとてもおしゃべりになって、それにつれてアフマウも本来の明るさを取り戻していくようでした……。
でも、アフマウの穏やかな生活は、ある日を境に突然、終わりを告げることになりました。そう、あの日から……。
あの日……ワラーラ寺院にいるアフマウのもとに、不滅隊のリシュフィーとアミナフがやってきました。
Rishfee「アフマウさま。宰相さまの命により、お迎えにあがりました……。」
Amnaf「恐れながら……昨晩、聖皇陛下、お隠れになられた由にございます。」
アフマウは不滅隊に連れられて行きました。
アフマウがワラーラ寺院を訪ねてくれたのは、その日以来でした。
Nadeey「いけませんね……。昔語りがすぎたようです。」
アフマウは封魔堂にいるので、あの扉を抜けて、どうぞ行って自分で話してやって欲しい、とのこと。
Gessho「拙者は、なでぃいゆ殿とつもる話もござる。ご遠慮いたそう……。」
封魔堂には、アフマウとメネジンの姿がありました。こいつは変わらないな……魔笛を見て、メネジンがつぶやいています。
Aphmau「あのとき、以来ね……。毎日、毎日、お勉強……兄さまからの手紙も来なくなって……。辛くって、苦しくて逃げたくなって……」
Mnejing「……この堂に、……逃げ込んだのだったな……。」
Aphmau「メネジンと……」
Mnejing「……アヴゼンと。」
くるくる回っている魔笛を見ていたら、優しい不思議な力に包まれている気がして、気持ちが落ち着いたそうです。
そのとき、初めてメネジンがアフマウに話しかけてくれて、そこでようやく「独りじゃないんだ」って気付いた、と。
メネジンとアヴゼン、2人がアフマウの傍にいる。会えないけど、父や兄も同じ街にいる。それに母だって、きっとどこかでアフマウの事を見守っている。
そう思えたから、アフマウは母みたいな傀儡師になろうと決めて、毎日夜中に寺院を抜け出して、みんなで特訓していたようです。
すると、いつしかアヴゼンも話せるようになって……アヴゼンはとてつもなくおしゃべりで……でも代わりに、メネジンの声が聞こえなくなってしまった。
Aphmau「ねぇ、メネジン。魔笛って、何のために作られたものなのか、マウにはよくわからないの……。」
けれど、丞相が言うように、魔笛を集め終えて巨人が完成したら、きっとステキなことが起こって、みんなが幸せになれる日がくるはず。
Aphmau「ねぇ?メネジン。そう思うでしょう?」
レルフィーが封魔堂に入ると、アフマウたちがちょうどそんな話をしているところでした。
Aphmau「レルフィー!?どうして……。」
レルフィーが身に付けているバッジがキラリと光りました。
Mnejing「……丞相の命か……。」
Aphmau「あなた、マウのこと、連れ戻しにきたの?いやよ。マウには、まだやることがあるの!……帰ってちょうだい。」
Aphmau「……マウの言うこと、聞けないの……?」
連れ戻しにきた訳ではありませんが、帰ってちょうだい、というのは聞けません。
Aphmau「……仕方ないわね。いいこと?マウは、アヴゼンを見つけるまでぜ~ったいに皇宮には戻らないから!」
Mnejing「……そういうことだ。」
そこへ、ナディーユが入ってきました。
Aphmau「ナディーユ先生?」
Nadeey「不滅隊のリシュフィーさんも、お迎えに来られましたよ。」
よかった、リシュフィーも無事に戻って来れたようです。
Mnejing「……やれやれ、ついに、あいつにもばれたか……。」
ナディーユに遅れて、リシュフィーも入ってきました。
Rishfee「これは、アフマウさま。ご無事でなによりです。お供いたします。さぁ、一緒に皇宮へ戻りましょう。今なら、きっとラズファードさまも御寛大な……」
Mnejing「……?まだ、丞相には……報告しておらんのか?」
Rishfee「はっ……。アフマウさまの、ご同意を得てからと。」
しかしアフマウは、アヴゼンを捜すから皇宮へは戻らない、と言います。
Rishfee「そんな……しかし、それではいったいどこを捜されるおつもりなのですか?」
Aphmau「……う、う~んと……秘密よ!」
我ら不滅隊が全力をあげてアヴゼンを捜すので、一度皇宮に戻ってほしい、と説得を試みますが、アフマウは頑なにそれを拒否します。
というのも、蛮族の監視やアシュタリフ号の捜索のため不滅隊はとても忙しく、アヴゼンを捜している隊士が1人もいないことをアフマウは既に知っているから。
Gessho「御免。」
そこへ、ゲッショーが割り入ってきました。
Gessho「拙者、レルフィー殿の同僚にて月照と申す者。」
何か思い当たる節があるのでしょうか、リシュフィーの表情が曇りました。
Gessho「耳寄りな話がござる。実は拙者、先日、御公務にてぜおるむ火山を訪ねた折……山麓にて、赤い機関人形を見かけたのでござる。」
Mnejing「……で、どうしておった?」
Gessho「たった一人とぼとぼと山道を歩いてござったが、拙者も仕事中にて……その、詳しくは……。」
アフマウは、きっとアヴゼンだろう、と身を乗り出してきました。
…が、ゼオルム火山はトロールどもの領地。トロールの中にも、皇国軍から奪った人形を用いるものがいるそうです。
Gessho「おお、そうであった!確か、人形の衣に苔のようなものがついており申した!」
苔……それはひょっとして、エジワの苔なのかも……?
Gessho「まぁ、信じる信ぜぬは御主らの自由にござる。ただ……はるぶうんでは、人形を捕らえると自分たちの命令をきくよう、もぶりんの技師が徹底的に改造を施し……別物にしてしまうとか……。」
Gessho「急がれた方が良いやもしれませぬぞ。」
そういうと、ゲッショーは公務の任でマムークの方へ行く、と言い残して出ていきました。
Aphmau「マウ、決めた!今すぐ、ゼオルムに行くことにするわ。」
Rishfee「アフマウさま!今、しばらくお待ちください……。」
リシュフィーは、なにやら連絡を取っているようですが……。
Mnejing「……リシュフィー、そんなにも、アフマウのことが信用できないのか……?」
Aphmau「事は、一刻を争うのよ!?」
しかし、リシュフィーの元に届いた連絡によると、ゲッショーがマムージャ蕃国に関わる公務の命を受けている事実はない、とのこと。
それに、ゲッショーのあの息づかい。リシュフィーがエジワで何者かに襲われたとき、遠のく意識の中で、確かに同じ息づかいを聞いた気がする、と。
Aphmau「どういうことなの……?」
先ほどの話はおそらく偽り。むしろ、ゲッショーが向かったというマムークにこそ、アヴゼンがいる可能性が高いかもしれない、という。
それを聞いたアフマウはすぐに決断し……。
Aphmau「今度こそ決めた!マウ、マムークに行く!……リシュフィーもついてきてくれるわよね?」
Rishfee「お止めしても無駄なのでしょう?どうしても、行かれるというのであれば……ところで『も』とは?」
Aphmau「そんなの決まってるじゃない。だって、レルフィーはマウのこと見張ってなきゃダメだもん♪」
Mnejing「……丞相の命ではあるが、な。」
そうですね、見張っていなければいけませんね。そう言いながら、ワラーラ寺院を後にしました。
Nadeey「ワラーラさま。どうか、あの子らをお守りください……。」
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