今回は、アトルガンミッション第43話「蒼獅子の最期」を進めていきます。
攻略手順
アトルガン白門I-10あたりのサラヒム・センチネルに入ると、イベントが始まります。
ストーリー
ナイズル島からそれぞれに逃げ出したレルフィーとナジャ社長。レルフィーはナジャ社長と合流するため、サラヒム・センチネルへ向かいました。
Naja Salaheem「……ほんっとに留守中、何もなかったのかい?」
Abquhbah「はい、特には……。まさか、ナジャ社長の傭兵会社であるウチに侵入しようなんて、そんな輩この国には1人もいないと思いますー。」
Naja Salaheem「フーン……てっきり、ここに不滅隊を踏み込ませると思ったんだけどネェ。」
Abquhbah「ふ、不滅隊ですか!?ふひーっ!な、な、ナジャ社長っ、いったい何を!?」
レルフィーがサラヒム・センチネルに入ると、ナジャ社長とアブクーバがそんな話をしていました。
Naja Salaheem「ん?レルフィーじゃないか!ああ、無事でよかったよぉ。なかなか戻ってこないから心配してたのさ~。」
そんなに心配してくれるなんて……絶対何か裏があるはず。
Naja Salaheem「なにせ、あんたはあたいに、大きな大きな借りができただろ?つ・ま・り、あんたの身体は、もうあんただけのものじゃないんだ……おわかりかい?」
ほら、やっぱり。そんなことだろうと思いましたよ。
Naja Salaheem「それにしても、あんたも無事、あたいも無事、本社にも異常なし……か。ちょいと出来すぎなのがどうもひっかかるネェ。」
Naja Salaheem「敢えて泳がせてるとすれば……天井裏に不滅隊が隠れてるって可能性も……。」
その言葉に何かを思い出したのか、アブクーバが慌て始めました。
Abquhbah「ハッ!?……そ、そういえばナジャ社長。」
Naja Salaheem「ん?」
Abquhbah「あの、えっと、うっかりしてましたー。アフマウ様を社長室へお通ししてたのでした……。」
Naja Salaheem「んなッ、なんだってェエエ!?」
Abquhbah「す、すみませんっ!社長と直に話されたいことがあるとおっしゃるので、お待ちいただいてました……。」
その時、社長室のドアを叩くような音が……だんだん大きくなって……。
Abquhbah「……ま、まさかアフマウさん、鍵をこじ開けようと……。」
外れたドアと一緒に、アフマウが飛んできました。見事なヘッドスライディング。
立ち上がり、一息ついてから、アフマウ……いえ、ナシュメラが話し始めました。
Nashmeira「わたしからもお話したいことがあります……。」
Naja Salaheem「……アブクーバ、頭が高い……ッ。」
Abquhbah「へ……?あ。す、すみませんッ!!」
よく意味がわからないアブクーバは、片膝をついてみせましたが……。
Naja Salaheem「アブクーバ!!!!!違うッ……御前である!」
Nashmeira「いいのよ、ナジャ。アブクーバは、知らないことなんだから。」
Naja Salaheem「いえ、存ぜぬとはいえ、このような無礼なもてなし、万死に値します。どうか、お許しくださいませ、陛下……。」
Abquhbah「じ、じゃあぁあ……?」
Naja Salaheem「すっとんきょうな声出してんじゃないよっ!」
Naja Salaheem(あたいだって、初めて直にお会いしたときは腰ぬかしたもんさ。なにせ、あの御姿だろう?)
Abquhbah(は、はい……。)
Naja Salaheem(でもね、その舌ったらずの声から、威厳ある聖皇様の声色に変えられるのを目の前で見せられちゃあネェ……。)
Abquhbah(ということは、宮廷傀儡師のアフマウ様は……。)
Naja Salaheem「実は、我が社のオーナー、聖皇陛下御本人でも在らせられたんだよ!」
アブクーバが受けた、その言葉の衝撃は計り知れないことでしょう。
Nashmeira「もう!なにを、コソコソ話しているの?教えてちょうだい、アブクーバ?」
Abquhbah「はっ、はぃぃいいいいいいい……!」
その言葉を最後に、アブクーバはその場に倒れてしまいました。そう、まるで寝ているように。
Nashmeira「あ、アブクーバ!?」
Naja Salaheem「お気遣い無用です。傭兵とはこういうもの……寝られるときにはいつでもどこでも寝るものなのです。」
Nashmeira「そうなの?すごいのね、傭兵さんって……。」
それよりも、てっきり安全なサラヒム士官学校で待っていると思っていたナシュメラが、なぜサラヒム・センチネルへ来たのでしょうか。
Nashmeira「ごめんなさい。わたし、居ても立ってもいられなくって……。」
Naja Salaheem「私のご心配なら無用にございます。」
Nashmeira「無事で、なによりでした。そしてレルフィー、あなたも……。」
ナジャ社長は、自分がナイズル島に居合わせなければ、レルフィーは今ごろ冥途への道を歩んでいるところだった、と言います。
ナシュメラから輝金の短剣を頂戴したあと、ナジャ社長は社員をナイズル島に派遣して探らせていましたが、機関巨人があると思われるブロックは厳重に封鎖されている状況でした。
ナジャ社長自身もナイズル島へ行きましたが、おそらくルザフもそのブロックに移送されたと見て間違いなさそうです。
Nashmeira「そんな……。でも、なぜレルフィーが?」
ナジャ社長は、ひとつだけ警備が手薄な通路を見つけたので、てっきり部下が見落としたものだと思って先へ進んだところ、不滅隊に待ち伏せされ立ち往生しているレルフィーを見つけた、ということだそうです。
Nashmeira「どういうこと……?」
Naja Salaheem「ええとですね、レルフィーは、社長である私に無断でルザフを捜しに行っていたのです!!」
Nashmeira「まあ!ありがとう、レルフィー♪」
結果的に、レルフィーもナジャ社長も、ルザフ救出には失敗してしまいましたが、2人が全力を尽くしてくれたことが嬉しい、とナシュメラは喜んでいます。
さて、問題はこれからです。
機関巨人を破壊するにせよ、ルザフを救出するにせよ、たとえサラヒム・センチネルの全傭兵をかき集めたところで、とてもあのブロックの防衛網を突破できるとは思えません。しかし……。
Nashmeira「…………自信はないけれど、試してみたい方法があります……。」
ナシュメラは幼い頃、母親に連れられて、一度だけナイズル島の奥まで探検したことがあるそうです。詳しくは覚えていないようですが、その場所はナシュメラの父親と母親の思い出の場所だった、と。
通常であれば、奥の部屋まで行くのはとても危険です。しかし、ナシュメラが持つ「霊銀の鏡」を移送装置にかざすことで、ひとっ飛びで行けてしまうとか。
Naja Salaheem「……では、それを移送装置にかざせば今も……?」
Nashmeira「ええ、おそらく。」
ナシュメラの母親は、ナシュメラと2人だけの秘密だと言っていたので、きっと兄ラズファードは知らないはず。
でも、もし移送装置を使って、いきなり不滅隊の前に飛び出してしまったら、みんなが捕まってしまうので、今まで黙っていたという。
Naja Salaheem「危険は元より覚悟の上でございますよ。」
さっそくサラヒム・センチネルの傭兵をかき集めて、機関巨人を破壊しに行きましょう。そしてその足でルザフも救出しましょう、とナジャ社長は言いますが、そこまでの時間的余裕はありません。
と言うのも、中の国の飛空艇が墜落した噂……それはおそらく、伝説に語られているアレキサンダーの聖なる矢。となれば、審判の日はいつ来てもおかしくない状況にあります。
Naja Salaheem「では、どうすれば……!」
Nashmeira「機関巨人を止めるよう、わたしが、兄を説得しに行きます。ナジャ。あなたに霊銀の鏡を託します。その間にルザフを救出してください。」
Naja Salaheem「……わかりました。ですが、よろしいのですか?ナシュメラ様がルザフ救出に向かわれたほうが……。」
Nashmeira「説得に失敗したときは、コントロールを外部から奪取するしか、機関巨人を止める手立てはなくなると思うの。それができるのは、母さまに人形プログラミングの手ほどきを受けたわたししかいないわ。」
Naja Salaheem「……かしこまりました。皇妃さまは、この日を予知されておられたのかもしれませんね。」
Nashmeira「レルフィー……わたしは、もう聖皇ではないわ。それでも……わたしと共に来てくれますか?」
行きますよ、当たり前じゃないですか!
Nashmeira「ありがとう……。この霊銀の鏡はレルフィーが持っててくれる?あなたなら、きっと鏡とわたしを守ってくれる……そう信じてるわ。」
ナシュメラから、霊銀の鏡を受け取りました。
Naja Salaheem「さあて!そうと決まれば、ルザフ救出は私に任せて早速、ご出発ください。」
Nashmeira「ええ、お願いね。機関巨人は、魔笛の天蓋の遺跡が発見された場所に設置されているはずよ。急ぎましょう!」
Nashmeira(……アヴゼン、メネジン、見守ってて……)
Nashmeira(……リシュフィー、わたしに勇気をください……。)
当サイトに記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の登録商標、もしくは商標です。
Copyright(C) 2002-2024 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.