今回は、アルタナミッション第9弾「踊り子の憂慮」を進めるために必要な連続クエスト「騒乱の行方」を進めていきます。
アルタナミッション第9弾「踊り子の憂慮」を進めるためには、過去三国に対応したクエストを規定されたところまで進める必要があります。
レルフィーはバストゥークに所属しているので、まずは過去バストゥークのクエスト「新たなる猜疑」の続きである、「騒乱の行方」を進めます。
なお、このクエストを進めるためには、過去バストゥークのクエスト「新たなる猜疑」を終わらせていることと、アルタナミッション「天涯の娘」まで進めている状態であることが条件です。
攻略手順
「新たなる猜疑」を終わらせた翌日(ヴァナ・ディール時間で0時越えの後)、北グスタベルグ[S]からバストゥーク商業区[S]へエリアチェンジします。Survival Guide等で直接バストゥーク商業区[S]へワープしてもイベントは起きません。一度北グスタベルグ[S]へ出てから、再度バストゥーク商業区[S]へ移動すればイベントが始まります。
イベント後、バストゥーク商業区[S]の大工房前H-6テンキー3あたりにいるGentle Tigerに話しかけ、イベントを見ます。
イベント後、北グスタベルグ[S]のゼーガムの丘のてっぺんJ-7テンキー7あたりにあるMonumentを調べ、イベントを見ます。
イベント後、グロウベルグ[S]のH-5、H-6、I-5、I-6の4マスの中心あたりから入れる洞窟の奥にある???を調べ、イベントを見ます。Survival Guideでグロウベルグ[S]へワープして、マウントで移動が一番早いかな。
次のクエスト「隠滅の炎」に続きます。
ストーリー
バストゥーク商業区[S]へ戻ると、ファイブムーンズ率いるガルカたちが集まっていました。
Five Moons「ガルカ諸君、栄光の民よ……今また、ヒューム政権の悪しき因習が繰り返され、ある者が正義の名の下に裁かれんとしている……知っているなら私に教えてくれないだろうか?その無辜の同胞……否、英雄の名は!?」
ペイルイーグルッ!!
Five Moons「そのとおり!ウェライやグンパの如く、ペイルイーグル閣下に濡れ衣を着せてはならない!」
そうだ!そうだ!
Five Moons「ありがとう、諸君!われわれは……われわれは、ついに立つべき時がきたのだ!かつて、たったひとりで強大なヒューム権力に戦いを挑んだかの英雄、黒鉄の旋風のように!!」
うぉおおぉぉおぉおぉっ!!!
騒ぎを聞きつけて、憲兵隊のディーターたちが駆け付けました。
Dieter「貴様ら、何をしているか!?戒厳令により、許可なき集会は禁止されている!リーダーは貴様だな?即刻、散会せよ!さもなくば……」
Dieter「ん?貴様、見たことがあるぞ!たしか、ミスリル銃士の……こんなことをして、ただですむと思ってるのか!?」
Five Moons「見たまえ、諸君!これがヒュームのやり方だ。口では法だ、平等だ、と言いながら、その手にはどうだ?いつも剣がにぎられている!」
Five Moons「思い出してみたまえ。彼ら憲兵が、ウェライとグンパを収監し、ペイルイーグル閣下の秘書を拘束した、やり口を!!」
ファイブムーンズの煽りに乗ったガルカたちが、一斉に騒ぎ出します。
Garlbrei「くそっ、憲兵めっ!」
Dunbaff「俺たちの議長まで犯罪者に仕立てようったって、そうはいかねぇぞ!」
Dieter「な、なんだ、お前たち!抵抗すれば、全員しょっ引くぞ!」
???「……茶番はそこまでにしておけ。」
そこへ現れたのは……ザイド。
Five Moons「おお、ザイドか!遅かったな。待っていたぞ!」
しかしザイドは、流れるような動作で、あっという間にファイブムーンズを組み伏せてしまいました。
Five Moons「ザイド、なんの真似だ!」
Nicolaus「残念です。ファイブムーンズ。あなたを煽動罪および誣告罪で逮捕しなくてはなりません。」
同行してきた、ミスリル銃士隊員のニコラウス。
Five Moons「誣告罪!?馬鹿な!無実のペイルイーグル閣下を告訴しようとしている者こそ、罪に問われるべきだ!なあ、そうだろう、ザイド?」
しかし、ザイドは何も言わず、ファイブムーンズを憲兵隊に引き渡しました。
Dieter「やれやれ、困ったものだ。銃士諸君。こいつは君らの身内だろ?この件は、きっちり上に報告させてもらうからな。」
Nicolaus「ご随意に……。」
Dieter「無論、こいつの身柄はわれわれが預からせてもらおう。」
Five Moons「ザイド!お主には、ガルカ族の誇りがないのか!」
Zeid「……ほう、誇りだと?職務への誇りならあるが。」
Five Moons「貴様ぁっ!!」
あまりに騒いでいるので、カルストが様子を見に来ました。
Derek Karst「おいおい、工房内まで響いておるぞ。いったい、なんの騒ぎなのだ?」
Dieter「これは、カルスト閣下。お騒がせして申し訳ございません。この者が、ガルカ族の若者を煽動しておりまして。」
Derek Karst「ほう、それは穏やかではないな。」
カルストは、拘束されているファイブムーンズを見て気付きました。
Derek Karst「うん?君には見覚えがあるぞ。たしか、ミスリル銃士隊のファイブ……」
Five Moons「ガラッグだ!」
ファイブムーンズは、即座に訂正しました。ガラッグというのはガルカの本名。ファイブムーンズという名前は、ヒュームが付けた名前なのです。
Five Moons「聞け、カルスト。もし貴様のかけた嫌疑で、無実の閣下が収監でもされてみろ。たとえ、俺が捕まっても、第二、第三の者が必ず貴様を……」
Dieter「無礼な!」
ディーターは思わず、ファイブムーンズに手を上げてしまいました。
Five Moons「くっ……!」
Derek Karst「よさぬか!容疑者への暴行は禁止されておるはずだぞ。」
Dieter「……御意。ですが、閣下。こやつらを甘やかすと、ろくなことになりませぬぞ。」
Derek Karst「ガラッグとやら。このデレク・カルスト、君に約束しよう。一度、ペイルイーグル氏と会見し、真実を己が目で確かめてみることをな。」
その言葉に、ファイブムーンズは何も答えませんでした。
Dieter「よし、連れていけ!」
ファイブムーンズは、憲兵隊たちに連れて行かれてしまいました。
Nicolaus「あ、レルフィーさん。見苦しいところを見られてしまったようですね。」
ニコラウスによると、ベルナー軍務大臣が暗殺された件で、共和国防会議のペイルイーグル議長に嫌疑がかけられているそうです。
それで、ニコラウスら銃士隊にも内々に調査命令が下ったようですが……ファイブムーンズがある日、急に議長の無実を強固に主張し始めて、銃士隊本部から姿を消したと思ったら、このようなことになった、と。
Zeid「……ニコラウス、無駄口はよせ。そんなことより、ファイブムーンズの変説。なにか、心当たりはないのか?」
Nicolaus「ええ、それならすでに調べはついてます。彼の部屋に、最近流行りの本が置いてありましたよ。」
Zeid「本……だと?」
Nicolaus「数年前、首府を騒がせた暗殺者の追跡ルポです。『黒鉄の旋風』というタイトルの。」
Nicolaus「どうも最近、その本の主人公……過激グループの犯人が、ガルカ族の若者に神格化されているみたいなんですよ。」
Zeid「殺人鬼を英雄扱いするとは、困ったものだ。行くぞ。」
Nicolaus「では、レルフィーさん、ぼくもこれで。」
これまでの報告も兼ねて、クララ隊長に会うため、大工房へ向かいました。
Gentle Tiger「ああ、君か。クララ隊長を探しているのか?だったら、いま接客中だ。」
Gentle Tiger「……誰だと思う? カルスト閣下だよ。誰も通すなと厳命されてはいるが……まあ、君なら問題ないだろう。」
ジェントルタイガーに通してもらい、会議室に入りました。クララ隊長とカルスト閣下が意見をぶつけ合っているところのようです。
Klara「……無茶です!たった、おひとりでペイルイーグル議長とお会いになるなど……氏の疑惑、晴れてはいないのですよ?」
Derek Karst「だが、私はガルカ族の若者……君の部下に約束したのだ。ペイルイーグル氏から直接、話を聞くとね。」
Klara「……わかりました。どうしても行かれる、とおっしゃるなら、せめて、この私に道中の護衛をお命じください。」
Derek Karst「ありがたいが、断る。彼と腹を割って話すために、わざわざ会見場所をゼーガムの丘にした意味がなくなってしまう。」
Klara「閣下、この戦時下です。グスタベルグといえど、安全では……」
Derek Karst「百も承知だ。いいね。このことは、くれぐれも内密に頼むよ。」
Derek Karst「君もな。」
そういうと、カルスト閣下は部屋を出て行きました。
Klara「閣下……。」
カルスト閣下と入れ替わるように、フォルカーが部屋に飛び込んできました。
Volker「隊長!ファイブムーンズが憲兵に連行されたというのは本当ですか!?」
Klara「……残念だが、本当だ。」
Nicolaus「彼の強情には、あきれたものです。捕縛されてから、一言も発していないんですよ。あれでは、自ら罪を認めるようなものですね。」
Volker「くそっ!」
Zeid「フォルカー、どこに行く?」
慌ててフォルカーは部屋を出ようとしますが、ザイドが引き止めます。
Volker「ファイブムーンズに会う。そして、ヤツをひっぱたいて、連れてくる。」
Nicolaus「やめたほうがいいです。収監してるのは、石頭で有名な憲兵隊。隊長にだけは、面会を許可すると言っていますが、彼を帰す気なんて、連中には毛頭ありませんよ。」
Volker「では、隊長が……」
Klara「誣告罪は重罪。私は憲兵に、彼の銃士除名を迫られるだろう。ファイブムーンズが黙秘を続ける以上、私にできることは限られている……。」
Zeid「放っておけ、フォルカー。やつは殉教者か何かにでもなるつもりだ。死にたがるやつを無理に生かす必要はない。」
Volker「ザイド、お前!!」
Nicolaus「……ん?待ってください。隊長、ペイルイーグル氏の潔白を証明できれば、少なくとも、もっとも重い誣告罪だけは免れるのでは?」
Klara「……!レルフィー殿。ひとつ、私の頼みを聞いていただきたい。フォルカーと一緒に、カルスト閣下のあとを追ってほしいのです。」
Volker「隊長……?」
クララ隊長によると、バストゥーク共和国の法では、当事者と接点がない第三者の状況報告は、重要な参考証言だということが定められているそうです。
ゼーガムの丘で行われるカルスト閣下とペイルイーグルの会見で、もしペイルイーグルが無実を証明し、2人が手討ちになるのであれば、第三者であるレルフィーがその場に立ち会うことで、ファイブムーンズを救うためのカギになれるかもしれない、と考えているようです。
Klara「お前もすぐに出発しろ、フォルカー。やはり、閣下だけで行かせたのは間違いだった。いざとなれば、命に代えても閣下をお守りしろ!」
Volker「ハッ!」
Klara「私もファイブムーンズに面会後、すぐに向かう。頼みましたよ、レルフィー!」
レルフィーたちは急ぎ、北グスタベルグにあるゼーガムの丘の頂上へ向かいました。頂上に着くと、モニュメントの前に、カルスト閣下とペイルイーグルの姿がありました。
Derek Karst「すまない。ペイルイーグル君。すっかり、待たせてしまったようだね。いや、先日ガルカの若者に教えられてね。一度、貴君とあって話をしてからでも遅くは……」
カルスト閣下が言い終わらないうちに、ペイルイーグルが武器を構え、カルストに向かって突進してきました。
Derek Karst「な、何の真似だ!?」
Volker「やめてください、議長!」
……しかし、ペイルイーグルが攻撃をしたのは、カルスト閣下の後ろにいたトンベリでした。
Derek Karst「……?ペイルイーグル君!」
間一髪でトンベリを倒したペイルイーグルでしたが、腹部に反撃を受けていました。
Volker「カルスト閣下!ペイルイーグル議長!大丈夫ですか!?」
Derek Karst「私はなんともない。だが、ペイルイーグル君が刺されたようだ。」
Volker「議長!」
Pale Eagle「……心配するな。このくらい、なんともない……。」
Pale Eagle「……か、カルスト閣下。いまは国内で争っている場合ではない。き、貴殿が望むなら、職を辞す用意はある。……だ、だから、いまは……」
Derek Karst「みなまで言うな。ペイルイーグル君。すまなかった。君の潔白は、いま身をもって証明されたぞ。」
カルスト閣下のその言葉を聞いて安心したのか、ペイルイーグルはその場に倒れ込んでしまいました。
Derek Karst「しっかりしたまえ。ペイルイーグル君!」
……しばらくして、クララ隊長とニコラウスが合流。ペイルイーグルを抱え起こし、近くの岩に寄りかかるように座らせてから、ニコラウスに傷の様子をみてもらいました。
Nicolaus「心配ありません。急所は外れているようです。」
Klara「施療所に搬送できるか?」
Nicolaus「いえ、それは危険です。トンベリは、毒を使ったようです。解毒処置をして、しばらく安静にしてからでないと……。」
Volker「……あの、隊長。ファイブムーンズは?」
Klara「……彼は脱走した。」
Volker「な!?……あのバカ野郎!!!じゃあ、ここで誣告罪が晴れても……。」
Klara「ああ、そうだ。いま、ザイドが必死に捜索にあたっているが、まだ手がかりすらない。」
Derek Karst「ファイブムーンズ……。あのガルカの若者の話だね?彼のおかげで、私はペイルイーグル君と和解できた。なんとか彼の罪が軽くなるよう、私からも働きかけてみよう。」
Klara「ありがたいお言葉です。ならば、なおさら憲兵より先に彼の身柄を確保しなければ……。どんな罪を追加で着せられるか、わかったものではない。」
Volker「グロウベルグ……そうだ、グロウベルグかもしれない!」
Klara「なに?」
Volker「あの山に、ガルカ族がアンティカの乱の犠牲となった祖先を祀っている場所があります。ガルカの成人は大事をなさんとする時、必ずそこで祖霊に報告するのだ、とファイブムーンズが言っていたのを思い出したんです。」
Klara「……なるほど。確かめてみる価値はありそうだ。フォルカー、ここは私とニコラウスに任せて、すぐにグロウベルグへ!」
Volker「ハッ!レルフィー、君も一緒に来てくれ!」
レルフィーたちは、急ぎグロウベルグへ向かいました。以前も行ったことがある、ガルカ族がアンティカの乱の犠牲となった祖先を祀っている洞窟を目指します。
洞窟には、既にファイブムーンズたちが集まっていました。
Werei「……残念だが、私はその計画に賛同できん。われらが血を流すべき相手は、ヒュームではない。」
Five Moons「老いられましたな、ウェライ。あなたを尊敬していましたが、そのような事なかれ主義では、世の中は変えられません。」
Five Moons「いま、時代を作るのは、大義のために命を捨てられる者たちなのです。そう、あの黒鉄の旋風のように! 諸君、準備はいいか!?」
おーっ!
そこに、レルフィーたちが駆け付けました。すぐにフォルカーが止めに入ります。
Volker「待て、ファイブムーンズ!」
Five Moons「フォルカー!?なぜ、ここが……。」
Volker「ペイルイーグル氏の嫌疑が晴れるぞ。カルスト閣下が、尽力してくださるそうだ。」
Five Moons「なに?罷免を要求していた、あのカルストがか?」
Volker「ああ、お前に説教されたのが、相当効いたようだ。」
Five Moons「俺の言葉が……。」
Volker「あとは、お前だ。とりあえず、銃士隊本部に戻ろう。なに、隊長がなんとかしてくれるさ。」
Five Moons「……フォルカー。ペイルイーグル閣下の件は大きな事件の中のひとつにすぎない。政府も軍も銃士も、なにも変わっちゃあいない。われわれはもう止まることはない……できないんだ。すでに、新しい旋風は吹き始めているのだから!」
Five Moons「諸君、行くぞ!」
ファイブムーンズの掛け声と共に、彼らは洞窟から走り去っていきました。
Volker「ファイブムーンズ……!くそっ!俺はどうすれば……。」
Werei「……フォルカー君。彼らは密かに街に戻った後、虚をついて、国や軍の主要施設を封鎖し、一気に政権を奪取するつもりだ。」
Volker「なに!?……だが、なぜ、その計画を私に?」
Werei「ガルカ族とヒューム族。もし、どちらか一方の血が内乱で流れれば、国家百年の禍根となろう。頼む。首府に戻り、彼の計画を止めてくれ。」
Gumbah「何かあったときのために、これを持っていくといい。」
グンパから、イカロスウィングをいただきました。
Volker「わかった。あなた方の協力、感謝する。」
Volker「レルフィー、急ごう!」
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