WoGM38-Q2 己の行く先に

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アイキャッチ[アルタナミッション] アルタナミッション

今回は、アルタナミッション第38弾「さようなら、リリゼット」を進めるために必要な連続クエスト「己の行く先に」を進めていきます。

アルタナミッション第38弾「さようなら、リリゼット」を進めるためには、過去三国に対応したクエストを規定されたところまで進める必要があります。

レルフィーはバストゥークに所属しているので、まずは過去バストゥークのクエスト「潜みし影」の続きである、「己の行く先に」を進めます。

WoGM38-Q1 潜みし影
今回は、アルタナミッション第38弾「さようなら、リリゼット」を進めるために必要な連続クエスト「潜みし影」を進めていきます。 アルタナミッション第38弾「さようなら、リリゼット」を進めるためには、過去三国に対応したクエストを規定されたところま...

なお、このクエストを進めるためには、以下の条件が必要です。

  • 過去のバストゥーク関連連続クエスト「潜みし影」を終わらせている
  • アルタナミッション「さようなら、リリゼット」を受けている
WoGM37 黒天、閃電
今回は、アルタナミッション第37弾「黒天、閃電」を進めていきます。 攻略手順 ズヴァール城外郭から、ズヴァール城内郭へ行きます。 外郭1枚目のマップでは、現代のズヴァール城と違って、F-8テンキー7あたりの正面扉Iron Bar Gateか...

攻略手順

ひとつ前のクエスト「潜みし影」をクリアした後、徒歩でズヴァール城内郭[S]からズヴァール城外郭[S]に移動して、イベントを見ます。内郭から外郭へエリアチェンジしないと、イベントは発生しません。

イベントの後、ズヴァール城内郭[S]3枚目のマップ(ワープ装置があるマップ)の左下の部屋G-9テンキー1あたりにある???を調べて、イベントを見ます。

ズヴァール城内郭[S]マップ1枚目

ズヴァール城内郭[S]マップ2枚目

ズヴァール城内郭[S]の???までのルート

同じマップの十字の通路にいるKeep Impを4匹倒した後、リポップする前に左下の部屋G-9テンキー1あたりにある???を調べると、その場にガーゴイル族NMのGargouille Wardenがポップするので倒します。

NMを倒した後、再度???を調べて、イベントを見ます。

イベントの後、王の間[S]へ行き、最奥のThrone Roomを調べてイベントを見ます。

イベントの後、再度Throne Roomを調べて、バトルフィールド「己の行く先に」に突入します。

バトルに勝利した後、バストゥーク商業区[S]の大工房前にいるGentle Tigerに話しかけて、イベントを見ます。

以上で、過去バストゥーク関連連続クエストは完了です。

ストーリー

アランベルジュと別れ、フォルカーたちと合流するために、ズヴァール城外郭の集合場所へ向かいました。

Volker「レルフィー、無事だったか。」

他のメンバーも無事のようです。

Volker「さっきのこと、覚えているか?」

フォルカーは、クララに起こったことが、まだうまく整理できていない様子。

Volker「われわれがクララ隊長を追いこんだら、突然彼女は意識を失った……」

Volker「そしてその後、現れたデーモンに襲われそうになったら……隊長は突然また意識を取り戻し、今度はわれわれを救ってくれた……。」

Volker「いったい、これはどういうことだ?隊長の身になにが……?」

すると、ザイドが背を向けて、静かに言いました。

Zeid「……ここから先は、私ひとりで調べる。おまえたちは、首府に戻れ。」

Zeid「これ以上、踏み込むのは危険だ。おまえたちは、手を出さないほうがいい。」

Volker「危険なことは、はじめからわかって……」

Zeid「いいから、戻れ!」

フォルカーの言葉を制止するかのように、ザイドは強い口調で言い放ちました。

Volker「……ザイド?おまえ、なにか心当たりがあるのか……?」

その問いに、ザイドは口を閉ざしています。それはつまり、心当たりがある、ということ。

Volker「そうなんだな……だったら、話してくれ。皆でここまで来たんだ。最後まで、共に戦おうじゃないか!」

フォルカーの言葉を聞いて、ザイドはレルフィーの方を向き……。

Zeid「……レルフィー。おまえは、これまで幾度もわれわれの手助けをしてくれたな。理由は何だ?なぜ、そのように、見返りもなく何度も、手を差し伸べる……?」

力を貸す理由……それは、戦争を終わらせるため。

Zeid「そうか……お前を突き動かすのは、何よりも迷いなき正義……その迷いなき答え……似ているな。まるであのときの……」

Zeid「……わかった。話そう。あの日のことを……。」


6年前、ザイドは第13部隊の仲間の無念を晴らすため、憎悪の鬼となっていました。

復讐……それこそが唯一、仲間の誇りを取り戻す方法、そう信じて。

しかし、実際は、人を殺めれば殺めるほど、己の中の何かが失われて行くばかり。誇りも尊厳も建前。いくら理由をつけたところで、ただ怒りに任せただけの人殺しでした。

当時のザイドは、何のために剣をふるっているのか、もはや分からなくなっていたという。

……やがて、流れる血の臭いばかりに支配され、ザイドはついに、人の道を見失って、北の地に流れ着きました。

そこで、とあるデーモン……マークィスアモンに出会ったのです。

Marquis Amon『いずれ、来ると思っていたぞ。ウォークラウド。いや、ザイドと呼ぶべきかな?』

しかし、ザイドはその言葉に何も反応しません。

Marquis Amon『……もはや人の言葉すら忘れたか。薄情なものだな。お前がこの地で仲間を失ったときの憎しみはどこへ行った?』

Marquis Amon『ふっ、お前は幻滅しているのではないか?あれほど、憎悪に満ちて復讐を誓ったのに、時が過ぎ、怒りが風化してしまう自分自身に!』

Marquis Amon『……まあ、いい。所詮、お前は我が傀儡に過ぎぬ。存外によく動いてくれたがな、ククク。』

Marquis Amon『さぁ、心亡き人の子よ。我と共に来るのだ。お前の生きる道は、闇の中にこそある。闇の王に忠誠を誓い、闇の血族として生まれ変われ。』

マークィスアモンが、持っていた玉を取り出したところで……。

???『待て!』

何者かが、やってきました。

Marquis Amon『なんだ、お前は……?』

Klara『バストゥーク共和国軍ミスリル銃士隊隊長、クララ・ベスターだ。』

なんと駆け付けたのはクララ隊長。

Marquis Amon『我はマークィスアモン。ここはお前の来るところではない。去れ。』

Klara『そうはいかない。マークィスアモン……第13部隊を全滅に追いやり、この者を殺人鬼たらしめるとは……ずいぶんと卑劣なことをしてくれたな。』

Marquis Amon『……ほぅ、軍人とはただ頭の固い連中だとばかり思っていたがな。なかなかの逸材もいるではないか。これは人の評価を改めねばなるまい、ククク。』

Klara『ふざけるな!……さぁ、こいつを引き渡してもらおう。これ以上、お前に好きにはさせない。』

Marquis Amon『フッ、我に指図するとは命知らずな女め……計画の邪魔はさせぬ。そこで、大人しく見ていろ。』

すると、マークィスアモンとザイドを囲うように、青白い火が現れました。

Klara『なッ……!』

Marquis Amon『冥界の火だ。触れればその身、ただではすまぬぞ……。』

そしてマークィスアモンは、執拗にザイドを仲間に引き入れようと、そそのかし始めました。

Klara『おい、やめろッ!こいつらの仲間になどなるな!正気に戻れ!』

Marquis Amon『耳を貸すな。この女はお前を捕まえるために、お前を惑わせているのだ。』

Klara『これ以上、己を追いこむのはやめろ!いまなら、まだ間に合う!!』

Marquis Amon『あの女の言うことは、奇麗事だ。ヒュームがどれだけ嘘つきで醜い奴らか、お前は充分に知っているはずだぞ?』

Marquis Amon『さあ、愛も情もない闇の世界へ来い。お前にとって、力だけが、正しいのだ。』

Klara『私の声を聞け!己を見失うな!お前とともにあり、お前を信じていた仲間たちの言葉を思い出せ!』

Marquis Amon『自惚れるなッ!殺人鬼であるお前には、もう何もない。誰もお前を信じない……誰もお前を見つけないッ……!』

Klara『ならば……私がきっと……!お前を、見つけだしてやるッ……!』

なんとクララは、自ら冥界の火に飛び込みました。

Klara『ぐッ……!』

Marquis Amon『正気か、女ッ!?』

Klara『……さぁ、来い。勇気を出せ……!』

クララはザイドに向かって、めいっぱい手を伸ばします。

Klara『掴め、ザイドッ!!!』

その声に反応し、クララに向かって動き出すザイド。

Marquis Amon『クッ……!逃がしはせぬ!!』

すかさず持っていた玉で攻撃してくるマークィスアモンでしたが、ザイドを冥界の火の中から引っ張り出すことに成功。

マークィスアモンが飛ばしてきた玉も、剣で捌きました。

その様子を見て、マークィスアモンはその場から引き上げていきましたが……。

Klara『うッ……!』

クララは、剣で捌いた玉の破片を胸に受けていました。その様子を心配したザイドは、クララに手を差しのべました。

Klara『……ああ、すまない。大丈夫だ。』

Klara『よくぞ、踏みとどまってくれたな。礼を言う。』

Klara『……さて。ザイド、今からお前を私の保護下に置くとしよう。』

Zeid『……?』

Klara『お前が犯した所業は、決して許されるものではない……。牢獄に送られれば、死刑は確実。しかし死ぬのは簡単だ。お前をそう簡単に、苦しみから自由にしてやるつもりはない。』

Klara『不様に生き恥を晒し、せいぜい、悩んであがくがいい。ザイド。お前の苦悩の旅を、この私が見届けてやる。旅の果てに何があるのか……そのときに改めて、お前に刑を執行してやろう。』

Zeid『……。』


Volker「……そうだったのか。隊長は、闇に捕らわれそうになったザイドを救ったのだな……。」

もしかすると、先ほどクララの影から現れたデーモンは、そのときのマークィスアモンかもしれません。北の地でザイドを迎え入れようとしたことといい、いったい、何を企んでいるのか……。

Volker「……それに、気になるのはそのデーモンが持っていた玉だ。ひょっとして、隊長が、玉の光を浴びたことで、奴の術か何かにかかった……?」

Volker「……とにかく、先ほど隊長が潜伏していた部屋に、もういちど行ってみよう。インプも言っていたように、あの部屋には何かありそうだ。あの場所で、手がかりが見つかるかもしれない。」


ズヴァール城内郭の上層G-9地点へ向かうと……。

Nicolaus「動くな!」

ニコラウスに強い口調で制止されました。何かあったのか、ひどく辛そうな様子。

Nicolaus「……なんだ、あなたたちでしたか……」

Volker「ふたりとも、大丈夫か!?いったい何があった!?」

Five Moons「……うぬぬ、不覚であった。奇襲を受けるとは……」

ファイブムーンズによると、G-9地点の壁に隠し扉を見つけたそうです。

その扉がどこへ繋がっているのか調べていたところ、闇の王の親衛隊と思われる連中が待ち構えていて、何とか振り切ってここまで戻ってきた、とのこと。

Nicolaus「そっちは、どうでしたか?」

こちらはこちらで、地下通路であったことを話しました。

Five Moons「なに、隊長の影からデーモンが現れただと!?」

Volker「……ああ。ザイドの話からも、そのデーモンに隊長はおそらく……」

Nicolaus「乗っ取られている可能性が高いですね……」

Volker「やはり、ニコラウスもそう思うか?」

Nicolaus「ええ。そう考えれば、これまでのことも納得できます。」

Five Moons「なんということだ……。だとしたら、隊長からデーモンを切り離さないかぎり、隊長を救う手立ては……」

そのとき、隠し扉からデーモンが現れました。

Volker「なっ……!」

Marquis Amon「ザイド、久しぶりだな。」

Zeid「……やはり、おまえはあのときの……」

壁から現れたデーモンは、どうやらマークィスアモンのようです。

Marquis Amon「あの女のために、このようなところまで来るとは……すっかり飼い犬に成り下がったようだ。」

Zeid「……隊長はどこにいる?」

ザイドが剣を抜き、構えます。

Marquis Amon「ほう、内に秘めたその怒り……素晴らしい。やはり、我が目に狂いはなかったようだ。」

Marquis Amon「ザイド、あの女ならすぐにでも返してやろう。そのかわり……今度こそ、仲間になれ。」

マークィスアモンいわく、闇の王に従うのは一時のこと。ザイドはそこいらの人の子とは違う。ザイドならば、闇の王を超える力を得ることも夢ではない、と。

Marquis Amon「さぁ、来い。人の子の世界は、お前には似合わぬ。我と共に新たな世界を築こうではないか。」

Volker「闇の王を超えるだと……?それが、おまえの目的か!?」

Volker「ザイドは、もう昔のザイドではない。クララ隊長に救われ、人の道を取り戻したんだ。おまえの仲間になど、なるものか!」

Marquis Amon「フフ……、ほざけ。その気になれば、あの女の息の根を止めることなど、造作もない。」

Marquis Amon「下手な挑発は命取りだぞ、小僧。我はザイドと話をしているのだ、少し黙れ。」

すると、複数のデーモンたちが駆け付け、あっという間に囲まれてしまいました。

Volker「くそッ、こんなときに……!」

Zeid「……わかった。おまえの言うとおりにしよう。」

Volker「ザイド……!」

Marquis Amon「ククク……賢明な判断だ。さぁ、これから、闇の王に会わせてやろう。」

ザイドは、マークィスアモンの後について、隠し扉の奥へ……。

それに合わせ、援軍のデーモンたちもどこかへワープしていきました。

Volker「ザイド……!くそッ……おい、奴を探すぞ!」

Nicolaus「待ってください。このまま奴を見つけたところで、状況は変わりません。われわれに残された道は、ただひとつ。奴の尻尾を掴むことです。」

Five Moons「奴の尻尾……?」

Nicolaus「ええ。過去にデーモンが持っていた玉……ザイドさんの話から考えると、あれが人を思いのままに動かすカギになっているにちがいありません。」

Nicolaus「それを破壊し、隊長をデーモンから解放することができれば、ザイドさんも取り戻せるはずです。」

Five Moons「だが、玉は過去に隊長が破壊したではないか。」

Nicolaus「ええ。ですが、なんらかの理由でいまも存在しているのだとしたら……隊長が乗っ取られている以上、その可能性は高いと思います。」

Volker「……よし、奴を見つけだし、玉を破壊しよう!たしか、奴はザイドを闇の王に会わせると言っていたが……まさか!」

Nicolaus「ええ。おそらく、奴は王の間にいます。」

そこへ、アランベルジュ一行が駆け付けました。

Allenberge「王の間へ行くつもりか?」

Volker「アランベルジュ殿。あなた方もご無事だったのですね。」

どうやら仲間たちと無事に合流できたようです。

Allenberge「残念だが、あそこはカギがかかっていて、中には入れないぞ。調べでは、カギはこの部屋にいるガーゴイルが持っているはずだが……」

Leki Shameene「アランベルジュ~、ガーゴイルなんて、どこにも見当たりませんよ~。」

確かに、この部屋にガーゴイルは見当たりません。

Allenberge「……どうやら、手違いだったようだな。」

Nicolaus「そう決めつけるのは、まだ早いと思いますよ。この部屋には、王の間へ続いていると考えられる入口がありました。もしかしたら、そこから現れるのかもしれません。」

Allenberge「なに、それは本当か!?」

Five Moons「ああ。自分たちは先ほど、その入口から現れたデーモンに襲われたのだ。」

Nicolaus「問題は、どうやってガーゴイルをおびき出すか……」

Allenberge「なに、城内のインプでも倒してひと暴れすれば、異常を察知して現れるだろう。」

Allenberge「君たちには恩がある。われわれも、協力しよう。」

Volker「ありがとうございます。」

Volker「よし、城内のインプを一掃するぞ!」


城内にいるインプを一掃したあと、再度G-9地点へ行ってみると、読み通り、ガーゴイルのGargouille Wardenが姿を現しました。

IL119あれば、前衛ジョブならソロでも、後衛ジョブなら攻撃系のフェイスを1人呼んでいれば余裕です。

…が、周囲のデーモンに絡まれる可能性があるので、インプを倒しに行く前に、部屋のデーモンを片付けておくと良さそう。


ガーゴイルを倒したと同時に、フォルカーたちが戻ってきました。

Volker「片付けてくれたか!」

Nicolaus「カギは?」

カギは……もちろん、手に入りました。

Allenberge「どうやら、うまくいったようだな。」

Volker「アランベルジュ殿。ご協力感謝いたします。」

Allenberge「礼には及ばん。さ、そいつを持って早く行け。時間がないのだろう?」

Volker「はい……!」


王の間のカギを手に入れたので、急ぎ王の間へ向かいます。

レルフィーたちが王の間へ向かっている頃、王の間では既にザイドが闇の王と顔を合わせていました。

Marquis Amon「闇の王、例の者をお連れしました。此の者は、必ずやあなた様の御力となり、我々を勝利へと導いてくれましょう。」

Shadow Lord「……フン、よかろう。いくらでも、くれてやる。貴様の器、どれ程のものか見せてもらおう。」

闇の王がザイドに向かって手を伸ばすと、ザイドは動きを封じられ、闇の王の目線の高さまで持ち上げられました。

そして、闇の王は、その力をザイドに注ぎ込み始めたのです。

Zeid「ぐああぁぁッッッ……!!!」

そこへ、一行が駆け付けました。

Volker「やめろ!!」

その声に、闇の王は力の注入を止め……ザイドは地面に落とされてしまいました。

Volker「……こ、こいつが血盟軍を率いる闇の王……!」

Marquis Amon「クッ、人の子風情が闇の王の御前まで抜け抜けと……!」

Marquis Amon「闇の王、ここは私にお任せください。」

Shadow Lord「……アモン。これは、おまえが招いた客人だ。広間は貸してやる。責任を持って、もてなせ。」

Marquis Amon「……!?」

Shadow Lord「下らぬ児戯よ……俺は外させてもらうぞ。」

そう言うと、闇の王は姿を消しました。ちょうどそのタイミングで、外からは血盟軍の援軍の姿が。

Five Moons「くっ、しつこい奴らだ……!」

Nicolaus「こちらはわれわれに任せて、フォルカーさんたちは、あの玉を見つけだしてください!」

Volker「わかった!」

Marquis Amon「……ほう、傀儡の石を破壊しに来たというのか。」

どうやら、あの玉は「傀儡の石」と呼ばれているようです。

Marquis Amon「面白い……だが、はたしてお前たちに、見つけ出せるかな?」

Volker「なに、おまえのほうから差しださせてやるさ!」

Marquis Amon「ザイド。奴を殺せ。」

ザイドはゆっくり起き上がり、こちらに向かって剣を構えます。

Volker「ザイド……?」

Marquis Amon「はははは。残念だったな。奴はもう、お前のことなど覚えてはおらぬ!闇の王の御力を得たのだからな!」

Marquis Amon「思う存分戦うがいい!仲間同士で血を流すのもよかろう!」

しかし、剣を構えたザイドは、こちらではなくマークィスアモンに向かって斬りかかっていきました。

Marquis Amon「うぐッ……!」

その剣を咄嗟に受け止めるマークィスアモン。

Marquis Amon「ば、馬鹿な……!お前に意志が残っているはずは……」

Zeid「私はもう、己を見失いはしない。隊長が見つけだしてくれたのだから……!」

Marquis Amon「くそッ……!」

マークィスアモンは、すぐに影の中に潜り込み始め……。

Volker「まずい……!!」

地中を移動し、またしてもクララを乗っ取りました。

Klara「……どけ。」

Volker「ぐあッッ!!!」

マークィスアモンに乗っ取られたクララが、フォルカーを払い飛ばします。

Zeid「フォルカー!!」


Klara「……ザイド、お前には失望した。いま此処で、お前の息の根を止めてやる。」

Zeid「来るぞ!!」

バトルフィールド「己の行く先に」の前半は、マークィスアモンに乗っ取られたクララと戦います。

IL119あれば、前衛ジョブならソロでも、後衛ジョブなら攻撃系のフェイスを1人呼んでいれば余裕です。

ザイドも一緒に戦ってくれるので、むしろザイドが倒されてしまわないように気を付け……る必要もなく倒してしまうことでしょう。

一応、ダークリングブレードには追加で呪い、テンブラーブレードには追加で石化があるので、念のため注意を。


Klara「……さらばだ、ザイド。」

一瞬の隙を突いて、ザイドに斬りかかるクララ。しかし、その攻撃の手を、本当のクララが阻止します。

Klara「なッ……!この女ッ……!なにをすル……!!」

そのとき、クララの胸に「傀儡の石」が浮かび上がりました。

その瞬間をザイドは見逃しませんでした。すかさず分身を作り出し、傀儡の石を目掛けて一閃。

Klara「ぐあぁッッ……!!!」

見事、傀儡の石を破壊することに成功しました。すると、クララの体から、赤い姿になったマークィスアモンが飛び出してきて……。

Marquis Amon「おのれェッ……よくも、我を辱めてくれたなアァッ……!!」

Zeid「レルフィー、奴を頼む……!!」

Marquis Amon「死ねェェッッッ!!!」


バトルフィールド「己の行く先に」の後半は、マークィスアモンとの直接対決です。

こちらもIL119あれば、前衛ジョブならソロでも、後衛ジョブなら攻撃系のフェイスを1人呼んでいれば余裕です。

体力が半分以下になると、デモニックシアーという技を使ってきます。これは範囲ダメージ+死の宣告があるので、心配なら死の宣告を無力化できる魔滅の数珠を装備しておくと良さそう。

さらに魔力の泉も使用してくるので、戦闘が長引くようであれば注意を。


Marquis Amon「ギャアアァァァッッッ!!!オォ、覚えていロ……この借りハ……いつ、か必……ズ……」

お決まりの捨て台詞を吐きながら、マークィスアモンは逃げて行きました。

Nicolaus「フォルカーさん、大丈夫ですか!?」

Volker「……ああ、大丈夫だ。隊長は……?」

Nicolaus「術は解けました。もう大丈夫です。玉は隊長の体内にあったんです。ザイドさんが、破壊してくれました。」

Five Moons「ザイドの奴、いつのまにあのような芸当を……」

Volker「そうか……ザイドがやってくれたか……。」

Zeid「隊長……しっかりしてください……!」

ザイドは、倒れているクララの上半身を起こし、クララに呼びかけます。

Klara「ザイド……」

Zeid「隊長……!」

Klara「……きっと成し遂げると信じていたぞ……。」

Zeid「無事で、よかった……!」

Nicolaus「隊長……。」

Klara「みんな、ありがとう……。」

ザイドはクララを抱いて立ち上がると……。

Zeid「……さ、いったん首府に戻ろう。」

バストゥークへ戻るよう、皆を促しました。

ザイドも広間を出ようとしたとき……。

Shadow Lord「……おまえは、人の道になにを望む?」

いつの間にか、王座には闇の王が座っていました。

Shadow Lord「フッ、答えずともよい……おまえもまた、他と変わらぬ愚かな人の子だっただけのこと……」

Shadow Lord「……何度でも来るがよい。お前たちのすべてを、俺はこの憎悪をもって否定してやろう……!」

Shadow Lord「はははは……」

それだけ言うと、闇の王は姿を消しました。


バストゥーク商業区に戻ったレルフィーは、その足でジェントルタイガーのもとを訪ねました。

Gentle Tiger「無事、クララ隊長を救い出してくれたみたいだな!」

Gentle Tiger「ザイドさんたちなら、一時帰還されている大統領に謁見中だ。君も行ってこい!」


Prien「皆、よくぞ無事に戻ってくれた。」

Prien「まさか、クララがデーモンに乗っ取られていたとは……あまりのことに、驚きを隠せぬ。」

Prien「……だが、思えばクララは私の前でも、時折苦しい表情を見せていた。獣人軍との、度重なる攻防と疲労によるものだとばかり思っていたが、あれは己の中の敵と戦っていたのだな……。」

Prien「果てはデーモンの術に屈し、己の意志に反して、われわれと戦わねばならなかった日々は、さぞつらかったことだろう……。」

Prien「おまえたちが真実を見つけだしてくれることだけが、唯一の希望だったにちがいない。皆、本当によくやってくれた。礼を言う。」

Prien「だが、ここで気を抜くわけには、いかぬ。ズヴァール城では、連合軍の潜入部隊の活躍により、ようやく打開の機会が訪れた。連合軍は、まもなくズヴァール城に総攻撃をかける。私も軍を率いて、援護することになっている。」

Prien「帰還早々になるが、おまえたちも作戦に加わってほしい。」

Nicolaus「それって……」

Prien「ミスリル銃士隊は、いま、ここに再結成する。」

Prien「ザイド、クララが回復するまで、おまえが隊長代理となれ。皆と助けあい、闇の王討伐に向け、力を注いでほしい。」

Zeid「……ハッ!」

Prien「それから、レルフィー。君は、これまで彼らと共に、多くの事件に立ち向かい力を貸し続けてくれた。」

Prien「君なしでは、彼らが真実を見出すことも、クララを救うことも到底叶わなかっただろう。感謝のしるしにこれを受け取ってもらいたい。」

プリーン大統領から、エクセルシスリングを賜りました。

Prien「そして、これからはミスリル銃士隊の一員として、我が国のため尽力してほしい。」

Volker「レルフィー……!」

Prien「では、君には特別に0のナンバーを与えよう。ミスリル銃士となっても君らしさを失わず、国や種族を越えて力を発揮してもらいたい。」

Prien「今後も君の活躍を期待しているぞ。」

Nicolaus「レルフィーさん、すごいじゃないですか。0のナンバーをもらうなんて!」

Five Moons「自分もレルフィーに負けないように、精進しなければならぬな。」

Zeid「よろしくな、レルフィー。」


かくして、ミスリル銃士隊は、次の戦場を目指して旅立っていく……

辛く、厳しい戦いは依然続くだろう。しかし、我々はもう惑わない。

かの人は言った。どんなに深く暗い闇の底にも、目を凝らせば、必ずや光はあると……

いつでも、どんなときも共に戦う仲間がいることを忘れるなと……

さあ、共に行こう、冒険者よ。

君らあるかぎり、我がバストゥーク共和国軍も決して歩みを止めることはない。

絶えることのない光に向かって……

レルフィー
レルフィー
クララ隊長を無事に救い出すことができてよかった!そして、ミスリル銃士のナンバー0ですって!これからもがんばります!

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初稿:2024年3月9日
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