WoGM9 踊り子の憂慮

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アイキャッチ[アルタナミッション] アルタナミッション

今回は、アルタナミッション第9弾「踊り子の憂慮」を進めていきます。

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このミッションを進めるためには、過去三国に対応したクエストを規定されたところまで進める必要があります。

レルフィーはバストゥークに所属しているので、過去バストゥークのクエスト「新たなる猜疑」の続きである、「騒乱の行方」と「隠滅の炎」を先に進めておきました。

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今回は、アルタナミッション第9弾「踊り子の憂慮」を進めるために必要な連続クエスト「騒乱の行方」を進めていきます。 アルタナミッション第9弾「踊り子の憂慮」を進めるためには、過去三国に対応したクエストを規定されたところまで進める必要があります...
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今回は、アルタナミッション第9弾「踊り子の憂慮」を進めるために必要な連続クエスト「隠滅の炎」を進めていきます。 アルタナミッション第9弾「踊り子の憂慮」を進めるためには、過去三国に対応したクエストを規定されたところまで進める必要があります。...

攻略手順

南サンドリア[S]K-6テンキー6あたりにある酒場「獅子の泉」の扉Door:"Lion Springs"を調べ、イベントを見ます。

北サンドリアへ通じる門I-7テンキー2あたりにいるRaustigneに話しかけ、イベントを見ます。

ジャグナー森林[S]I-8テンキー4あたりにあるElegant Footprintsを調べ、イベントを見ます。この場所へは、Survival Guideでブンカール浦[S]へワープし、E-7テンキー4からジャグナー森林[S]へ入り、北上するルートで移動します。

ジャグナー森林[S]のElegant Footprintsへのルート

このイベントでは複数の選択肢が出てきますが、選択した項目により、その後に要求されるアイテムが変化するようです。

レルフィーはレベル上げをしていたときに手に入れたニュモモちゃんがあったので、ニュモモちゃんになりそうな選択で進めていきました。

ニュモモちゃんルートは「子ミスラ」→「プニプニ」→「高いところ」→「……緑?」→「クポォー」→「キュートさ」で行けました。

指定されたアイテムを持っていたとしても、一度エリアチェンジしないといけないようですので、エリアチェンジを挟んでからElegant Footprintsに指定されたアイテムをトレードし、イベントを見ます。

ストーリー

ラヴォール村での事件の後、レルフィーは過去のサンドリアに戻りました。リリゼットに会うべく、酒場「獅子の泉」へ行ってみると……。

Mayakov「……あら、あんた、レルフィー、だったかしら?久しぶりね。」

Mayakov「リリゼットに何か用なの?あいにくだけど、留守にしてるわよ。たぶん、ドラギーユ城じゃないかしら?」

マヤコフによると、リリゼットもポーシャも、ラジュリーズのところへ足しげくお見舞いに通っているそうです。というのも、この間のラヴォール村での傷が……。

Mayakov「でも、いくら心配だからって、こんなにレッスンをほったらかしなんてプロ失格よねえ。まったく、しようのない子たち!」

特にリリゼットは、トップとしての自覚が足りないので、戻ったらお仕置きだそうです。もしリリゼットを見かけたら、マヤコフが怒っていることをキツく言っておいてほしい、と。

話に了承し、その場を立ち去ろうとしたところ、マヤコフに呼び止められました。

Mayakov「……ねえ、この前は助かったわ。あの子たちを守ってくれて、ありがとうね。ふふ、見直したわよ、あんた。」

Mayakov「そんな冴えないナリで、なかなか腕が立つなんて……ちょっとあたくし……ぐっときたわ!」

Mayakov「どお?ウチに入団しない?大丈夫、踊りだったら、あたくしがみっちり鍛えてあげてよ……手取り足とりね♪」

い、いえ……やめておきます……。

Mayakov「……やーね、冗談よ冗談!そんなに怖がらないでちょうだい。可愛いわねえ!おほほほほほ!」


マヤコフから無事逃げられたレルフィーは、その足でドラギーユ城に向かいましたが……現代では北サンドリアに続くはずの門は、固く閉ざされていました。

Raustigne「……止まれ。この先は、北サンドリア、そしてデスティン国王のおわす畏れ多きドラギーユ城。この門の通行は、一般に許可していない。そなた、何用だ?」

鉄鷹騎士団のラジュリーズと、今お城にいる踊り子リリゼットの知り合いなのですが……。

Raustigne「……本当か?身分を証明するものがなくば、通すわけにはゆかぬぞ。」

Vestillet「……どうした?」

Raustigne「はっ!ヴェスティーレ様。どうも、不審な者が……」

ちょうどそこへやってきたのは、ラヴォール村でレルフィーたちよりも先に村の防衛にあたっていた、王立騎士団茜隼騎士隊の隊長ヴェスティーレ。

Vestillet「おお、お前はたしかこの間のラヴォールの……」

Raustigne「は。お知り合いですか?ヴェスティーレ様。」

Vestillet「ああ。なんでもラジュリーズのマブダチだって話だぜ。邪険にすると怒られるぞ~。」

Raustigne「それは……し、失礼しました。どうぞ……。」


ドラギーユ城では、ラジュリーズ率いる王立騎士団茜隼騎士隊が作戦会議をしていました。

そして、それを部屋の入口で見守るポーシャ。

Portia「……あ、あなたは……」

ポーシャに会釈をし、レルフィーは作戦会議をしている部屋に入っていきました。

Ragelise「……よう。第7独立戦隊のレルフィー、だったな。久しぶりじゃねえか。どうした?」

ラジュリーズが隊員の方を向き合図を送ると、隊員は一斉に敬礼し、部屋を出て行きました。会議を解散してくれたようです。

隊員全員が部屋から出ると、ポーシャも駆け寄ってきました。ラジュリーズの体が心配なのでしょう。

Ragelise「ひょっとして、オレの体を心配してくれたのかい?あの、奴らから受けた呪痕……。ふふ、有難えが、杞憂ってもんだ。」

Ragelise「なめてもらっちゃ困る。仮にも鉄鷹騎士団を率いる身、そう易々と……ぐっ……」

Portia「ラジュリーズさま!」

やはり、ラヴォール村で受けた呪痕は、かなり強い影響が出ているようです。

Ragelise「……大丈夫だ。心配ない。」

Portia「でもっ……」

Ragelise「……レルフィー、頼みがある。」

ラジュリーズの傷のことは一切、他言無用にしてほしいとのこと。

鉄鷹騎士団はラテーヌ会戦で半壊してしまいましたが、ラジュリーズがようやく立て直したところ。ようやく、この戦いを勝ち抜く自信がメンバーに芽生え始めてきたのに、上にいるラジュリーズが倒れたら、何もかもが台無しになってしまいます。

Ragelise「頼む……。」

もちろんです。誰にも言いません。

Ragelise「恩に着るぜ……。それでこそ、オレがダチと見込んだ女だ。」

Ragelise「じゃあな。これから軍議があるから、失敬するぜ。」

Portia「ラジュリーズさま……」

Portia「……ずっと、あんなふうなの。本当は、すごく体がお悪いの……。日増しに、少しずつ、弱っていかれるのがわかるわ。」

Portia「でも、鉄鷹の皆さんの前ではずっと気丈にふるまっていらっしゃって……わたし……心配で心配で……」

Portia「このまま、あの呪痕がひどくなってしまったら……ラジュリーズさまが倒れて……いなくなって……しまわれたら……わたし、どうしよう……」

レルフィーは、ポーシャをなぐさめました。大丈夫、きっと大丈夫。

Portia「……ありがとう。レルフィーさん、優しいのね。ふふ、リリゼットが懐いてるのもわかる気がするわ。」

リリゼットは、あんなふうに気が強くて、月影の狼なんて呼ばれているようですが、本当は優しくて、さみしがり屋なんだそうです。

というのも、リリゼットはだいぶ前に両親を亡くしていて、それからずっと独りぼっちだった、と、ポーシャにだけ教えてくれたんだとか。

Portia「どうか、リリゼットの力になってあげてくださいね。わたし、あなたたちを見てたら、なんだか、とってもほのぼのした気分になったの。どうしてかしらね?」

ほのぼのですか。……あ、そうだ、そのリリゼットは今どこに?

Portia「それが……なんだか、ネコ?を捕まえるとかで舞踏団のみんなを連れて出かけちゃったのよ。ジャグナー森林に行くって言っていたけど、どうしてるかしら……?」


ポーシャから、リリゼットの行き場所を聞いたレルフィーは、さっそくジャグナー森林[S]へ行ってみることにしました。

リリゼットを探しながらジャグナー森林[S]を歩いていると、メシューム湖のほとりで、なぜか陸地に打ち上げられている魚を見つけました。

気になって調べてみると……。

???「よっしゃあ!かかったぁぁぁあ!!!」

どこからともなく踊り子たちが現れ、レルフィーに襲い掛かり……避けきれずに倒されてしまうレルフィーでした。

Lilisette「……って、あれ?レルフィーじゃない!何やってんのよ!?」

いえ、それはこちらのセリフです……。

Lilisette「あのクソネコ……ケット・シーを捕まえようと罠を仕掛けたのに……あなたがかかっちゃうなんて……ほら、起きて起きて!」

Tanja「なんだ、こいつは?」

Raina「リリちゃん、おともだちー?」

Judith「……あ!この人~、こないだロンフォで会った人じゃあん。」

Raina「なに?リリちゃん、お友達になったの?」

Judith「ていうかぁ~、よく見ると、可愛い子だねぇ。うちの舞踏団に入んない~?売れっ子になるかもぉ。」

Raina「うちの舞踏団はいいよー!ご飯も寝る所も用意してもらえるしさー。いろんな国を回って、大スターになって、超お金持ちになった子もいるんだよ!」

Lilisette「ちょ、ちょっとちょっと!変な勧誘しないでよ!とにかく、あとはわたしが引き受けるから!解散、解散!」

Raina「エー?またー?」

Tanja「そうだね、そろそろ戻らないと団長にシメられるよ。」

Judith「あ~だよねぇ~。リリちゃんも程々にしときなよぉ~。」

Tanja「あ、それから、ネコだから魚、ってちょっと安直すぎると思うぞ。」

Lilisette「う、うるさい!」

Lilisette「……ふう。ねえ、この間の話、忘れてないでしょうね?あなたは、わたしと一緒にケット・シーを捕まえて、ラジュリーズさまを助けて……そのあと、未来戦士タッグ、ビューティフル・フューチャーを結成、世界デビューするって約束したでしょ?」

え、そんな話じゃなかったと思うのですが……。

Lilisette「えー?忘れっぽいなあ!まぁ、それはいいから、あなたもこっち来て!一緒に見張るんだから!」


レルフィーは、リリゼットと共にケット・シーが現れるのを待ちました。

Lilisette「かからないわね……。おかしいなあ。こんなはずは……やっぱり、ちょっと安直すぎたかしら?エサを変えた方が良いと思う?」

そうですね……ネコだから魚というのも安直ですし……。

Lilisette「やっぱ、そうかあ。ねえ、じゃあ何が良いのかしら?まずは、敵を知らなくちゃね。ターゲットの再確認よ!」

Lilisette「あいつの正体、何だと思う?」

あれは……子ミスラ?

Lilisette「……ふぅん。」

Lilisette「じゃあさ、あいつの肉球ってどんな感じかしら?」

肉球は……きっとプニプニしているんじゃないかなー。

Lilisette「ふぅん……。」

Lilisette「あいつって、何が好きだと思う?」

何か好きか……そうですねー……高いところ?

Lilisette「……ふぅん。」

Lilisette「そういえば、あいつの目の色って……」

目の色は……えーと……緑?

Lilisette「ねぇ、あいつって、どんな風に鳴くのかしら?」

鳴き声は……クポォー……。

Lilisette「ていうかさ、あいつってば、な~にか、足りない感じがするのよねぇ。何だろう?」

何が足りないか……やっぱりキュートさでしょう!

Lilisette「……ふぅむ。なるほど。」

Lilisette「ようするに、こうね。レルフィーの意見を総括すると……ニュモモちゃん!」

Lilisette「玩具かあ……盲点だったわ。たしかに、ネコなら飛びついちゃうかもね。」

Lilisette「よし!じゃあニュモモちゃんをもって、もっかい、ここに集合ね!わたしは、新しい罠を作って待ってるから!」

魚……かわいそうに……。


レルフィーは、かつてレベル上げに勤しんでいた頃、バタリア丘陵のオークからニュモモちゃんを手に入れていたことを思い出しました。一度モグハウスに戻り、金庫を探してみると……ありました。ニュモモちゃん持って、再度ジャグナー森林[S]へ。

Lilisette「あ、戻ってきたわね!オーケー!これで万事首尾よくいくはずよ。フフ……フフフフフ……」

ニュモモちゃんを置いて、少し離れた場所で監視します。

しかし、ケット・シーはなかなか現れません。リリゼットがイライラしだしました。すると……。

Lilisette「……きたッ!」

Cait Sith Coig「……んんん?……なんだ、コレ……?」

そのとき、リリゼットが用意していた仕掛けが発動!

Cait Sith Coig「……んナッ!?ウワァァァァァアア!!!」

Lilisette「召し捕ったり~!!」

見事、ケット・シーをタルに閉じ込めることに成功しました。

Cait Sith Coig「な、なにすんだ、テんメー!出せ、出せヨ~!」

Lilisette「やーーっと捕まえた!さーあ、何もかもハッキリさせてもらうわよ。こないだのラヴォールでのいろいろをね……!」

Cait Sith Coig「あー……エート……オマエ、なんの話してんノ?」

Lilisette「フフ、フフフフフ……。」

するとリリゼットは、タルの中のケット・シーを掴み……。

Lilisette「しらばっくれんじゃないわよう!」

Cait Sith Coig「あばばばばば、いたい、いたいゼ!オイ!」

耳を持って、激しく上下に振っています。痛そう……。

Lilisette「ねえ、ひょっとして、あんたたち、時間を操れるの?お願い、もう一度、ラヴォールの事件の前に戻して!おと……いや、ラジュリーズさまを助けたいの!お願い!」

Cait Sith Coig「ンンン~??……あ!わかったゼ!ヌーイが言ってたヘンな小娘って、オマエラのことだナ?」

ヌーイ?何のことでしょうか……。

Cait Sith Coig「……フーン。なるほどネ~……。ザンネンだけど、ソレはできないネ~。オレらはオレらのプロジェクトのために、アトモスを開けただけだゼ。オマエラは、ただのコマ……指令どおり動いて……んぐゥッ!」

またしてもリリゼットは、ケット・シーを上下にブンブン振り始めましたよ……かわいそうに。

Lilisette「立場がわかってないみたいね。生意気な口たたくと、首をへし折るわよ!このトップアイドルのわたしの顔に、ひっかき傷をつけた復讐だって、まだなんだから……!」

Cait Sith Coig「あばばばばば、ヤ、やめ……くるし……」

Lilisette「なんとしても、おとうさんを助けないと、大戦に負けちゃうの!だって、ラジュリーズ・B・バルマは、ジュノ攻防戦の功労者なのよ!?」

リリゼットが「ジュノ攻防戦」と言った瞬間、たくさんのケット・シーたちが目の前に現れました。

Cait Sith Aon「……ジュ」

Cait Sith Ochd「ノ?」

Cait Sith Seachd「コー・ボー……」

Cait Sith Tri「セン?」

Cait Sith Naoi「ちょっと、ききましたン?みなさん……」

Lilisette「わぁぁっ!?」

Lilisette「いち、にい、さん……な、なによこれぇ!」

Cait Sith Naoi「アラ、またアータなの?やれやれ、本当に困ったちゃんねぇ……」

Cait Sith Dha「ヤッパリ!ヌーイが言ってたのはコイツラのことだったか。」

よくわかりませんが、彼ら(彼女ら?)の話から察するに、ヌーイ(Naoi)と呼ばれているのが、これまでにレルフィーたちが各地で見かけてきたケット・シーのようです。

Cait Sith Naoi「正直、あんまり感心しませんわ。こうやって、アタクシたちのお仕事に毎度毎度、首を突っ込んでくるなんてっ。」

Lilisette「いいから!ラジュリーズさまを、助けなさいよ!」

Cait Sith Naoi「そうそう、その件ですわ、ラジュリーズ・B・バルマがジュノ攻防戦の功労者……!そうですわね……それじゃあ、ちょっと会議を始めようかしらン?」

Cait Sith Naoi「ハイ、ハーイッ!みんな集合してちょうだいッ!」

ヌーイはそういってケット・シーたちを集めると、会議を始めました。

Cait Sith Naoi「あの小娘がいうジュノコーボーセン……この、水晶大戦で、大きなターニング・ポイントとなるジュノ攻防戦のことですわよね?」

Cait Sith Sia「やっぱり、そおなんだ……。」

Cait Sith Dha「ほんとかネ~?あいつらってシンペー?信用できんノ?」

Cait Sith Tri「で、でもさ、ボクらが手を貸さないと……」

Cait Sith Ceithir「にゃはははは!おまえら、騙されやすいな!アンな小娘信用できるかよ!」

Cait Sith Coig「ソーダソーダ!まとめて爪のサビにしてやろうゼ!」

Cait Sith Seachd「暴力はケンメイじゃないネ。話くらい聞いてみたってイイとおもうンだ。」

Cait Sith Naoi「そうそう、なんでしたかしら?そのランジェリー?とかが……」

Cait Sith Seachd「ラ・ジュ・リー・ズ、だよ。ヌーイ。」

Cait Sith Naoi「ランジュリーズ?がこちら側の手駒なら、たしかにこのまま盤の外に出すには、惜しいですわね。」

Cait Sith Ochd「ウゥーン、わかんなぁいぃ………」

ケット・シーたちの長い長い会議に、リリゼットは少々イライラしはじめているようで……。

Lilisette「ちょっとぉ、まだ終わらないのー!?」

Cait Sith Naoi「うるさいですわ!気が散るから、黙っててちょうだいッ!」

Lilisette「はーいはいはい。じゃあさ、終わったら呼んでよねー。」

ヌーイに怒られたリリゼットは、ついには昼寝を始めてしまいました。

Cait Sith Aon「……ともかく、我々は為すべきことを為すまで。人の子の未来に有用ならば、な……。」

Cait Sith Naoi「……そうねン。じゃ、タスーケツできめましょう!あの小娘と、ランジュリンを助けてもいいと思うヒト!?」

Cait Sith Naoi「いちにいさんよん……ね、わかったわ。そんなの、ほっときゃイイ、って思うヒト!?」

Cait Sith Naoi「いちにいさんよん……?あら?あらあらん??」

Cait Sith Seachd「ヌーイ、自分が手をあげるのを忘れてるヨ。」

Cait Sith Naoi「アラヤダ!?」

Cait Sith Dha「モ~、やってらんないネ~。ダイタイさぁ、こんなことしてる場合じゃないんダロ~?ここの湖にサァ、なんかあったジャン、アレ……おしえてやれバ?」

Cait Sith Naoi「あ、そうですわね!それじゃあ、アレ。おしえてあげましょうか。」

ようやく話がまとまりかけてきた頃……。

???「……アレって、なぁに?」

今までの会話の中で、聞き覚えのない声が。

Cait Sith Naoi「あらまあ、知らないのン?ここらでとれるケルヌンノスの樹脂、いいオクスリになるんですのよ……」

???「へぇ~。そうなんだ~。」

Cait Sith Naoi「ええ、あとはどうするか、あの小娘次第ですわ、……って、あらン……?」

Aquila「やっほ。」

なんとそこにいたのは、ラヴォール村でラジュリーズの左胸を撃ち抜いた、アクウィラ。

んにゃぁぁぁあぁぁ!?

アクウィラの存在に気付いたケット・シーたちは、慌てて逃げ出し始めました。

Aquila「ああ、まって、逃げないで~!」

Cait Sith Dha「ぎにぁぁぁぁぁ!」

なんと、アクウィラに撃たれたケット・シー・ダァーは石のように固まり、そのまま消されてしまいました。

その様子を見て、慌てて逃げようとしたものの、足がもつれて倒れてしまったのは、ケット・シー・オフク。

Cait Sith Ochd「い、いやぁぁ!はなして!はなしてッ!!」

Lilisette「……なに!?」

ただならぬ様子と、オフクの悲鳴のような叫び声に、ようやくリリゼットが気付きました。

Aquila「僕ってさ~、わりとネコとか好きなんだ~。」

Cait Sith Ochd「……イ、イヤ……やめ、やめて……」

Lilisette「あ、あいつ……!」

Aquila「わ~、かわい~ぃ。オドラールには始末してこい、って言われてるんだけどさ……内緒で、ガラリグのかわりに、僕の新しいペットになるなら助けてあげる~。どお??」

Cait Sith Ochd「……お、オォ、ぉ……おことわりなのっ!」

オフクは咄嗟にアクウィラの腕から抜け出し、逃げ出しますが……。

Aquila「そか……残念。」

オフクも、ダァーと同じようにアクウィラに撃たれ、石のように固まって消されてしまいました。

Cait Sith Naoi「ああっ! なんてことッ!どうしてヤツらにこの場所が?」

消されてしまったオフクとダァーのところへ向かおうとするヌーイを、必死にアーンが止めます。

Cait Sith Aon「ならん。我々まで捕らわれるぞ!さあ!」

Cait Sith Naoi「オフク!ダーアアァァ!」

アーンがなかば強引に、ヌーイを連れて逃げて行きました。

Aquila「……ああぁ、他のは逃げられちゃった……。ううん、またオドラールに怒られちゃう。」

Lilisette「き、消えた?いや、消された……?どうして……あいつ……あのネコの仲間ではない??」

Aquila「あれ~?きみたち、ひょっとして……こないださ、僕のガラリグにひどいことした人たち?」

Lilisette「……あ、あんたこそ!おとうさんを……!」

Aquila「……ガラリグ、可哀想だったなあ……動物をだいじにしない人って、僕……大ッ嫌いだな!!」

Lilisette「……くっ、レルフィー、準備はいい!?」

この状況は……アクウィラと戦うしかないでしょう。戦闘体勢に入りました……が……。

Aquila「……あ、オドラール?ごめ~ん。ちょっと、予想外の奴らに会っちゃってさ~。もう戻るよ。」

Aquila「え、大丈夫大丈夫。ネコたちはちゃんと始末したってば、こっそり、家に連れ帰ろうとか思ってないよ?」

Aquila(2匹だけで、他は逃げられたけど……)

Aquila「……ふんだ。命拾いしたね。」

Aquila「つか、あんなネコたちのことを信じてるなんて、きみたちも、おめでたいっていうか……ま、どうでもいいけどさ。じゃ、またね~。」

そう言い残し、アクウィラは去っていきました。

Lilisette「……な、なんなのあいつ……?それに、あのネコが言ってたなんだっけ?クスリってやつ……」

Lilisette「クスリ……まって、思い出したわ……!わたしが、まだ小さくて、おとうさんが生きてたころ、いっつも飲んでた小瓶があった……あれ、ひょっとして……呪痕の傷の薬だったのかしら……?」

Lilisette「ちょっと、確かめに行ってみる。あなたも一緒に来てくれるわよね?だって、わたしたち運命共同体の未来戦士タッグでしょ?」

え、いつからそんなタッグを組んだことになったんですか!?

Lilisette「薬を作ってくれてた、現代の南サンドリアにいるアモーラさんに会いにいくわ。さあ、急ぎましょう!」

レルフィー
レルフィー
ケット・シーが消されてしまった…アクウィラ、いつかは倒さなければならない相手よね、きっと…。

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初稿:2023年12月16日
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