今回は、アドゥリンミッション第3章第1節第1項「イングリッド」を進めていきます。
攻略手順
東アドゥリンのアドゥリン城門前K-9のテンキー3,6,9あたりに行き、イベントを見ます。Waypoint「アドゥリン城門前」へワープすれば、その場でイベントが始まります。
ストーリー
イングリッドと共にアドゥリン城へ。
Hildebert「レルフィー……でしたか?なぜ、あのような胡乱な輩をここに呼ばねばならんのですかな。」
Hildebert「今は同盟の一盟主とはいえ、アドゥリン家は初代王に連なる血の由緒ある家柄。その城に一介の、しかも、他国の冒険者風情を呼ぶなど!」
ちょうどアドゥリン城に着き、中へ入ろうとすると……
Ingrid「あら、面白い。あなたのことについて話してるみたいよ。」
Ingrid「ほら、聞いてごらんなさいな。こっそりとね。」
Svenja「落ち着いてくださいな、イルドベール。」
Svenja「あの者……レルフィーが、リフキン族の女王ロスレーシャから託されたというロスレーシャの実、いわば『リフキンとの絆』を、わたしたちも借りて試したではありませんか。」
Svenja「それでも、誰ひとり、あの子の声を聞くことは叶わなかった。声を聞くことができたのは……」
Hildebert「ふん。あの輩が本当に、ユグナス殿の声を聞きとれているという証拠もありませんな。」
Svenja「わたしには、あの者が嘘をついているようには見えませんでしたよ?知らぬことを誇ることなく、学ぶ姿勢のある良き若者に見えました。」
Melvien「なるほどなるほど。面白いなあ。スヴェンヤ殿。あなたはあの冒険者をだいぶ高くかっているのですね。」
Melvien「我々は、誰しもみな、心に闇を飼っているものだと思うけどねぇ。そんなに彼女を信用して大丈夫ですか。あ、僕はもちろん彼女を信頼してますけど。」
Melvien「それに……あの者を通して、僕らは中の国のことを知ることができる……。軍事、政治、経済。いつまでも、僕たちは狭い島の中や、大陸の端っこだけで細々とやっていくわけにいかないからねぇ……。」
Svenja「ちがいますよ、メルヴィアン。」
Melvien「うん?」
Svenja「確かにわたしは、レルフィーという者のことを悪く言うつもりはありません。ですが、それだけではないのです。」
Svenja「あなたは忘れているようですが、ユグナスの声を聞くことができたのは、アシェラもなのです。」
Hildebert「ぬ……それは……。」
Svenja「そしてアシェラは、その大切な『リフキンとの絆』をレルフィーの手に託したのです。『これはレルフィーに託されたものだから』と言って。」
Svenja「わたしは、イルドベール、メルヴィアン。ただ闇雲にレルフィーを信じると言っているのではありませんよ。アシェラが信じた相手だから、信じようと思うのです。」
Svenja「それに……。わたしは最近ときどき思うのです。このたびのことも……これも初代王が与えた試練なのかもしれないと……。」
Svenja「かの偉大なる王が亡くなられてから幾星霜。その血に連なる者が、開拓を始めた途端にこのような異形の姿に変わるとは、何か抗い難い流れのようなものを感じます。わたしたちは試されているのかもしれない。」
Melvien「試されている?いったい誰にです?」
Svenja「それは……わかりません。でもそう、ひょっとしたら……運命に……。」
Ingrid「ふうん。なかなかの評価みたいね、中の国の冒険者。」
Ingrid「まぁ、あなたがどれほど使えるのか。すぐにわかるけど……さあ、聞きたいことは聞けたわ、中に入りましょう。」
Ingrid「ただ今戻りました。」
Ingrid「みなさま、既にお集まりのようですね。では……さっそくユグナス殿を診てみましょうか。」
Hildebert「同じ家門の者を疑うわけではないが……イングリッド、本当にそれだけでわかるのか?」
Ingrid「女神の加護を祈る者としては、我々の道はさほど離れたところを歩んでいるとは思わないのですがね。そのように疑われるとは心外。」
Ingrid「いえ、若輩の身で過ぎたことを言いました。それで……ユグナス殿ですが……確かに『呪い』かと。」
Svenja「呪い……ですか。やはり。」
Ingrid「ええ。しかも極めて強力な呪いです。ただ……初代王の呪いとはあたしには思えない。」
そのとき、レルフィーが持つロスレーシャの実……リフキンとの絆が光り始めました。
Ygnas『……ち』
Ygnas『…が…』
Ygnas『だ…だ……。うまく……葉に…できな…い』
Ygnas『レルフィー……』
Ygnas『絆…通して、こう……て話が…きるが、そ…もいつ……できるか……』
Ingrid「なにかしら、中の国の冒険者。」
Ingrid「ふん?あなたは初代王の呪いだというの?根拠は?ユグナスが言っている?」
Hildebert「や、やはり……王の……。」
Ingrid「おやおや。イルドベール様。あなた……先ほどは、こちらの冒険者を信用できぬと言っていたのではなかったですか?」
Hildebert「ぬ……。貴様、さてはドアの向こうで……。」
Ingrid「都合の良いときだけ信じるとはね。」
Hildebert「そ、そのようなわけでは……。」
あの、それで……呪いを解く必要はない、と……。
Ingrid「黙りなさい。よそ者に口をはさむ権利はないわ。あんたはただの通訳だといったでしょ?」
Ingrid「まあ、誰がかけた呪いだろうが、今は良いでしょう。それよりも、これだけの強力な呪いを解くには、かなり大がかりな『穢れ祓い』の儀式が必要。けれど……。」
Svenja「けれど?なんですか、イングリッド。」
Ingrid「穢れ祓いの儀式を行うには、必要なものが、いくつか足りません。」
Ingrid「そう……この世界を構成する八つのクリスタルの内、闇を除く七つの力を帯びたもの。雷・氷・光は手元にありますが。土・水・火・風の四つ。用意していただけますか?」
Svenja「それは……具体的にはどのようなものを集めればよいのですか?」
Ingrid「聖なる息吹を浴びたものである必要があります……。」
- 暁の光のみを浴びた石壁の欠片。
- 清められた聖なる水。
- 七年の間、絶やされたことのない炎。
- 風を受けて百年以上経つ風見鶏の羽。
Ingrid「これらの四つを揃えてください。」
Ingrid「そうですね……ちょうど、使い走りに向いた輩がいるようですし。中の国の冒険者。集めるのは、あなたにお願いしましょう。」
Ingrid「全てを集めたら、またここに集まってください。穢れ祓いを行います。」
Ingrid「では、あたしは儀式の用意を始めますので。」
そういうと、イングリッドは部屋を出て行きました。
Hildebert「生意気な小娘め……。」
Svenja「レルフィー……アシェラのことをよろしく頼みます。あの子は、いざとなると危険を承知で突っ走るところがありますから……。」
話し合いが終わり、部屋から出ると……ちょうどアシェラがこちらに歩いてくるところでした。
Arciela「あなたも来ていたんですね。」
Arciela「エクソシストのイングリッドが、あにさまを診るために来た。そう聞いて、すぐにやってきたのだけれど。もうみな帰ってしまったみたい。儀式はどんな様子でした?」
穢れ払いと呪いについて、詳しく話しました。
Arciela「えっ。穢れ祓いを行う、と?そうですか……イングリッドは呪いだと言ったのね。でも、その元凶は初代の王ではないと……。」
そうなんです。あと、ユグナスの言葉がはっきりせず、切れ切れになってしまっていて……。
Arciela「あにさまからの心の声が途切れ途切れに?どういうことかな……。」
……アシェラ?
Arciela「……あにさまに症状が出たのは、中の国に開拓者を募り始めた頃なんです。最初は発疹のようなものだったの。ウルブカの森の瘴気にあてられたのかもと当時は言っていたのだけれど……」
その頃は、まだリフキンのような姿ではなくて、普通に会話をすることもできていたそうです。
それが徐々にあの姿に変わっていって、ついには人の言葉も話せなくなってしまい……。
せっかく、ロスレーシャの実を使って心の声を聞くことができるようになったのに、まさか、さらに呪いが進行しているのか……。
Arciela「ああ……。もしかしたら、このまま本当にリフキンそのものになってしまうんじゃ……。」
大丈夫、みんなで協力するから、頑張りましょう!
Arciela「ありがとう。そうですね。わたしがしっかりしなくちゃ。」
Arciela「レルフィーは、穢れ祓いの儀式に必要な物を集めに行くのですね。」
Arciela「あにさまを元に戻すことができるのでしたら、わたしも手伝いますから。何でも言ってくださいね。」
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