今回は、アドゥリンミッション第3章第1節第3項「穢れ祓い」を進めていきます。
攻略手順
東アドゥリンのアドゥリン城門前K-9のテンキー3,6,9あたりに行き、イベントを見ます。
ストーリー
穢れ祓いの儀式に必要な4つの「聖なる息吹を浴びたもの」を集めたレルフィーは、急ぎアドゥリン城へ戻りました。
Ingrid「ふうん。やるじゃないの。もっと手間取るかと思ってたけど……ちょっと、あなたを見くびりすぎていたみたいね、中の国の冒険者。」
Ingrid「でも、これで準備は万端。必要な品は全て揃ったわ。さあ、穢れ祓いを始めましょうか。」
イングリッドはさっそく、ユグナスに向かって穢れ祓いを行いました。
しかし、穢れ祓いが弾かれてしまったのか、イングリッドとユグナス双方が吹き飛ばされてしまいました。
Ingrid「こ、これは……。」
Gratzigg「失敗……か。」
Hildebert「これだけの強き呪い……やはりこれは初代王の呪いなるぞ。」
Hildebert「これでわかったであろう。小娘の生半可な『祓い』の力など通じぬのだ。初代王の遺志は絶対なるぞ!」
Ingrid「……っ!」
Ingrid「そう……確かに。これで解けないとは、簡単な呪いでないことは確かなようね。それならば、さらに大がかりな儀式を行うまで!」
Ingrid「お先に失礼するわ。次は……解呪してみせる!」
部屋を出たイングリッドを待っていたかのように、ヴォルティミアが話しかけてきました。
Vortimere「失敗だったか……。」
Ingrid「申し訳ありません、ヴォルティミア様。」
Vortimere「よい。くっくっくっ。よいのだ。」
Ingrid「ヴォルティミア様?」
Vortimere「これは良き兆しぞ、イングリッド。穢れが増せば増すほど、我らの力は必要になるのだから、な。」
Vortimere「だが、イングリッド。ゆめ、忘れるな。二度も穢れに負けることは許さぬ。この一敗に留めておけ。」
Ingrid「はい。次こそは……必ず!」
Vortimere「悪しき力を退けることこそ、我々エクソスシトの役目。そう……我々でなければならん。他の誰であってもならんのだ。」
Vortimere「大遠征の頃、あの輝かしき時代。エクソシストが重用されていたあの時代を取り戻すためにも、な……。」
Vortimere「開拓は進めなければならぬ。そのためには邪魔者が多すぎるな……先の闘技場の一件でイキ・アスカモットはおとなしくなったが、まだ頑固者が多すぎる。」
Vortimere「イングリッド。」
Ingrid「はい。」
Vortimere「して、実際に触れ、おまえはアドゥリン家当主、あれをどう見るかね?」
Ingrid「正直、計りかねております……。」
Vortimere「ふむ。おまえほどの者でもわからぬか。」
Ingrid「初代の王の呪いなどと戯言を、と思っておりましたが、それも……」
Vortimere「まあよい、いまは捨て置け。急ぐべき問題はそこではない。」
Vortimere「あの娘、さほど脅威にはならぬだろうと放っておいたが……嘘か真かわからぬが、ユグナスの声を聞けるなどとのたまいおって。そろそろ邪魔だな。」
一方、部屋では……。
Arciela「いったい、どうしたらいいの……。」
そのとき、レルフィーが持つロスレーシャの実……リフキンとの絆が光り始めました。
『こ……呪いは解く、な……』
『ああ……』
『感……じる。……の奥深く……ら』
『大い…る厄災…迫……てくる』
Arciela「あにさまが、なにか言っているの?」
『汝ら…導く鍵…そこに……』
Arciela「あに……さま?」
『………………』
『…………』
『……』
ロスレーシャの実の光が収まり、ユグナスの声が聞こえなくなってしまいました。
Arciela「あに……お兄様はなんとおっしゃったの?わたしのことを指差していたみたいだけど……。」
Arciela「えっ。わたしたちを導く鍵?どういうこと、かしら……。」
Hildebert「簡単な謎かけですな。いや謎とも言えない。明明白白でしょうぞ。」
Hildebert「アシェラ殿は、開拓を望んでいなかった。その彼女を指差したということは、アシェラ殿の意を酌め、との意。」
Hildebert「初代王の遺志を守れ、ということに違いあるまい。これ以上、開拓を進めるな、ということに間違いないですぞ!」
Arciela「そんな、わたしは……」
Melvien「ちょっと待って!そうとは限らないんじゃないかなぁ。これは、アシェラ殿に、自分の代わりに開拓を進めてほしい、ということかもしれない。」
Melvien「アシェラ殿には、開拓を進める旗頭になってもらいたい。そういうことかも。」
Hildebert「何を馬鹿なことを!」
Melvien「いえ、必然的な推理ですよ。僕は、ここのところずっと初期の開拓について調べているんだけどね。それによるとね……。」
Hildebert「ふん、嘆かわしい!いつから、この国は初代王のご遺志をこのように軽んじるようになったのか。今こそ我らは、大遠征の時代のように、亡き王の御霊を弔うべきですぞ。」
Hildebert「必要なのは、あのような怪しげな儀式などではなく、初代王の魂をお慰めすること。しかり!必要とあらば、往時のように墓所の封印もやりなおし……。」
Svenja「イルドベール殿!このような場で、滅多なことを口にするものではありませんよ?」
Hildebert「む。うむ……。そうであったな。」
Melvien「そう……ですかねぇ。あの時代と今では、何もかもが違いすぎますよ。御霊を弔うとか。そんな鎮魂の儀式なんて、している余裕があるかどうか。」
Hildebert「余裕のあるなしの問題ではないわ!」
Melvien「いやいや。財務大臣としては迂闊に首を縦には振れませんね。大遠征の時代というのは、あれはあれで、ウルブカからアドゥリンにけっこうの富がもたらされた時代だったのですよ。」
Melvien「お疑いなら、あなたもセレニア図書館にでも行ってお調べになったらどうです?」
Melvien「だからこそ僕は、開拓を続けるべきだと思っているわけでね。今のアドゥリンには、当時ほどの余力はない。イルドベール殿には、今更の話かもしれませんが。」
Hildebert「信仰を金に換算しようというのか。虫唾が走るわ!」
Melvien「人々が飢えることを前提とする政策には乗れない、というだけの話ですよ。」
Hildebert「わしが民をないがしろにしていると言いたいのか?」
Melvien「ない袖は振れない、と言っているだけです。」
Arciela「やめて!」
Arciela「もうそれ以上は、やめて……ください。」
居たたまれなくなったアシェラは、走って出て行ってしまいました。
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