今日は第2章第1節「リフキンを統べるもの」からスタートします。アドゥリンミッション第1章第8節「再会」までの話はこちらから。
クエスト:幻の果実水
アドゥリンミッションの第2章を進めるためには、まず西アドゥリンで受注できるクエスト「幻の果実水」を途中まで進めておく必要があります。
西アドゥリンJ-9テンキー8あたりにいるBerghentを訪ねます。
Berghent「ううむ……これでもない……か。」
このおじいさんは60年ほど前、中の国のとある果実を絞った飲み物を飲んだことがあるそうです。ボコボコとして緑色の果実で、パカッと割ると鮮やかな赤色。甘いようで甘すぎず、下に残るわずかな酸味が格別だったとか。
妻に先立たれ、そろそろお迎えがくる年齢になったところ、ふとしたことでその飲み物を思い出したようですが、その果実がなんだったのか。今では、それだけが心残りだと。
そこで、中の国から来たレルフィーに、その果実について思い当たることがあれば教えてほしい、という依頼を受けました。
西アドゥリンG-10あたりにあるMUM.ワークスに行き、中にいるMasadを訪ねます。
Masadに話しかけたと同時に、後ろから声を掛けられました。
Teodor「やあ、初めまして。私はテオドールというものだ。」
振り向くと、見るからに顔色の悪い、ついでに人相も悪いおじさんが立っていました。
Teodor「楽しんでいるかい?ここに来たら、楽しまなくては損だよ。人生は長く退屈なものだからね。楽しめるときは思い切り楽しむことだ。」
そうですね。ところで…テオドールは何を飲んでいるんですか?真昼間からお酒?
Teodor「ウルブカの森で採れる果実を絞った果実水だよ。私はこれが好物でね。ところが、これがなかなかに珍しい実で滅多に手に入らない。」
へぇ、果実水ですか。
Teodor「外見はでこぼこした緑色の果実なんだがね。割ってみると中は真っ赤なのが特徴なのさ。」
ん?でこぼこした緑色の果実で、中は真っ赤?さきほどのおじいさんが探していた果実と特徴がよく似ているような……。
Teodor「おや、気になるのかい?それでは、クーリエ・ワークスでも覗いてみたらどうかな。」
ウルブカを出入りするあらゆる物を管理しているのが、COU.ワークスらしい。さっそく行ってみることにしましょう。
西アドゥリンG-7あたりにあるCOU.ワークスに行き、中にいるDewaltを訪ねます。
Dewalt「ん? なんだい、開拓者さん。今年、森で採れた果実について知りたい、だって?」
そうなんです。でこぼこした緑色の果実で、割ってみると中が真っ赤の果実なのですが…。
Dewalt「そりゃあ、グリーンアイズベリーだな。原産は確か……中の国だったはずだよ。」
遠い昔に、中の国を旅した人が種を持ち帰ってきて、それを大遠征の時代に森に植えたという話らしい。
大遠征時代は、今よりもっと森の奥の方まで畑があったようで、そのときに植えたものが野生で生き残っているんじゃないか、という話。
今では原産地でも採れなくなっているようですが……。
アドゥリンミッションを進めるうえでは、ここまで話を聞いておけばいいようですので、ミッションの続きに戻ります。
アドM2-1 リフキンを統べるもの
西アドゥリンG-10あたりにあるMUM.ワークスに行き、中にいるMasadを訪ねます。
Masadに話しかけると、またテオドールが後ろから声を掛けてきました。
Teodor「たいそう難しい顔をしているな。悩みがあるなら聞いてやらんでもないよ?」
単刀直入に聞いてみましょう。リフキン族の女王に会いたいのですが…。
Teodor「では、まずちょっとした昔話からだ。」
言い伝えだけが残っているくらいに、遥か昔のこと。
初代王は、仲間と共にウルブカの大地へとわけ入り、行く手を塞ぐあまたの敵を打ち倒し、従えていったという。最も激しく抵抗したモンスターの王たちですら、初代王に倒されたのちに忠誠を誓ったという。
それが七支公。
その後も、次々とモンスターたちを従えては、森の奥深くへと侵攻していきましたが、結局、初代王は開拓を諦めてしまったようです。
初代王が死ぬ間際、自らの遺言として言い残しました。
『ウルブカには立ち入るなかれ』
これが、王の「古の盟約」と呼ばれるようになったと。
Teodor「今でも七支公はこの契約に縛られている。いや……七支公だけではない。わかるかね?」
それは、リフキン族も?
Teodor「その通り!だからリフキン族たちは、人間が森に立ち入ることを良しとしない。彼らにとって王との誓いは絶対なんだ。」
その誓いを覆せるのは、盟約を交わした初代王本人、もしくは「王の遺志を継ぐ者」として認められた者なのでしょう。
初代王の願いは、彼が子孫に託した剣に今も刻まれているという。かつて、新しい王が即位するときは、必ず初代王の遺剣を掲げて、盟約を守る誓いを立てていたようです。
Teodor「おや、意外かね?昔はそうだったのだよ。」
アドゥリンの歴史において、ウルブカの大地に人が入ったのは、初代王の時代と、王の伝説が忘れられつつあった大遠征の時代の2度だけだという。
しかし時代が下り、いまやアドゥリン家は十二名家のひとつでしかなくなり、現アドゥリン家当主のユグナスは、その位を継ぐときに歴代の当主のようにはしなかった。
むしろ、若き当主は遺剣を手放して、再びウルブカの開拓を始めることを宣言。そして、新しい開拓の時代が始まってしまった、と。
では、王の遺剣は今どこにあるのか。ユグナスが即位するとき、彼に最も近しい人物が譲り受けているという。
その剣って……アシェラが持っていた剣だ!
Teodor「その通り!今ではあの若姫の持つ剣だけが、古の王の遺志を示すただ1つの物と言っていいだろう。」
となると、アシェラが持っていた剣があれば、もしかしたらリフキン族の女王と接触できるかもしれない。テオドールの話は、大きなヒントになりました。
Teodor「初代王は確かに初めは夢を追っていた。森の奥深くへとわけ入り、遥か彼方まで到達しようとしていた。……言い伝えによれば、そういうことになっている。まるで君たち冒険者のようにね。」
アドM2-1-1 その瞳の輝きゆえに
西アドゥリンE-8にあるPIO.ワークスのカウンター横にいるLevilを訪ね、テオドールから聞いた話を報告します。
Levil「どうだい?何かわかったかい?」
初代王の遺剣が、アドゥリン家に代々伝わるものだという話を聞いてきました。
Levil「あれって本当に初代王のものだったんだ。若姫さまはあの剣をとても大切になさっているみたいで、肌身離さず持ち歩いてるね。」
その剣を借りることができればいいのですが……。
Levil「借りたい?それはさすがに無理だと思うけれど。その剣が重要なのかい?」
はい。リフキン族にとって王との誓いは絶対らしいので、せめて「王の遺志を継ぐ者」として、初代王の遺剣を持って行けば……。
Levil「ほう、へえ、なるほど。その剣があればリフキン族に信用してもらえるかもってことか!」
アシェラはお城にいると思う、と聞いたので、お城に行って直接話をしてみましょう。
アドM2-1-2 遺剣の在り処
アシェラに会うために、東アドゥリンK-9のアドゥリン城門前にいるPloh Trishbahkを訪ねます。
すると……。
Fremilla「ああ、困ったわ!どうしましょう、どうしましょう……困ったこと。」
アドゥリン城門のあたりで、メイド姿の人たちがあたふたしています。どうやら、アシェラの姿が見えなくて探し回っているようです。
もしかしたら、着替えて森に行ったのかも…。「シルダスのエルゴンの様子が気になる」と言っていたんだとか。
Fremilla「はっ。今のは聞かなかったことにしてちょうだい。い・い・わ・ね?」
いや、聞こえてしまったのでそれは無理です。さっそくシルダス洞窟に向かいましょう。
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