今回は、アトルガンミッション第37話「修羅の道」を進めていきます。
攻略手順
アトルガン白門I-10あたりのサラヒム・センチネルに入ると、イベントが始まります。
ストーリー
ハザルム試験場からアトルガン白門へ戻ったレルフィーは、報告のためにサラヒム・センチネルに行くと……奥からヒソヒソ声が聞こえてきました。
Abquhbah「……それで、ドゥザフの指名手配は急きょ……」
(ヒソヒソヒソヒソ……ヒソヒソヒソ……ヒソ……ヒソヒソヒソヒソ……。)
Naja Salaheem「……んなっ……!?!?」
アブクーバからの報告に、ナジャ社長が驚いているようです。
Abquhbah「……その、残念ながら懸賞首はもちろん情報買取までも……」
(ヒソヒソ……ヒソヒソヒソ……ヒソヒソ……ヒソ……ヒソヒソヒソヒソ……。)
Naja Salaheem「……あ、あたいの……腹黒な金蛇勲章がもらった御用達な一攫千金で見つけたプロジェクトが聖皇さまなんだよッ!!!!」
Abquhbah「な、ナジャ社長っ!?」
ナジャ社長が何を言っているのか理解できないくらい、動揺しているようです。
Naja Salaheem「アハハハハ、世界へ羽ばたく、あたいの翼が……ほら!あたいの……あたいの……アトルガン黄金貨2000枚が飛んでくよ!」
Abquhbah「お、お気を確かに……。」
アブクーバの報告は、ナジャ社長がおかしくなってしまうくらいに衝撃的だったようですね。
Naja Salaheem「ダァ~ッ!だいたい、なんだい!あのスットコドッコイは今の今までなにをしてるんだい、なにをッ!」
Naja Salaheem「あたいの推理が当たってたにせよ、外れてたにせよ、すぐに連絡をよこすのが社員のスジってもんだろ?」
Abquhbah「お、おっしゃるとおりです~。」
ナジャ社長が大荒れに荒れているところへ、顔を出したレルフィーでしたが……。
Naja Salaheem「ったく、いまいましいったら……!ありゃしないネェ!!!」
勢いあまって、モーニングスターがナジャ社長の手からすっぽ抜けてしまい……。
モーニングスターが飛んでいく先には、レルフィーが……。
Abquhbah「あぁっ!危ない!」
咄嗟に飛びついて止めようとするアブクーバでしたが、わずかに届かず……レルフィーに直撃してしまいました。
Abquhbah「ああ、そんな……。しっかり!しっかりしてください……!レルフィーさ~~~ん……。」
場面は変わって、皇宮内。
Razfahd「900年だ……。900年もの長きにわたり歴代聖皇は、各地に散らばった鉄巨人の骸をこうして接ぐことを夢見てきた。」
アトルガンはそのために、失われた魔笛を求め、内外で無益な争いを繰り広げてきたそうです。結果的にそれは、壮大な回り道でした。
しかし、ラズファードの父ジャルザーンは違いました。鉄巨人を、そして魔笛を、自分で作ろうと思い立ったのです。
「……必ず道はある。もし無ければ作るまで……。」
それがジャルザーンの口癖でした。そして、その意思を、その遺業を、ラズファードが引き継いだのです。いや、それはきっかけに過ぎず、ラズファードにはラズファードの理想があってやっていることなのでしょう。
Razfahd「……アレキサンダーは、この巨大なアルザダールの鉄巨人のように、あの機関巨人をよりしろとして選ばれるだろうか?」
Ghatsad「弱気は禁物ですぞ。」
アレキサンダーは、この世でもっとも強いものを愛されるといいますが、計算上は、機関巨人はアルザダールの鉄巨人を数倍も上回るほどの、絶大な火力を発揮できるはず。
そしてガッサドは、アレキサンダーが降臨の日を待ちわびているはずだ、と確信していて、その意志に従っただけだ、と言います。
Razfahd「そうだな……。だが、我々が感傷に浸る暇などない。ゴルディオスを紐解くまでは。」
Ghatsad「はい。……それにしても皮肉なものです。」
実は、ナシュメラの母ジュブリールが、ガッサドが設計したオートマトンにゴルディオスを「紐解く」ための小細工をしていたようです。
……ジュブリールは頭の切れる女性でした。
かつてジュブリールは、難解なワラーラ文書を読破したことで知られた学僧でしたが、ガッサドが学僧から俗人に戻らせて弟子にしたそうです。
また、ラズファードがまだ幼かった頃、ジュブリールの余興につきあって人形操作の手ほどきを受けたそうですが、彼女が取り付けた「行動パターンを覚えさせる装置」、つまりプログラミングのおかげで、初心者のラズファードでも、まるで生きているかのようにメネジンを動かすことができたという。
そのときジュブリールが何気なく語った言葉に、真実が隠されていたようです。
すべてはゴルディオスの賜物……。
Razfahd「ナシュメラは?」
Amnaf「いまだ、寝室に引き篭もられたままでございます……。」
Razfahd「ナシュメラに伝えろ。おとなしく協力し、人形のプログラムを開放するならば、ルザフの処遇、考えてやってもよい。開放せぬならば、メネジンとアヴゼンをばらし、ガッサドに解析させるしかない、とな。」
Amnaf「御意。」
しかし、ラズファードに、ルザフの処遇を考えるつもりは全くないようです。
機関巨人が完成に近づいたとき、ルザフもまた甦ったことについては、偶然ではないと考えていて、その因果関係がはっきりするまでは、生かしておくつもり……とのこと。
Razfahd「安心しろ。冥界の連中が望む最終決戦ラグナロクとやらは起こさせぬ。審判の日の鍵は、すべて我が手中にあるのだ。私は御してみせる。それが神であろうとな……。」
一方、サラヒム・センチネル。
Abquhbah「あ、気がついたみたいですー!」
Naja Salaheem「……ああ、よかったよぉ~。」
Abquhbah「へ……?」
Naja Salaheem「……フンッ!そうかい。」
Abquhbah「ナジャ社長、一応謝ったほうが~。」
Naja Salaheem「これは……その……そう、ドゥザフによる不可抗力だよっ。言っとくけど、社の労災はおりないからね!」
Abquhbah「社長!!」
Naja Salaheem「……その、ごめん……。」
Naja Salaheem「……そ、そんなことよりあんた、なにか報告があって出社したんだろう?ネェ?」
そうそう、アフマウからの伝言があるのでした。
Naja Salaheem「なぜ、それを早く言わないんだい!」
Naja Salaheem「ちょっと早過ぎだよ……いや、事態はそこまで……。」
Naja Salaheem「……ん?……見世物じゃないよ。しばらく考えごとをするから、2人とも席を外しとくれ。シッシッ!」
Abquhbah「社長ってばいったいどうしちゃったんでしょうか?急に考え事がしたいだなんて……。」
Abquhbah「慣れないことして具合でも悪くなさって、後で嵐が吹き荒れなきゃいいんですけど。でもまぁ、ドゥザフの懸賞金がパァーになったわりには穏便にコトが済んでなによりですー。」
いずれにしても、しばらく考えごとをするとのことなので、また出直すことにしましょう。
サラヒム・センチネルから出て、さてどうしようか……と考えていたところへ、トラビアルスが声を掛けてきました。
Travialce「レルフィー様。捜しておりました。火急の言伝がございます。バルラーン大通りまでご同道ください。」
トラビアルスに連れられ、バルラーン大通りへ。
Travialce「そうですか……。やはり、聖皇ナシュメラ2世は実権を失い、宰相が国政を……。まさか、殿下のご懸念が現実になるとは……。」
かつて殿下……トリオンは、国賓としてアトルガン皇国に招かれたことがあって、現聖皇ナシュメラとは顔見知りだという。
そのとき何があったのかはわかりませんが、トリオンは「彼女なら最後の舵取りを誤ることはない」と信じていたようです。
Rodin-Comidin「トラビアルス殿っ。」
そこへロディン・コミディンが声を掛けてきました。
Rodin-Comidin「このようなところに呼びたてるとは、いささか軽率ではありますまいか!?」
いくら他人に聞かれる心配が低いからといって、抜き打ちで取り調べがあったらどうするのか、と、ロディン・コミディンが詰め寄ります。
Rodin-Comidin「ああ、そうそう……」
口を挟む余裕を与えることなく、ロディン・コミディンは話を続けます。なんと、トラビアルスとの情報交換を無しにしたい、と言いだしました。
何でも、ロディン・コミディンは魔笛に関して新しい情報を仕入れたので、その報告にてんてこまいだから、と。
Rodin-Comidin「はっ!シャ……カラババ様に口止めされてたんでしたぁあっっ!」
咄嗟に逃げ出そうとするロディン・コミディンでしたが、そこへもう1人合流し、それどころではなくなってしまいました。
Rodin-Comidin「誰だ!?」
Travialce「アヤメ殿!お久しぶりです。驚きました。まさか、ミスリル銃士のアヤメ殿が来られるとは……。」
Ayame「我がバストゥークとしても、もう、情報庁の諜報員だけに任せておける事態ではなくなった、ということです。」
バストゥークの戦略指令局は、すでに第三共和軍団、つまり共和国艦隊に臨戦態勢を命じたようです。
Travialce「なんですと?それは、性急に過ぎるのでは……。」
しかし、ウィンダスも水陸両用のカーディアンを配置完了しているとのこと。
Ayame「そんな話より、全員そろったのなら、本題に入りませんか?」
Travialce「まだ、ゲッショー殿と連絡がとれておりませんが……。」
Ayame「申し上げ難いのですが、連絡のつかない方を悠長に待っている時間はないのではありませんか?」
……ついに、恐れていた事態を迎えた、と、トラビアルスは話し始めました。
水晶大戦から20年、一度も開かれることのなかった四国軍事会議が、ついに開催されることになったようです。
もちろん、開戦は回避しなければいけません。そのためにも、情報収集を競い合っている場合ではないのです。
Ayame「そうだ、レルフィーはなにか知っているのではありませんか?皇国の中枢に浸透しているのでしょう?」
ラズファードから、「賽は投げられた。おとなしく聖皇の名の下に服属せよ」と伝えるよう言われたことについて話すと……。
Travialce「……開戦は避けられないかもしれませんね……。」
Ayame「ええ。しかも恐らく水晶大戦を上まわる規模の戦いになる。そして、犠牲者も……。」
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