今回は、アトルガンミッション第39話「連合の混迷」を進めていきます。
攻略手順
ル・ルデの庭H-7あたりのオーロラ宮殿に入ると、イベントが始まります。
ストーリー
アトルガン白門でナジから四国軍事会議召喚状を受け取ったレルフィーは、会議に参加するために。ジュノの最上層ル・ルデの庭にあるオーロラ宮殿までやってきました。
Naji「おーい。待てよレルフィー!フゥ……今から会議に出頭するとこだろ?どうやら間に合ったみたいだな。さあ!議場なら、あっちだぜ。」
Naji「でも、その前にちょっと一服させてくれ。なーに、どうせ空転してるんだ。構いやしないさ。」
議場では、既に各国の首席たちが集まり、アトルガンの動向について話を進めています。
Volker「……だから、何度も言うように皇国の秘密兵器、機関巨人とやらの完成を我々はなんとしても阻止せねばならんのだ。そのためなら、我がバストゥークは単独での武力行使も辞さぬ覚悟でいる。」
Shantotto「同感ですことよ。魔笛を5つも自前で揃えた以上、皇国の意思は明らか。もはや、一刻の猶予もないと見るべきですわね。」
Trion「しかし、いま出兵すれば、宰相をはじめとする皇国内の主戦派に格好の口実を与えてしまうだけだろう。」
今も、皇国内には聖皇ナシュメラを慕い、その意見に従う者が少なくないと考えるトリオンは、その可能性にかけてみたい、という。
しかし、聖皇ナシュメラから身の自由が与えられているトリオンの、希望的観測が多分に含まれているのではないか、とシャントットに突っ込まれてしまいました。
しかも、聖皇ナシュメラは宰相ラズファードの傀儡と化している、という情報をもたらしたのも、トリオンの部下ではなかったのでしょうか。
この突っ込みに、言葉を無くすトリオン。
Wolfgang「しかし、これは大きな戦になりますね。ここは、もう少し外交的努力を重ねてからでも……。」
ウォルフガングの意見は、確かに正論です。
ですが、相次ぐ戦乱で疲弊しているとはいえ、相手は大国です。こちらから先手を打たなければ、こちらは水晶大戦に匹敵するほどの犠牲者を強いられることになることを、フォルカーは危惧しています。
Shantotto「いいえ。そんなものではすまなくなるかもしれませんことよ。」
Wolfgang「どういうことです?」
Shantotto「みなさま、ゴルディオスはご存じですわね。」
Trion「ああ……忘れるものか。」
ゴルディオス……ワラーラ寺院に安置されている神体で、世界の理が記されているという……。
しかし、シャントットが言うゴルディオスはそれではなく、今からさかのぼること900年ほど前、1年もの間、地上から夜を奪い去った超新星のことだそうです。
Trion「思い出したぞ!教皇から習ったことがある。天晶元年に女神さまが起こされた奇跡だな?」
Volker「後に、光度を落としアレキサンダー座に納まったという、北天に輝く一等星のことか……。」
Shantotto「これだから歴史の浅い国々は……」
その話は、たまたま超新星の軌道上にあった星のことで、超新星の正体ではないという。
シャントットが目の院の奥で見つけた、とっても古そうなパピルスを束ねた古文書に記された内容によると、「白き神と黒き神が争うと、天空には巨大な穴が穿たれ、地上には大いなる嵐が吹き下ろされた。それがラグナロクである。」と書かれていたようです。
Volker「ラグナロク……神々の黄昏と呼ばれる北方の伝説ですな。超新星は神々の戦いの光だった、とでも?」
Shantotto「あら、おしいですこと。あたらずとも遠からず……半丸ですわね。ここからは、これまで集めた情報をもとにした、わたくしの推論ですけれども……」
シャントットの推論によると……。
かつてアトルガンは、白き神を宿した巨人を空高く打ち上げ、天の道を歩ませて世界を支配しようとしました。
しかし、アトルガンと対立していた「黒き神を信奉する国」はそれを良しとせず、生け贄により得た冥路の騎士を、空に放ちました。
天空での死闘の末、ばらばらになった巨人と、傷ついた騎士は、共に堕ちたことでようやく戦いが終わりました。
けれど、後に残されたのは、焦土と化した大地。そして、世界に天変地異をもたらすことになる天空の大穴でした。
Wolfgang「……なんということだ……。」
Volker「……馬鹿げた妄想を。巨人が空を飛ぶ、などと……それに、その現象がゴルディオスの名と何の関係がある?」
Shantotto「我がタルタルは、昔から食にかけてはうるさい種族。先人たちは、きっとどこぞから食材を運んできた貿易商を通じて耳にしたのでしょう。その発端となった巨人の卵の名を……。」
Trion「……我々は、魔笛に惑わされていたのだな。あの球体こそ、もっとも警戒せねばならぬモノだったのか……。」
Shantotto「彼の国の宰相が、ゴルディオスの真の価値に気づかずにいることを祈るばかりですわね。」
ちょうどこの辺で、ナジに連れられレルフィーが合流しました。
Naji「お待たせしましたっ!ナジ、レルフィーを連れてまいりました。」
Ayame「遅いっ。何をしていた!?」
Wolfgang「まぁまぁ、アヤメ殿。」
Trion「それよりレルフィー。よく来てくれた。いまやお前は当事者でもある。だからこそ聞かせてほしい。彼の国で、いったい何が起ころうとしているのか。お前が見てきたこと。そして、思うところを……。」
一方、アトルガンの皇宮内。
……おかげでプログラムのシールドをなんとか突破することができたようです。しかし、だいじょうぶですかな?意識がモウロウとしておられる御様子……。
……心配ない。私の「慧眼」が目的の記憶を読むとき、その近辺の本人が封じていた記憶も同時に引き出してしまうことがままある。その記憶が起こした一種の記憶退行状態だ……じきに治る。
皇宮内に持ち込まれたと思われるゴルディオスらしきものと、その前には機能が停止していると思われるアヴゼンとメネジン。
おそらく、ラズファードが慧眼を使い、アヴゼンとメネジンのプログラムを動かす方法を、アフマウの記憶から読みだしたのでしょう。そして、ガッサドがプログラムのシールドを突破して……。
その証拠に、アフマウは意識が朦朧とした状態で後ろに立っています。
Razfahd「始めよ。」
アヴゼンとメネジンが光り、ゴルディオスと思われるものの高さまで浮かび上がると、両手を前に突き出して……。
Mnejing『……ほっほぉ~。ついに、この日を迎えたのか。』
Razfahd「この声は!?」
聞こえてきた声に、思わず振り返るラズファードでしたが……。
Razfahd「お前のわけがない……か。」
もちろん、アフマウの声ではありません。この声は、メネジンが記憶しているものなのでしょうか。
Mnejing『誰かは知らぬが、アルザダールを完成させゴルディオスの結び目を断ち切ったわけだ。』
Mnejing『おめでとう!とりあえず、そう言っておこう。ウルグーム最強の「光の力」を手に入れるんだからね。』
Razfahd「父上……なのか!?」
Ovjang『けれど、アレキサンダーの力は諸刃の剣……』
Razfahd「今度は、ジュブリールか!?」
ジュブリールというのは、アフマウ(ナシュメラ)の母親。ラズファードとアフマウは異母兄妹なので、ラズファードから見ると、父親の後妻ということになりますね。
Ovjang『その無限の星気……一歩使い道を誤れば、身を滅ぼすことを、伝説が、そして遺跡が物語っています。』
Ovjang『今なら、まだ間にあう。心あるならば、すぐにプログラムを停止させなさい。貴方が賢明な判断を下さんことを……。』
Razfahd「ふっ……小賢しい女よ。最後まで小細工をろうしおって……。」
すると、アヴゼンとメネジンからの光がより強くなり、ゴルディオスが城のようなものに変形しました。
Razfahd「見るがよい!これがアレキサンダーの御意思だ。私は伝説など恐れぬ。運命とは自らの剣で切り拓くものだ!」
しかし、力を使い果たしたのか、力に耐えきれなかったのか……その代償に、アヴゼンとメネジンは崩れ落ちてしまいました。
その様子を見て、ぼんやりとした意識の中にいたアフマウが我に返り……。
Nashmeira「……ア……アヴ……ゼン?メ、メネジン……!?い……いやああああああああっ……!!」
オーロラ宮殿では、レルフィーがアトルガンで見聞してきたことを、みなに話し伝えました。ラズファードの言葉、そしてアフマウとルザフのこと、など。
Trion「よく、話してくれた。お前の口から直に聞くと重みが違う。それに宰相の言葉……。残念だが、彼の国との戦は避けられぬようだな。」
Wolfgang「同感です……。」
Shantotto「さてさて、どうやらこれで決まりのようですわね。」
Volker「我が国の艦隊は、すでに出港準備を終えている。早速、ググリュー洋に展開させ制海権を押さえさせる。よろしいですな?」
Shantotto「オホホ。すでに我が軍は水陸両用カーディアンの先遣隊をワジャーム樹林に潜伏させてありますことよ。」
Volker「なに?それは抜け駆けではないか……。」
各国の首席陣は、すぐにでも攻め込むつもりでいるようですが……。
Naji「ま、待ってくれよっ!」
何かを考えていたであろうナジが、突然発言しました。
Naji「オレ、レルフィーの話を聞いてて思ったんだけどさ。そのルザフってやつは、ラグナロクを望んではいないんじゃないかって……。」
Ayame「ナジ!立場をわきまえなさいっ!」
アヤメを気にすることなく、ナジは続けました。
Naji「そして、アトルガンの聖皇もルザフと同じ考え……そうなんだろう?」
だったら、正正堂堂、大国アトルガンとやり合う必要なんてないんじゃないか、と言います。
ルザフを秘密裡に救出すれば、少なくともラグナロクは防げるはず。そうすれば、聖皇を復権させるチャンスだって生まれるかもしれません。
それに、アトルガンでナジやアヤメらは、あの国で暮らす人の生活や笑顔、そして涙を見てきました。あの国で生きる人たちだって、我々と同じ、血の通った人間です。
だから、戦うのは、手を尽くした後でもいいんじゃないか、と。
Ayame「ナジ……。」
Shantotto「オーホホホホッ。これは、バストゥークの坊やに一本とられましたわね。あなた、その作戦……ご自分でできますの?」
Naji「え?あ……はい!もちろんですっ!」
するとシャントットは、この作戦に、最新鋭のカーディアンを貸してくれるという。
それに続いてトリオンが、歴戦の王立騎士を2名つけてくれるという。
ウォルフガングは、ジュノの高速飛空艇を足に、腕利きの操縦士付きで、と。
Volker「……仕方あるまい。プレジデントには私から断っておこう。」
Naji「隊長!それじゃあ……。」
Volker「ただし!レルフィーが同行することが条件だ。頼まれてくれるな?」
もちろんです。
Volker「すまない……厄介な任務だが、こいつをサポートしてやってくれ。」
Naji「あらためてよろしく頼むぜ!」
Wolfgang「決まりですね。では、私は早速フェリモシエルに高速飛空艇の出港準備を命じておきます。」
Wolfgang「みなさま準備もあるでしょう。これにて一時、閉会といたします。……それでは、作戦成功を祈って!」
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