今回は、アルタナミッション第29弾「勇鷹の墓標」を進めていきます。

攻略手順
現代のバタリア丘陵I-10テンキー6あたり、南古墳の入口の上あたりにある墓標Weathered Gravestoneを調べて、イベントを見ます。
イベントの後、Weathered Gravestoneにライラックをトレードし、イベントを見ます。
ライラックは、ジュノ上層G-6テンキー5あたりにあるM&PマートのAreebahから、120ギルほどで購入できます。あらかじめ準備していくと楽です。
ストーリー
ハルヴァーに教えてもらった男に会うため、レルフィーとリリゼットは、バタリア丘陵にあるラジュリーズの墓標へと向かいました。
ラジュリーズの墓標を含め、バタリア丘陵にはたくさんの墓標がありますが、これらは全て、水晶大戦で亡くなった人たちのものだそうです。
そして、エルディーム古墳の入口近くにある墓標が、リリゼットの「おとうさん」と「おかあさん」……つまり、ラジュリーズとポーシャのものだそうです。
墓標の前でしばらく様子を見ていましたが……。
Lilisette「……まだ誰も来る気配はない、か。」
Lilisette「……あ、そういえば、手ぶらで来ちゃったわね。」
言われてみれば、お墓を訪ねるのに何も持ってきていませんでした。
Lilisette「おとうさんは、ライラックが好きだったの。待ってる間に、ちょっとジュノのお花屋さんまで買ってきてくれる?」
そうですね、ちょっと行ってきます。
Lilisette「わたしはここでお掃除でもして待ってるね。」
ジュノ上層にあるM&Pマートへ行き、ライラックを買ったレルフィーは、急ぎ足でバタリア丘陵の墓標まで戻りました。
Lilisette「……あ、ありがとう。じゃ、お祈りしましょう。」
墓標にライラックを捧げ、お祈りをしていると……。
???「……誰だ?」
その声に振り向くと……ライラックを持ったガルカのおじさんが立っていました。
???「おや、ひょっとして……こりゃ驚いた。娘さんかい?」
???「話には聞いていたが……。言われてみれば、その赤い髪といい、悪戯っぽい目といい、どことなく面差しが似てるねぇ。」
Lilisette「あなたは……?」
Larzos「オレは元アルタナ連合軍のラーゾス。」
その名前を聞いて、リリゼットは驚きが隠せません。
ひとまずラーゾスが持ってきたライラックも墓標に捧げてもらい、話を聞くことにしました。
Lilisette(ねえ、この人って、あの、リリスたちの……?)
Larzos「オレも大戦中、ザルカバード会戦で戦っててな。ラジュリーズ殿には何度も助けてもらった。」
Lilisette「あ、あの、どんな風だったか、ザルカバード会戦の話、聞かせてください。それから、おとうさんのことも……」
Larzos「いいぜ。お安い御用だ。ザルカバード会戦、ズヴァール城包囲戦で我々はラジュリーズ殿が立てた『雪上の嵐作戦』を実行したんだ。」
Lilisette「知ってます!ザルカバード会戦から、ズヴァール城包囲戦で、勝利の要となった連合軍合同の一大作戦ですよね。」
Larzos「そうそう。嬢ちゃん、よく勉強してるねぇ。」
雪上の嵐作戦が切っ掛けで、連合軍は闇の王に勝利を収めました。鉄鷹隊は失われてしまいましたが、ラジュリーズは文字通り、連合軍の立役者でした。
いつも飄々としていましたが、腕は確か。戦場では、それは頼りになる存在で、体が宜しくなかったようですが、それを思わせない鬼神のような戦いぶりだったそうです。
当時の人たちはみな、ラジュリーズを慕っていたと言います。疵がもとで、大戦後に亡くなってしまいましたが……。
Lilisette「……作戦は滞りなく進んだんでしょうか?」
Lilisette「なにか、戦場でおかしなところとか、なかったですか?気になることとか、何でもいいんです。」
Larzos「……んー。そうだなあ。ああ、そうだそうだ。あれ……ありゃあ、何だったんだろうなあ。」
Larzos「ああ、今思い出したぜ。オレらの隊でズヴァール城を包囲し、本丸へ吶喊した時だ。」
Larzos「王の間に至るデーモンたちを千切っては投げ千切っては投げ……」
Larzos「その瞬間、あたりに閃光が走った。それからすさまじい爆風も……」
Larzos「ふと見上げると、上空に大きな雲が、浮かんでいた……いや、雲じゃねえな。何だ、星か……?」
Larzos「周りに奇妙な光が満ちて……まるで夢をみてるみたいだった。オレたちは、しばらく戦闘の手をとめて、それに見入ってしまった。」
Larzos「どれくらい経ったろうな。全員がふと我に返ると、あたりの敵は一掃されていて……」
Larzos「オレの傍らにいたラジュリーズ殿は真っ青な顔をされていた。今のは何だろう、と聞いても黙ったままでな。」
Larzos「おそらく敵の魔法か何かだろう、と、特に気にするでもなく、そのまま戦いに紛れてそれっきりになってしまったが……今思い出しても、ありゃあ奇妙だったねェ。」
Lilisette「星……」
Larzos「そういえば、大戦後に、たまたまラジュリーズ殿に会ったときに、ぽつりと漏らしていたよ。」
「あの時、いずれ死を選ぶことになろうが、闇の力に屈しなかった自分を誇っている」
Lilisette「闇の、力……?」
Larzos「どういうことだったのだろうな。結局意味がわからないままさ。お前さんなら、何かわかるんじゃないかい?」
Lilisette「うぅん……たしかに、妙な話ですけど……。」
Larzos「じゃあ、オレはこれで失礼するぜ。何か困ったことがあったらいつでも相談にのるよ。オレがラジュリーズ殿に世話になった、せめてもの恩返しだ。」
Lilisette「はい、ありがとうございます……」
一通り話を聞いた後、ラーゾスは帰っていきました。
Lilisette「……ラーゾス。こちらの未来ではリリスの手下なんかじゃないのね……。でも、いったいザルカバード会戦で何が……?」
Lilisette「ラジュリーズさまが決断を迫られるような、何かが起こるのね……止めなくちゃ。」
Lilisette「急ぎましょう。863年のザルカバードへ!!」

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